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罪と罰 - 2001年06月19日(火)
どれほど自分を責めても自分の中の罪悪感は増え続けている 誰かに裁いてもらうことを願うけれども他人に裁かれたくはない 法で裁けるものならすでに裁かれていることは間違いない 狂おしいほどの 罪悪感 罪悪感 罪悪感 募る焦燥感と罪悪感は自分の中に渦まき続けている 罪深い自分が穢れた手で自分を裁いても罰にもならない 穢れなどどこにもない清らかな手による裁きは未だ受けられない 狂おしいほどの 絶望 絶望 絶望 これほどまでに罪深い自分は何食わぬ顔でのさばり続けている 世界は罪と罰で満ちあふれているのに自分の周りに罰はない 罰をこれほどに渇望している自分に矛盾を覚え嘲笑してやるが意味を持たない 狂おしいほどの 自嘲 自嘲 自嘲 罰が与えられないのが罰なのか? そんなゆがんだ考えが自分を支配し始め狂おしい罪悪感に身をよじる
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追憶 - 2001年06月12日(火)
麗しき木漏れ日 其の心地良き 温もりに 吾は彼の人を 追憶す 彼の人の温もりに 過ぎし日の吾は甘へ続く あまりに幼きかな 過ぎし日の吾 彼の人を省みる事すら念頭に無し 然れど 彼の人は吾に温もりを注ぎ続け 如何なる不満をも吾に語らじ 彼の人は吾に微笑み続く あまりに幼きかな 過ぎし日の吾 其の温もりを失ひし時に 初めて 彼の人を省み 吾は彼の人を思ひ 涙を流す 麗しき木漏れ日 其の心地良き 温もりに 吾は彼の人を追憶し 只 一筋の涙を流す
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拘束 - 2001年06月11日(月)
―イタイ― 翼は もがれた ―クイコム― 手は 縛られた ―オモイ― 足には 足枷 ―クライ― 光射さぬ 地の底 ―シズカダ― 音の無い空間 ―タスケテ― 叫ぶ声もない
そして悠久の孤独
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