えびたま

2012年10月31日(水) 夕飯にリブサンド食って胸焼け

昨日仙台空港が全便欠航だったせいか
朝、空港線が混んでいた。
なんで奴らは、キャリーケースを持った奴らは
それを棚に上げない。
そのせいで座れるはずのシートに座れない。
立ってる人も場所が確保できず、異様に狭い床面積。
アホか!!

さておき
今日は大典が東京出張につき、夜は一人だ。
風呂に入っていたら、リビングから家具を倒したよな物音が。
一瞬大典がいる気になったが、そんなはずはなく
あがってみると、ネコがイスをひっくり返していた。
下の階の方、申し訳ない。
帰宅すると必ずそのイスはひっくり返っている。
バイオレンスな家と思われているかもしれない。



2012年10月30日(火) 小学生時分、土曜8時はスペシャルだった

帰宅したらTVでドリフをやっていた。
小学生の高学年の頃、「全員集合」が終わり
それ以来くらいでコントをきちんと1本観た。
道場コント。

衝撃だったのは、子供の頃は
何も観ていなかったということ。
内容は完全にわかっている、何度も何度も
同じパターンを観たコントなのに
初めて観るものばかりな気がした。
メンバーどうしのアイコンタクトやら、観客との距離やら
呼吸やら、そいうのを観たことはなかった。
観るよになってしまった今の視点とは
まったく違うところを観て、笑っていたのだ。
おそらく、コントの緩急とか、スラプスティックな動きとか
面白い声とか音とか。

笑いってやはり奥深い…
わたしが今やりたい笑いは、子供の頃の笑いとは違うのか。
そりゃそーなんだけど
その辺の違いが今ひとつ明快には自分でわかっていなかった。
でも、ドリフの中には、きちんと両方存在していた。



2012年10月29日(月) もういいやと思う夕飯時

結構残業したのだけど、大典はまだ帰宅してないと言うので
途中、ロッテリアで夕飯を買った。
昨日まで実家でいいもんを食べ過ぎてたのに
昼に大盛りカレー食って、夜はハンバーガーでは
食生活的に如何なものかとは思った。

しかも夕食後うたた寝してしまい
目が覚めると大典は先にお風呂も済まして
寝室に引っ込んだ後だった。
マツコの「月曜から夜更かし」で何か面白いのがあったらしく
途中起こされた気がするが、よく覚えていない。
風呂は明け方入ることにする。



2012年10月28日(日) はちのへ演劇祭を観に行く

夕べはすき焼きをいただき、
今日は朝から食っちゃ寝食っちゃ寝して
夕方、八戸へ。
はちのへ演劇祭を観るのだ。
一般参加の人も含めて、青森の演劇人がつくった
今年初めての試みらし。
短編をたくさんやっているのだけど、その中に
十和田市の劇団INTERVISTAのお芝居が2本入っていて
2本とも観られるブロックを予約していた。
演出は麗しの吉田さん。
久しぶりでご案内をくれた封筒には差出人住所はなく名前だけ。
いつものことだけどかっこいい。けどツレナイ。

ままんちがオマケで同行。
最前列で3人並んで観た。
会場は「はっち」というポータルミュージアムのシアター。
小さめのいい広さの小屋だった。
はっちとは、仙台で言えばメディアテークのよな場所だとおもう。

短編4本で1時間半ほど。
長さはまちまちだった。
他の土地のお芝居を観るのは面白い。
結構年配の、芸風ががっしりと出来上がっている役者さんとか
バックグラウンドが面白そだし
一般参加の人たちは、どいった過程で集まったのか。

終演後、吉田さんと1年半ぶりの再会。
うう。
やはり謎めいていた。そんで美し。
感想は後でじっくりお話しします。お話ししますから
必ずお会いしましょうね。

ご飯を食べよと街を歩いたのだけど、まだ7時というのに
飲み屋以外はほとんど閉まり始めていた。
子供の頃、八戸はもっと都会だったのに。



2012年10月27日(土) まずは犬に会う

久しぶりに実家に帰る。
両親が犬を飼い始めたと、最近母がtwitterでつぶやいていた。
数年前に亡くなった秋田犬のドーラちゃん(メス)と
そっくりな犬(オス)が実家に来て
父は嬉々として朝晩散歩に行くと言うし
先住のネコたちとは喧嘩もせず仲良く暮らしているそな。

