LOVE ME

2004年08月29日(日)  真意


いつのまにか一緒にいる時間がふえて
隣りを歩くことが当たり前のようになった。

わたしの頬や腕にふれる手には迷いがなくて
それはわたしを女として見ていない証のようで
なんだかとても哀しくなる。

当たり前のように近くにいるわたしたち。
まわりにはどう映っているんだろう。

アイツは彼女のことが大切で大切でたまらないのだと
誰かが話しているのを聞いた。
みんなそれを知っているから
わたしたちがこうしていてもあえて噂にはならないのかな。

「あれが、彼女」

そんなこと報告しなくたっていいじゃない。
オトナの顔、してられなくなっちゃうじゃない。



2004年08月21日(土)  太陽の季節


3週間ぶりに見る笑顔。
会うのは今日で5回目くらい?

屈託なく笑う顔や陽射しを受けて輝く素肌。
思わず手を伸ばしたくなる。
誰にも気づかれないように、自然を装って隣りに並ぶ。

できるだけ、一緒に。
できるだけ、そばに。

学生時代、もっと楽しんでおけばよかった。
コンプレックスがあるからまわりが余計にまぶしく見える。

彼女がいることは知ってるけれど
聞かないフリをずっとしてる。

「俺、ストライクゾーン広いよ。特に年上はね」
そんなこと言われたら、期待しちゃうじゃない。
また、いつもの悪い癖。



2004年08月19日(木)  チャンス到来


はじめて会ったのは、たぶん7月。
あのときから気になっていたのだと、思う。

話しかけるきっかけをずっとうかがっていたり
気づくと視線が動きを追ってしまったり
わたしの中での存在いつのまにかかなり大きくなっていた。

友達からの誘い。
期待を込めて聞いたメンバーの顔ぶれ。
・・・やった!
うれしさのあまり叫びたいのを必死でこらえる。

本来なら高校時代や大学時代に経験することなのだろうけど
わたしにはそういう「健全なときめき」がほとんどなかった。
その分、こんな些細なことで必要以上にドキドキしてしまう。

興奮で、明日はきっと仕事にならない。
年甲斐もなく・・・と言われてもいい。
早く土曜日が来るといいのに!



2004年08月16日(月)  未練


終わってしまったことを忘れられず
何度も思い返してしまうのは
わたしの悪いくせだと思う。

自分で自分を思い出に縛りつけて
前に進もうとしなくなる。

なくしてしまった宝物を
あてもなくいつまでも探し求めていたって
時間だけが過ぎていくだけなのに。

いつまでも年をとらずに夢をみていられるのは
おとぎばなしの中だけなのに。
いつまでも立ち止まっていられるほど
時間は有り余っているわけではないというのに。

それでもあなたに逢いたくなる。
会って、伝えたいことがある。
あなたの支えがなかったら、今のわたしはきっといない。



2004年08月15日(日)  ノスタルジー


あなたの影が浮かんでは、消える。
どうして今ごろになって思い出すのか、わからないけど。
あなたと過ごした夏の思い出なんて、何もないのに。

大きな手
よく透る声。

まるで古い映画でも見ているように
穏やかに情景だけが流れていく。

あなたの輪郭をすぐには思い出すことができないのは
自分の記憶をどこかに封じ込めようとしているからなのか
それとも、単に時間の流れがそうさせているのか。
わたしには、わからない。

会いたいという思いがないと言ったら、嘘。
だけど、以前ほどその思いに強さはない。
ただ、哀しいだけ。
郷愁の思いというものに、ちょっと似ているかもしれない。



2004年08月13日(金)  Friday


13日の金曜日。
あいつとはじめて会ったのも、13日の金曜日。

いつだったか、彼は言った。
「俺と出会ったことも、ある意味、不幸?」
そうかもしれない。

最近は電話の回数もメールの回数もめっきり減った。
キライになったわけじゃないけど
なんとなく距離を感じるようにもなってきた。

何年会ってないんだろう。
もう、会わずに過ごすのは限界なのかな。

いくら信じているからといって
いくら相手のことが大切だからといって
会わなければわからないことだってたくさんある。

・・・そろそろ潮時?


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