ツヨクなりたい「待ち望んだ困難だ」そう言って繊細なくせに 涙など一粒も零さずにましてや笑みを浮かべながら壁を越えていくキミのようにツヨクなりたいキミのように真っすぐ生きてみたいキミのように…
最後の思い出と簡単に割り切れるくらいなら最初から溺れないで何もかもが壊れた知らないところで奪われたいとも簡単に知らないあの子に奪われたそしてあたしの知っているあの人はいなくなったあたしならそんなふうに割り切れるくらいなら最初から溺れないわあたしが欲しかったのはそんなものじゃないあたしが愛して欲しかったのは そんな人じゃなかった
一生 逢うことはないだろうと思っていた絶対 逢いたくない人間だったその夜 突然あたしの目の前に現れて人を餌にしながら 微笑んでるような人間だった自分の不幸を 笑いながら自慢するような人間だった作り話にしていた 架空の人物にしていたでもその夜 不本意に 現実となってしまった