さすがオスだけに、ドーラちゃんよりは何となく大きい。
ままんちが言うには、迷い犬として保護された犬らし。
ままんちがネットで見つけ、飼い主も現れないので
里親になったそなのだ。
てっきりブリーダーから買ったのかと思ってたら
成犬だったのでびっくりした。
なんか運命的。ドーラちゃんも偶然もらい受けた犬だったから。

おとなし犬であった。初めて会ってもアタマをぐりぐりできたし。
大典はべろべろなめられてた。
玄関にマットを敷いて、部屋には上げていないので
玄関の主のよだった。さすがに玄関がイヌ臭い。
名前は虎王丸。
わたしはトラオと呼ぶことにする。



2012年10月26日(金) iPadは楽しいが仕事でだとどうだろう

カイシャでiPadを使うことになるかもしれない。
というかなる。
既に別な使い道では1台導入されているし。
終業後、今度導入されるシステムについての説明会だった。

面白いのだけど、慣れるまでが大変だ。
でもいろいろやれることが広がる。
未来っぽい。

説明会はなんかぐだぐだで終了。



2012年10月25日(木) 大典の人生観は本では変わらない

仕事の休みを交換してもらったり諸々で
午後、踊りのお稽古に行けることに。
2、3週間休んでしまうと、案の定振りが0だ。

適度にくたくたになって、今度は無国籍自由研究稽古の前に
仙台駅で時間つぶし。
沖縄フェア的なものをやっていたので
紫芋と黒糖のサーターアンダギーを購入。
そんで稽古場へ。

無国籍稽古では、今三好十郎の「浮標」を読んでいる。
ついこないだ、長塚圭史演出のやつが仙台にきたはず。
盛岡に行ってて観られなかったけど。

美緒という病床の妻と、甲斐甲斐しく看病する画家の夫五郎。
なんだかボランティアのよに世話してくれる親切な小母さん。
その他、夫婦の周辺の人々が場ごとに出て来ては
人間模様を繰り広げ。
大雑把すぎるスジですが。

生と死の狭間で、そのシルシのよにたたずんでいる美緒。
その浮標のこちら側の人々は、とてもシンプルな感情を
みせざるを得ない。
向こう側に行かんとしている人は、とても穏やかに
最後の時間を共有する。
浮標を見失いそうで我を忘れて泳ぎ続ける五郎。
いやー、「浮標」とは名付けたり、と納得が。

その時代、その時代で、タッチは変われど
新しさを失わない作品じゃないかと思われた。
多分無国籍ではやらないけれど。



2012年10月24日(水) live行ってるときは気付かなかったが

ちょっと怪しいなとは思っていた。
なので湿度を上げたり、うがいをしたりと
気をつけたのだけど、何だか本格化してきたよだ。

仕事の後、カイシャの研修会があり
何だかぐったりした状態で参加。
もー何の気力もない。



2012年10月23日(火) mm VIP LIVE二日目

もうへとへとだ。
あの人たちは、2時間以上歌って楽器弾いて
飛んで跳ねて煽って、きっと今打ち上げしているんだろな。
ステージに立つには役者もミュージシャンも
体力無いとダメだなとは思ってたけど、
改めて本当にすごいのね。
こっちは飛んだり跳ねたりはしたけど
大半手拍子打ってたくらいでこんなにヘトヘトだ。

家に帰り着いたらもうナメクジ化してしまった。

名刺を作ろう。
そしてちゃんと人と知り合って関わって
次のお芝居のために動こう。



2012年10月22日(月) ライブにおける子連れ問題のシビアさ

愛しのmonkey majikのVIP LIVEへ。
朝から浮かれて、多分2、3cmくらい浮いてたと思。

入場前に並んでるときに、
番号を知るため近くにいた人に話しかけたら
香川県からいらした人だった。
すげー。平日に、こんな宮城くんだりのライブまで。
monkey majik愛だ。
彼らが他の都市にいたら、わたしは行けるか疑問。
mmについては仙台住んでて本当に良かったと思うことの一つだ。

