雨の映える 色なし花
ホントは何色 咲かせるか。
赤と 青の境目の
紫色を咲かせるか。
雨の映える 色なし花
ホントは何色 咲かせるか。
赤も 青も紫も
白から染まった色なし花。
木漏れ日のスキマ風
あなたの元へ届きますよう
日向には懐かしいメロディーが
あなたの元へと吹いているのに。
影を縫い縫いスキマ風
あなたの元へ届きますように
ハァトを重ね 重ね
4つばのクローバを作る
しあわせ重ね 重ね
5人の家族を作る
かぞくを重ね 重ね
6個の町ができて
まちを重ね 重ね
7つの国ができた。
始まりはハァトから。
あぁ、いくつのハートはいくつ必要か。
グラスを交わしながら考えた。
薄紅色の水玉が
アスファルトの上 ちりばめられる
淡い恋の物語
終わりを告げた 散り初めの晩
色になれずの涙つぶ
アスファルトの上 ぽたりと落とす
薄紅色の花びらが
夜空の星へと 散り急ぐ
遠い夜の物語
君と過ごした 夢の中の万華鏡
いつもと同じ飲み物を いつもよりも多く飲む。
心を満たしたいとか 無意識に感じたのかな?
飲みきらないまま冷めていったミルクティーは
まるで僕の気持ちのようで。
新しいのを買ってみたって
君が戻るわけでもないのに。
いつもと同じ飲み物が いつもより温かく感じる。
心の中は知らぬ間に ミルクティーより冷えていたのかな?
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