Macoto's Diary
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2003年05月18日(日) クダラナイ僕が生き残る.

先日、実家で飼っていた犬がお空へ逝ってしまいました.
(あれは父上の誕生日でした・・・)
母と弟が連れてきた犬で,16年家に居ました.
可愛い奴でね.
躾がなってないから,非常にわがまま.
それはそれで可哀想な事したなと思いつつ.
最後を看取ったのが,母と弟だと聞いた時,運命を感じ.
ジョンて言うんですけどね.
彼は,我が家の順位を,
親分=父
マミー=母
お友達=弟
子分=私
だと見ていたようでした.
親父様のジョンに対する態度は,そりゃ〜もう!
サーカスの調教師ですか?みたいな.
母上には甘え,弟とはジャレてた.
私は,トコトン嘗められていましたね.
鳴いてる時に「シ〜っ」って言ったら,余計に吠えられたシ.
最後まで,きっと彼にとって幸せな境遇ではなかっただろうなと思います.
我が家中で統一した意見は,
「家に来なきゃもっと幸せになれたし,賢い犬になっていたよね」
って言う事で.
更に,もっと長生きできたと思う.
母が暫く悔やんじゃって,何もしなかった自分が嫌だった.
私,今は一緒に住んで無いから.
危ないと聞いたのが居なくなる前日で.
「明日帰るから」と言って,電車に時間の都合で自宅待機状態の時に,
「ジョンが・・・」って電話貰って.
泣いたね.
嘘みたいにさ.
出てくんの.
今日久々にここに来たら,前回分の出だしに書いてある事が,痛かった.
自分が死ぬわけじゃないのに,思い出が走馬灯の様にね.

帰った時に見た彼は,冷たくなって,固かった.
嘘みたいだと思った.
苦しんでたのを聞いても,見てないから,実感なくて.
鎖千切って脱走した時みたいに,「いつか帰ってくるさ・・・今はお出かけ」って気分が抜けなくて.
火葬したんだけどね.
ちっちゃかったなぁ.
嗚呼でも,嘘みたいだよ.
悲しいのも,居ないのも,全部ウソみたい.
声も時々聞こえるような気さえする.
実際他のうちの犬がないてる声が,似てたりすると,帰ってきたと思うくらい.

ゴメンナサイ.
何にもできなくてゴメンナサイ.
身勝手でごめん.
幸せにできなくて・・・ごめんね?
もっと遊びたかったよ.
いろんな所に行ったね.
卒業したガッコとか,夕焼けの綺麗な空見たり,沢山遊んでもらった.
夏休みに家に一人で居ても,いつも一人じゃなかったんだね.
今は,本当の独りになるから,平日の昼間は辛いよ.
今でもお家はあるからね.
今でも,皆大好きだよ.
幸せにはできなかったけど,幸せにしてくれて,ありがとう.
ありがとう.
ごめんね.
ジョン君.


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