その方はわたしより早い整理番号だったのだけど
成り行きでそのまま入場し
成り行きでわたしと一緒にライブ参加。
いやー楽しかった。かっこ良かった。愛してる!!
同じくらいの熱と愛で2時間きゃーきゃーやれるのもいい!!
前に子供をだっこした180cmくらいのおとーさんがいて
BlaiseもMaynardもスキマからしか見えなかったけど。

会場から出るときに、わたしの近くで見てたらしき人が
「子供だっこするんなら壁際でやってほしかった」と
言っているのが聞こえた。
あ、なるほど。
たまたま今日はわたしの周りにお子さん連れが多く
となりのおかーさんはわたしより背が低く
それでも子供を抱いて参加してたが、
子供をおろしてカバンの中身を出そとするなど
周りが狭いのでぶつかってたりした。

子連れだってライブは観たいよなあ。
しかし周りとの折り合いは難しい。
昨日hitomiがTVで「ママシート」を設けたと言う話をしてた。
そいうのって改めて大事だと思。
無国籍でも数年前から託児サービスやってるけど
同年代に子持ちが増えて来たが故に始めたことだった。
利用する人稀だけどね。
どんどんそいうのが増えて、みんな利用して、子連れでもライブやお芝居を
自分にも周りにも気兼ねなく観られるよになるといい。

香川の方とはメアドを交換して別れた。
またどこかのライブで会えるといい。



2012年10月21日(日) 薬をいっぱい入れた袋が見当たらぬ

明け方までソファでうたた寝してしまったので
布団に入ってから昼近くまで寝てしまう。
のそのそと掃除洗濯など始めると
無国籍お手伝いムスメの今さんから、
今から仙台駅で歌うからと連絡が。
彼女は社会人の混声合唱団に入っている。

公開リハと本番とあるそなので
家事を大雑把にやっつけてから夕方の本番へ。
今さんは、合唱団のほぼ真ん中あたりで
気持ち良さそに歌っていた。
人が歌っている姿って幸せそだと思う。
1時間ほどのプログラムで、バラエティ豊かだった。
前も書いたかもしれないが
三谷幸喜に似た人がやはり2人くらいいた。



2012年10月20日(土) 寝坊で遅刻だけは避けたい

目覚めると、いつも電車に乗る時刻3分前だった。
わー
久々にやった。
大典を叩き起こしてクルマを出してもらい
何とか滑り込みセーフ。
道空いてて良かった。

夜はチャリで出かけ、
満塁鳥王一座「キョウド町グローバリズム行進曲」を観て来た。
消えたご当地アイドルを捜す
その経緯とそれを取り巻く事件を
賑やかな曲と唄にのせ、メリーゴーランドのよにみせる舞台。

前作が震災まっただ中の「キル兄にゃとU子さん」だっただけに
ついつい深読みして、どっかで震災が絡んでくるんじゃないかと
身構えてみてしまったが
そうか、郷土愛がテーマか?
でもそれはそれで、故郷を追われた原発周辺の町や村を
思ってしまう訳で。
もっと何も考えずに観れば良かった。
リズミカルで楽しい舞台だった。



2012年10月19日(金) ナススベなく残業する黄昏

結局今週も踊りのお稽古に行けず
金曜デモも1mmも近づけない。

残業していると、呆然と作業してるので
いろいろな考えが去来する。
明日からのお芝居はいつ観に行ことか
今読みかけの本の中身とか
こないだ観た映画のフラッシュバックだとか。

今朝、ナカタの夢を見た気がした。
確か警察官の格好していたよな。
久々に出て来て何故警官…。何かの警告か?
単純に一番しそにない格好だから、吹いてしまった気がする。
ごめんよナカタ。



2012年10月18日(木) うつされたかもしれん

クールな照明家くどまさは、予定通り今朝チェックアウト。
また来てくれるといいなー。
今度は是非彼女も一緒に。

風邪に感染することを恐れるくどまさが帰った後
なんとなくわたしがノドに違和感。
稽古の最中は忘れていたけど
帰宅してみるとやはりある。
育ててはイケナイ。
葛根湯は大典が飲んでしまったので薬を探さなければ。



