ささやかな独り言。...琴代 諒

 

 

遺書。 - 2003年09月09日(火)

君が怒るだろう事を、僕は敢えて書きます。

君が自殺をする時は、僕も連れて行って下さい。
君の居ない世界で生きていくには、僕はあまりに強いから。

君が事故や病気で死んでしまったなら、僕も後を追います。
君を理不尽に連れ去ってしまう世界なんて、僕は嫌いですから。

君が誰かに殺されたら、僕は復讐してから後を追います。
そいつの目の前で死んでやります。

君が静かに天寿を全うする時は、傍に居させて下さい。
その頃には僕も、幾らも待たずに後を追えるでしょうから。


僕が自殺をする時は、君を残していきます。
君は僕のいない世界でも愛されるから。

僕が事故や病気で死んでも、君に後を追う事は許しません。
僕の不養生や不注意に、君が付き合う必要はありません。

僕が誰かに殺されても、復讐なんてしないで下さい。
僕のせいで君が汚れるのは、一番辛いです。

僕が静かに天寿を全うする時は、傍にいないで下さい。
浅はかな僕は、君と一緒にいたくてすがりつくでしょうから。

僕のいない世界で、幸せになって下さい。


この紙が開かれる事のない事を願いつつ。



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