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1998年11月27日(金) 後期の起案第1号


ついに悪名高い後期修習の起案が始まった。

今日の起案は、賃貸借の終了に伴う建物収去土地明渡しの事案で、実務ぼけした頭には少々きついものがあった。

渉外弁護士になる者は、ある程度良好な成績を残しておかないと、いずれ留学の時に痛い目を見ることになるので、頑張るのだが、どうも乗り気になれず、薄い起案となってしまった。

先が思いやられる。






1998年11月26日(木) 後期修習開始


「後期修習は、雰囲気が前期とはまるで違うよ」とは、実務庁の裁判官、検察官、弁護士にたびたび言われてきた言葉であるが、確かに、雰囲気が全く違う。

前期中は、夜になると、いずみ寮のロビーでどこからともなく人が集まってきて、酒盛りが始まっていたものだったが、後期に入ってからは、さすがにそんな光景を目にすることはなくなった。

みんな、自分の部屋に閉じこもって、前期中の復習であるとか、白表紙の精読であるとかに励んでいるのだ。

元々司法試験をくぐり抜けてきた強者であるからして、真剣に勉強するとなったら、それこそ日本で一番勉強をする集団かもしれないのである。

さて、僕はといえば、こんなところで日記を更新しているところからも分かるように、なーんにもしていないのである。

明日に控えた第一回の起案がショック療法となればよいのだが。






1998年11月23日(月) 盛岡を離れる


1年4ヶ月の間住み慣れた盛岡を遂に後にする。

住めば都とはよくいったもので、修習のため赴任するまで全く縁もゆかりもなかったこの都市に、今は確かに愛着を感じる。

それこそ、何度か本気で盛岡に残って弁護士をしようと考えたりもしたほどである。






1998年11月22日(日) 盛岡の生活もあとわずか


盛岡は雪。降り出したと思う間もなく、あっというまにつもってしまい、おかげで生まれてはじめて雪道でのスリップを体験した。







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