2012年10月17日(水) ソファで寝ると落ちぶれるらし

明日の無国籍稽古のための準備をしていて
ソファでうたた寝してたら
逗留しているクールな照明家くどまさが帰宅。
昨日わたしが観て来たロロの公演を
今日は大典が観て来たので、その感想などを伝えたのだけど
今回大典とくどまさはほとんどすれ違いで
あまり会話していない。

それを埋め合わせるよに、何かすごくくどまさと話しているわたし。
高校時代は一緒に行動していても、あまり話す方じゃなかったが
最近公演に関わってもらうよになってから
こんなに話す人だったんだと、ちょっと驚いている。
仙台に来る度結構話しては、毎回知らなかったくどまさを知る。
いやー、わたしなど自分が恥ずかしくなるくらいに
くどまさは大人で、職人で、いい奴だ。
大典ともっと話せる時間があればいいのに。
何故か今週に限って異様に忙しく、風邪までひいている大典。
チャンスは明日の朝、くどまさが出発する8時すぎまでだ。



2012年10月16日(火) 芝居を観に行くと週末な気がする

クールな照明家くどまさが参加するお芝居
ロロの「LOVE02」を観に行く。

2時間ちからいっぱい好き好き(時々、好きじゃない)と
いいまくる舞台。
面白かった。
役者さんたちがどの人も線がはっきりしているし
世界観はシュールだけれど、
美しい舞台美術と白に統一された衣装で、どんな場面も絵になり
何だかストレスなく脳みそになじんで来る。
ラストに向けてのシーン展開は秀逸だった。
とても爽やかな後味。

年代をきいたら、20代前半の人たちの劇団だそで。
わたしが20代前半のとき、こんなセンのはっきりした
舞台を作れていただろか。

終演後、観に来ていたうちのステキ女優・菊田さんとご飯。
話題は亡くなったOCT/PASSの石川さんのことに。
話していて自分で気付いたけど
わたしは何とかして石川さんに無国籍の芝居を
認めて欲しかったのだと思い当たった。
多分、石川さんは1、2本しか観ていないはず。
わたしとしても石川さんに観てもらう努力はあまりしなかった。
それで認めて欲しかったとはムシがいいのだけど
いざ観られてしまうと、
一番痛いところを突かれそうで怖かったのだと思う。

気付くと石川さんのことを考えている。
決して親しくはなかった。
それでも考えちゃうほど仙台の演劇界で大きな存在だったのだ。
なんでこんなにニュートンのこと考えなくちゃなんないんだ!!と
また不条理感に苛まれる。



2012年10月15日(月) 湯船をはり、加湿器をつける

大典が風邪をひいたらし。
気付けば部屋の湿度が40%になっていたので
慌てて加湿器をつけてみた。
明日明後日に舞台本番の仕事のあるクールな照明・くどまさに
大典の風邪をうつさないために。

仕込みから帰宅したくどまさはマフラーを巻いていた。
「念には念を入れて」と言ってたけど
ほんとにあっという間に寒くなってしまった気がする。
職場で、Tシャツに白衣を羽織っただけだと
確実に寒い。かと言って暖房をつけるほどでもなし。
最近何を着ていいかわからなくて困る。



2012年10月14日(日) 香典返しのお茶と、お土産のお茶と

昼間、友達の劇団の公演へ。
アツく、メッセージいっぱいの舞台なのだけど
長過ぎた…。あの会場で3時間は辛い。

常々思うのだけど、舞台の公式ってできないだろか。
会場と客席から、ふさわしい上演時間が割り出せる公式。
芝居やってる数学者っていないかしら。
大典が大学で数学専攻してたけど、苦笑いされた。

夕方、OCT/PASS theatreの主宰で劇作家、演出家の
石川裕人さんのお通夜に出かけた。
会場に入りきらないほどの参列者の中でお経を聴いていたら
段々怒りが込み上げて来た。
不条理だ。
なんで石川さんが亡くなるんだ。亡くなってどうするんだ。
本人にも誰にもどうしよもない状況だったとは思うのだけど
正に現役まっさかりの、これから先も数々の作品を
残すはずの人だったのに。
読経の後に、お坊さんが法話というか、何か話していたのだけど
あまりの温度差に余計に哀しくなった。
どうか、遺された劇作家、芝居人に石川さんが化けて出て
無念とこの先に考えていた野望などを語ってほしい。
結果出来る舞台が石川さんの納得できるものか保証できないけれど。
遺志はこの世に残って続いてほしい。

