弁護士の素顔 写真,ギャラリー 小説,文学,司法試験合格体験記 法律関係リンク集 掲示板


1997年06月20日(金) モデム故障自力解決

モデムの故障のため、開けて調べてみる。開けてみて愕然とする。

モデムの集積回路チップの一つがちゃんとはまらずに折れ曲がっていた。要するにそのピン一本だけが接触不良を起こしていたというわけ。なんて原始的な!

修理に出さなくて良かったと心底ほっとする。
修復して立ち上げると、なんと、快調そのものである。いい加減にしろ、とメーカーのサポートに連絡したくなったがこらえる。

ちなみに明日から、仙台の教官宅に旅行に行くことになっている。楽しみだ。また、デジカメを使って写真をアップしようと考えている。






1997年06月16日(月) モデム故障す。


モデムが壊れた。前から接続できないことが多くて、だましだまし使っていたのだが、ついに運とも寸とも言わなくなった。これだから内蔵モデムは………。






1997年06月13日(金) N&O法律事務所訪問


N&O法律事務所に訪問させていただく。ここは別につてがあったというわけではなく、僕のホームページをたまたま見たアメリカ留学中のN&O事務所の弁護士さんがメールをくださって、その御好意で訪問させていただいたのだ。ホームページにはこういう具体的な効用もある。知的財産関係のお話を伺うことができて、非常に興味深かった。また、事務所の雰囲気も落ち着いていて、リラックスして仕事をしているという印象を受けた。全体的な印象では大きな渉外事務所の中で一番好印象であった。






1997年06月08日(日) イズミ菌(VIRUS IZUMIUS)

イズミ菌(VIRUS IZUMIUS):きわめて悪性のインフルエンザウイルスが、幾多の不健康な肉体に宿るうち、飛躍的な変性を遂げたもの。その発生源には諸説あるが、司法修習生の不健全な肉体を好む点では一致している。馬鹿には伝染しないのは風邪と同じ。ただし顕著な例外例も報告されている。無論、私のケースだ。





1997年06月07日(土) 高熱続く。


熱下がる気配なし。同じくイズミ菌に犯された友人と這うようにして和光市のドラッグストアに出かける。






1997年06月06日(金) 一種の悪夢


しんどい。ただ、ひたすらしんどい。

起案は何とか仕上げたが、自室の時計が9:50を指すのをこの目でしっかり見てしまった。高熱は下がる気配もなく、意識朦朧としたまま、何とか9:30に仕上げて、さあ、プリントアウトしようと思ったら、プリンタがうまく動かない。何度かトライした挙げ句出力されたものを見ると、フォントが一ページの中で何度か入れ替わったりしている。ひどいのになると、一行の途中からいきなり太字になってたりもする。

仕方がないので、ネクタイをひっつかんで、全速力で走る。不幸中の幸いと言うべきか、電車が遅れていたため、遅刻にもならず、起案提出時刻にも間に合った。が、表紙を忘れて手書き。これも一種の悪夢である。






1997年06月05日(木) イズミ菌警報


刑事弁護自宅起案。だが、昨日二次会に連れていってもらったせいか、頭が痛い。夜、高熱を出す。喉が激しく痛む。とても起案どころの騒ぎではない。これが噂に聞く「イズミ菌」か?(注:僕らが入っている寮の名が「いずみ寮」であり、寮生の中で猛威を振るっている風邪の別称を指す。)みんながばたばた倒れても、僕一人は絶対大丈夫だと思っていたのに。しかもよりによって起案の日。最悪だ。






1997年06月04日(水) M綜合法律事務所訪問


M綜合法律事務所に訪問させていただく。

日本最大の法律事務所の一つで、すばらしい一等地にある。
最大手といっても、日本の弁護士は56人程度で、アメリカの最大手の法律事務所(ローファーム)が抱える弁護士の数が1000人程度であることを考えると、まだまだ規模が小さいとの説明を受ける。もちろん仕事はハードで、毎日午前様も珍しくなさそうだ。しかし、居心地は良さそうで、のりも良かった。(アソシエイツ、パートナーのほとんどが、東大法学部卒であることにもある種の感銘を受けた)大事務所とはいえ、それぞれの自主性を大事にする姿勢が徹底されていて、僕自身はN総合法律事務所よりはなじみやすい印象を持った。






1997年06月03日(火) 事務所訪問その2


授業が終わると、急いで事務所訪問に向かう。総勢十数人。少し多すぎるのではないかという気がしたが、訪問先の事務所の受け入れ態勢がよくわからないので、そのまま霞ヶ関の某事務所へ。時間がなく、十分な説明を受けられないままに宴会モードに突入してしまう。そこで、弁護士先生たちの「本音」を聞き出したりして、なかなか興味深いひとときを過ごす。これが、「事務所訪問」の基本パターンだ。

と、これだけ聞くと、修習生が大挙して押し掛けて、弁護士先生方に話を聞くことを名目にただ飯を食うことが目的のように聞こえてしまうが、事実その通りである。とはいえ、未だ進路について迷っている人間にとっては、弁護士の実際の業務内容について知ることができる有用な機会であることに間違いはなく、弁護士事務所といってもその業務内容に綺羅星のごとく多様なものがある現在、こうでもしないと自分がなにをしたいかを十分見極められないまま漠然と就職してしまう可能性がある。それを避けるためにも、なるべく多くの事務所を回って話を聞くべきだ、とそこの事務所の若手弁護士先生にアドヴァイスされたが、もっともだと思う。

司法試験に通ったなら、一生左うちわで生活できるという印象を持つ人もいるらしく、就職活動を一年目からしていると話すと、意外な顔をされることすらある。だが、実状はかなり買い手市場で、厳しいらしい。今、まさに就職活動の真っ最中にある50期の先輩修習生に聞くと、「まずいよ、まだ決まらないよ」「今そのことで頭がいっぱいで、ほかのことを考えられない」と言う。どこも厳しい。司法試験1000人合格時代が到来すると、この状況はますます過酷なものになってゆくであろうことは容易に想像がつく。やれやれ。






1997年06月02日(月) 事務所訪問とは


クラスの雰囲気が、最近は以前と変わってきた。授業の後に必ず体育館に行くということも徐々に少なくなってきて、みなそわそわして5,6人のグループに分かれ、スーツ姿のままどこかへ消えてゆく光景が見られるようになった。そろそろ事務所訪問が盛んになってきたからだ。事務所訪問というのは、就職活動の一環として数人で弁護士事務所を訪問させていただき、そこの事務所の仕事内容につき説明を受けたり、事務所を見学させていただいたりする修習生にとっては非常に有り難い(?)自主企画である。詳しくは明日の日記で。







[MAIL] [HOMEPAGE]