Diary of thirty one syllables
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満月の夜 影も動けない夜 つめがとけても 誰も気付かない
君は今夜も 嫌な夢を見るのか 君は今夜も 嫌になるのか
心臓の音 やけに響くね テレビが踊る 部屋の片隅
百年の孤独に 閉ざされた心は 色のない 無機質な 涙に沈んだ
今 狩れるものも 今 愛せるものも つかめない 君の手は 自分を抱きしめて
叫べ なにもかも 叫べ 見えてくるから 叫べ 手をのばせ お前一人じゃない
奇妙に醒めた 別の意識の中で やがて目覚める 夢を見たのさ
もう君を待つ 楽しいことはないのか もう君を待つ 人もいないのか
最低の意味 たぶん嘘だね 月を追い越せ スピードが吠える
百年の孤独に 犯された心が 時を越え 闇を抜け 狼を産んだ
今 月の光が 今 雲の切れ間が 蒼白く しなやかな たて髪を ゆさぶる
叫べ 退屈を 叫べ 流し込まれて 叫べ 固まるのが お前一人じゃない
叫べ なにもかも 叫べ 見えてくるから 叫べ 手をのばせ お前一人じゃない
2013年05月15日(水) |
そ れ は 愛 で は な い |
それは愛ではない 作詞:中島みゆき 作曲:中島みゆき
あてもなく自分を休みたい日がある 弱音を少しだけ解き放ちたい日がある 強がりを続けてどこまでも走るだろう けれどふと黙りこむ時もあるのだろう たとえばこんな満天の星の夜 たとえばここで討ち死にをしたくなる 砂に倒れる虚しさよりも ひとときの人間の心に倒れこみたい 愛ではない それは愛ではない 愛ではない それは愛ではない
やさしさはさほど難しくはない 与えることはさほど難しいことじゃない 奪い取ることさえも恐くはない なのに他人(ひと)からの恵みには後ずさる たとえばこんな満天の星の夜 たとえばだれかに従ってしまいたい 宇宙(そら)を横切る軌道のように なにもかも行く先をだれかに委ねたくなる 愛ではない それは愛ではない 愛ではない それは愛ではない
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