帰宅後、明日から小屋入りの東京の劇団の仙台公演のために
来仙したクールな照明家・くどまさが来る。
この公演中、うちに逗留するのだ。
石川さんのこともあってか、長い長い話をした。
わたしたちが、身近な人の死に相対して、
どう向き合うべきか、乗り越えるべきか。
ひきずったまま生きているわたしは、



2012年10月13日(土) 震災後走り続けていること

盛岡まで芝居を観に行って来た。
なべげん、架空の劇団合同公演「震災タクシー」。
架空の劇団くらもちさんが
震災当日、常磐線でいわきを目指していた。
電車が止まってしまった後、数人で乗り合って
タクシーでいわきを目指すその道中のお話。

津波が、原発事故が、大変なことになっていることも
あまり情報がなくわからないまま
ニアミスしつついわきへと向かっていく。
時間が経ち、振り返って「楽しかったな…」と思う。
フキンシンとは思いつつも。

ドキュメンタリーから出発しているというだけあり
とてもリアルな心情だと思った。
被害の度合いによっては「楽しかった」なんて
言えない場合もあるとは思うけど
あの非日常を振り返ったとき、その状況や体験を
ちょっとおもしろおかしく喋ってしまう傾向が自分にもある。

かと言って、否応無しに変わってしまった現状はあるわけで。
ポストパフォーマンストークでなべげんの畑澤さんが
「どういうものを書いても、震災と絡めてみられる傾向にある」と
話していた。
「震災に向き合い、作品を作るのは表現者の義務である」とも。
問題はその距離感である。

終演後、チケットをお願いした出演者の方に
「仙台でもやればいいのに」と話したら
「被災地まっただ中の仙台ではちょっと…」という
遠慮と言うか、気後れがあるようだ。
当事者であることは変わりない。と思う。
この距離感は、仙台でも大丈夫じゃないかと思うのだけど…。



2012年10月12日(金) 金曜デモにはいつ行けるのか

東京の官邸前デモはずっと続いているけど
仙台でも行われているのはあまり知られていない
気がする。
参加したいのだけど
金曜は大抵仕事が遅かったり
踊りのお稽古を入れてしまったりで
結局やっている現場もみられていない。

教授は言った。
「あの震災後、行動を起こさないのは野蛮である」と。
言い訳ばかりで結局何もしていない。
わたしは野蛮だ。



2012年10月11日(木) 全ての思考が無に帰する日

午後は映画を観に行った。
「夢売るふたり」
ものすごく良かった。
ちょっとしたきっかけから、無邪気に
実に無邪気に詐欺に手を染めていく夫婦。
痛々しいのだけど、どこか幸せそで、でも苦しくて
観ていてやたらと泣いてしまう。

余韻を引きずりつつ帰宅して数時間後
仙台演劇界が揺れた。
重鎮が逝く。全く実感がない。
実は、あまり親しくお話したことは(プライベートでは)なかった。
きっとわたしの作る舞台は、好きではないだろなと思ったり。
でもどこかで認めてほしと思っていた方だった。
正に、巨星落つ。

あべひげのあべさんが亡くなった時は
大きな支えがなくなってしまった気がしたけど、
今度は地表に大きな穴が開いたよなものだろう。
この間観た作品が遺作になるのだな。
もっともっと書きたいことや、やりたい舞台があったはず。
いまごろあべさんと再会しているだろか。
「早いべこのっ」て怒られているんじゃないだろか。
合掌。



2012年10月10日(水) 話題がなくなり遠くを見る

カイシャの研修会のお弁当は
鶏肉豚肉牛肉にシャケと、タンパク質いっぱいだった。

空の弁当は持ち帰りで、
大抵駅のゴミ箱に捨てて帰る。
それを片手によろよろ持ちつつ、チャリを引きつつ
この間結婚式を挙げた職場の後輩と道行きに。

若いのにしっかりしたこの娘と
新婚旅行の話やら、披露宴の裏話やらをききつつ歩いた。
入って2年足らずで3つの店舗を経験しており
しかもうちの店のときは震災まっただ中だった。
ケナゲな努力家で、とてもかわいい子。

多分退屈だったろなあ。
共通の話題が何も見つからなかった。
夜道、護衛できたと思えばいいか。



2012年10月09日(火) ネコが日に一度鉄棒をする

最近、リビングに続きの和室の入り口に
木製の洋服掛けを置いているのだけど
日に一度はネコがそれに駆け上り、バーを越えて
ただ着地する。
あたかも鉄棒をするよに。
物干にかけきれない洗濯物などを干してあるので
やめてほしのだが、気に入っているらしく必ずやる。

徒然に、wowowでやってた去年のシティボーイズライブを
観てしまった。「動かない蟻」
去年観た時の衝撃もまだ覚えているけど
今観てもさらに衝撃。
結構原発ネタやら鋭い突っ込みの作品が多かったけど
よく当時やったなと思うと同時に
今じゃもうタブーになってしまっていると思う。
今が間違った選択の分岐点を過ぎているなら
この頃はまだ過ぎてなかったのじゃないか。
もう笑えない。
もっと演劇は、メディアは、こいうのをやるべきだったんじゃないか。



2012年10月08日(月) 見ないで捨てるってできればいいのに

来週、友人が数日間泊まりに来るので
書斎を客間にしよと、お片づけ。
大典が引っ越して来た時の荷物とかそのままある。
寝室にはわたしの雑多なものが、やはり引っ越し当時の
未整理なまま。
大典と手分けしてやってみたのだけど
お昼ご飯食べて、一休みに昼寝したら夕方になっていた。

夜はうちの骨太女優・かなえさんのライブへ。
ライブハウスがこの建物の真裏だ!と
当たりを付けて近道をしたら、も一本先の路地だった。

夜風が身にしみる季節になったのう。



2012年10月07日(日) 一番近くに住んでるやつが遅刻する

職場の後輩の結婚披露宴に出席。
うちの近所でお昼から。
早起きはしたのだけど、どっかでペースを間違えて
結局集合に遅れてしまい、マトモに受付できなかった。

薬科大の友達や大方の兄弟親戚が片付いて来てるので
披露宴に出席するのは久しぶり。
キモノを着る機会ができて嬉しい。

かわいらし花嫁さんに、堅実そな旦那さん。
二人とも薬剤師…。
いいなー。マンションとか買ってもすぐローン返せるよ。
実は超ご近所に住んでいる。
二人へのメッセージを書いてくださいと
飾ってあった巨大なダルマ(!)に「遊びに来てね」と書いたけど
そ言われたって困るよな。10歳くらい下だあの二人。
わたしも書いておきながら、どーおもてなししていいかわからんし。

キモノを着ていながらも、ポリシーだから料理は完食。
ぱんぱんのお腹を抱えて帰宅。
夜は観劇だ。

若い子たちの実験的舞台だった。
面白くなりそなのだけど、今2、3歩突っ込みが足りなく
結果ぐだぐだで終わりがちなのだけど
若さの輝きと言うか、ぴちぴちした子たちがやると
何でもかわいく見えてしまう。
上演時間が短いのも良かったのかも。

劇場を出たら、久々に会えた芝居仲間二人と話し込み。
そのうち一人が最近結婚したときいてたので、お祝いを言ったら
入籍したのは震災前だったという。
も一人の子こそ、ずいぶん前に数人から結婚したときいてたので
恐る恐る確認したら、デマだった。
完全に乗れてない。
コアな居酒屋・あべひげが無くなってから、わたしの情報は頗る鈍っている。
あのころはまがりなりにも付いていけてたな。
演劇人は皆、何かあるとあべさんに報告してた。
あべさんも勘違いはあるけど、ある程度その場にいる人が補正してくれたし。
まだ足場が固まっていないのかわたし。



2012年10月06日(土) 思い立っての観劇はいつも遅い

今月来月と、観たい舞台行かなきゃいけない舞台が
たくさんあることに、ふと気付いた。
とりあえず今週末、こないだの「ゴトウカナエ〜」で
お世話になった方の劇団と
最近元気のよい若い子たちがやる舞台。
そして連休最終日には、うちの骨太女優・かなえさんが歌う。

公演時間をチェックしてなかったので
慌てて観劇スケジュールをたててみたら
今日の夜の回から観始めないことには全部回れないとわかった。
あまつさえ、明日は職場の後輩の結婚式もあるし。

直前にご連絡してすみません。
チケットを二人分取り置きしていただき
出来立ての宮城野区文化センターへ。
こけら落としだそで。
人生でこけら落としに出会えることはめったにない。
縁起がいいそな。

キャパ200くらいのこぢんまりした小屋で
イスも座り心地良かったし、使い勝手もよさそにみえた。
これからいつか使うことがあるだろな。
新しい小屋っていいな。とか思いながら帰宅。

帰りに「おんのじ」で名物・節つけ麺を食うのがマイブーム。



2012年10月05日(金) 最期まで現役は憧れる

大滝秀治さんが亡くなり
いろんな人がお悔やみのコメントを出してて
大抵は父親のようだったとか、感謝していますとかの
仕事を終えて去っていく人への言葉なのだけど
その中で、奈良岡朋子さんの
「翼をもがれたような思い」というコメントが
まさに現役俳優の死の無念さを伝えていて、ぐっときた。

何か、子供の頃から既に老人役を観ていたから
このまま死なないんじゃないかと思ってた。



2012年10月04日(木) ワトソンが許せん

ホームズを愛してしまって久しい。
かれこれ25年は経つであろ。
かなり初期から思っていたことだけど
「ワトソン」と表記している訳が許せない。
スペルはWatsonだけど、
発音はカタカナに直すのも難だが「ワトスン」なのだ。

最近興味を持ち、普段なら多分買わない本を買ったのだけど
その理由の一つが、ホームズと出会う前のワトスンが
語る物語という設定だと言うから。
今日amazonから届いて、包みを開けたら
その本の帯には「ワトソン」と。
ぬー。
脳内変換して読んでやる。



2012年10月03日(水) マスクをしないのは無防備だ

通勤時、iPodでpodcastを聴いてる。
1ヶ月以上遅れて東京の某ラジオ番組を聴くのだけど
ホームレスのおじいさんが自転車を盗んで
岡山から奈良まで、5日間走り通して
24年前に別れた奥さんと娘さんに会いにいくも
行った先は既に引っ越しており、そのまま自首してしまうという
事件を話題にしてて、泣きそになった。
搾ればしたたるくらいに服に汗をかいていたが
娘さんらと会うための着替えのポロシャツは準備しており
しかし所持金は100円ちょっと。
公園のトイレでヒゲも剃って
わくわくしてたろなあ。
でも引っ越しちゃってて、その落胆は想像もつかない。
うう。

いつもは通勤時マスクをしているのだけど
うっかり職場で外して来てしまったので顔を完全に露出している。
半分かくれてれば意外と歪んだ顔してても気付かれないのに。
こんなの聴いてる日に限って。

その後大竹まことが「かめはめ波ってなに?」と
無邪気に共演者に訊くのを聴いて
またもや口の端がさっきと逆方向に歪むのを止められず困った。



2012年10月02日(火) 深夜までかかってわかったこと

一大決心をして購入したレグザブルーレイ
わたしんちのテレビでは
レグザリンクダビングができないことがわかった。
くそー
ほとんどそれ目当てで買ったのに。

昨日今日と、2連続で踊りのお稽古をサボってしまった。
仕事が終わらなかったのだ。
ぐったり疲れて帰宅して
通販の新しいカタログが届いているのを見て
少し元気になったのだけど
疲れすぎててカタログも読めない。
大典は早々に電池が切れて、わたしよりも先に寝てしまった。
寝言で悲鳴をあげている。



2012年10月01日(月) ちょいモレねこか

うちのネコが、
床に腰を下ろした姿勢でこちらを見てた。
ふと腰を上げて移動した後をみたら
床にスタンプが。
次に腰を下ろしたとこにもスタンプが。

ネコの12歳ってニンゲンの65歳くらいか?
ちょっと漏れてるのか?

見た目は老けてないので娘っ子のよな
そう、例えば深津絵里のよなイメージで見てたが
急に野際陽子に見えて来た。


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