日報ファイル
saki



 喪中


生きているものは皆死にます。

それは分かっているんですけど。

もうどうしても生きているあの人に会えない。

その現実がこの空虚を産み落とす。

その知らせを受け取った瞬間に。

覚悟も予期も何一つなかったけど。

そう言えば少し前にあなたのことを思い出したばかりでした。

次に会うことがあったら聞いてみようと思ったことがありました。

もっともっと教えて欲しいことがありました。

手後れとか後悔という言葉を苦く苦く噛みしめる。

後悔しない人生なんて有り得ないと思うけど。

後悔は……したくないけど。

どうにもなりません。





という訳で気分だけ喪中です。



2002年06月30日(日)



 



ゆめをみていたのです。


とてもとてもつごうのよいゆめを。


ゆめだとわかっていたのです。


ゆめだとわかっていてもしあわせだったのです。


このゆめがみられるのならあとのことはどうでもいいとさえおもいました。


けれどゆめはゆめ。


いつかさめてしまうこともわかっていました。


とてもとてもしあわせなゆめのなかで


いつかくるゆめのおわりがかなしくてなきました。


やがてめざめのときがちかづくのをかんじました。


まだこのゆめにだかれていたくてつみをおかしました。


それこそがこのゆめのおわるときだとわかっていたのに。


ゆめをみていました。


とてもとてもしあわせなゆめでした。


けれどそれはゆめだということがわかっていたので


いつかさめてしまう、それが


こわくてかなしくてつらくて


ゆめのおわりには


たくさんのなみだがこぼれました。


それはうしなったかなしみとこうかいといきどおりと


ゆめのじゅばくからかいほうされたよろこびと


さびしさからあふれだしたのです。


すべてはながれていってしまいました。


このゆびのあいだをすりぬけていってしまったのです。


わたしはゆめをみていたのです。


それはとてもとてもつごうのよいゆめだったのです。





2002年06月25日(火)



 赤城山

登ってきました〜。
去年の春に行った時は雪が残りまくっていて覚満淵の周りをアイゼン履いてざくざく歩き回っただけだったのですが。
今回は新しい登山靴を慣らすとかで、どこに行こうか〜とか母が決めかねている時に赤城山という単語が出てきてしまったので(笑)やや強引に赤城に決定。
月夜野辺りに決まりそうになっていたのですが…無理矢理連れて行かれるなら場所くらいは贅沢言いたいですから(笑)

赤城神社の近くに車を置いて登山道へ…
黒檜山から駒ガ岳を経て元の場所…の近く…に下りてくるルートで。
途中20人くらいの団体様御一行に巻き込まれそうになって大変でした…
犬を連れて登っている人もいましたよ。
でかい蛾もいたし…
それより何より靴が。
ギプスでも填めてるみたいで。
もしくはスキー靴みたいな有様で足首固定されてて。
母が父の勧めで買った靴なのですが、サイズがなくてひとまわり大きいのを中敷で何とかするつもりで買ったところ何をやってもどうにもならず。
結局自分のサイズで安くなっているのがあったので買い直し、私なら履けるハズだと回ってきたのですが。
硬いよ〜!痛いよ〜!重いよ〜〜!と文句言いながら歩いてました。
足首と踵が擦れて痛いのなんのって…
足枷でも填められてる気分でしたよ…
何とか、靴擦れにはならずにすみましたが。
ちゃんとした登山靴なんて履いて歩くの久し振りだったからでしょうか。
まあ、滑らないしいい靴なのは認めますけど。
今後月に一回はこの靴を履かされて登山練習させられます…
でないと夏の北海道登山に連れて行けないからですって。
北海道には行きたいけど山だけっていうのはちょっと…ごにょごにょ。
まぁ…頑張ります。

天気はあまり良くなかったのですが何とか雨も降らず。
遠くの景色はほとんど見えなかったのに山頂付近ではなんと雲海が見られました。
尾根を歩いて行くと白い雲の海が遠くで切れて細く長く空が覗き。
青い筋が水平線のように見えて気分良かったです。
ウグイスやらホトトギスやらカッコウも鳴いてるし。
自然を満喫というカンジですか。(笑)

帰りは赤城神社に寄って鯉に餌やってからふれあい館の見晴しの湯に入ってきましたVv
どうせならもっと我侭言って忠治温泉にしてもらえば良かったかなぁ…?
いやいや、いいお湯でしたよ。
でももう当分群馬には行けないだろうなぁ。
次に群馬でイニDのオンリーあるのいつだっけ…


2002年06月23日(日)



 うしろをむいた薔薇

在庫一掃セールの海の中で(笑)
大手拓次という人の詩を摘んできました。

******


ばらよ、


おまへはわたしのしらないまにさいてしまつた。


わたしのむねにありともしない息をふきかけて、


おまへはつつましくさいてしまつた。


にほひのきえやうとするはるかなばらのいとほしさよ、


もつとわたしへ手をのばしてください、


ふしめして、うなだれて、うしろをむいた白ばらの花よ。



******


恥じらいは後ろ向きでも可愛らしければ全て良し!という訳でしょうか…。
可愛らしいっていいですね。得ですね。多分。
私にもちょっとぐらい可愛げがあればねぇ…
あったら怖いような気がするのが悲しいですな…

この本によると「最も美しい花、それは白い薔薇」
………だそうです。(笑)
最古の薔薇(初期の薔薇?)も白い花だったのだとか。
白薔薇。色々な意味で惹かれます。(笑)

薔薇といえば午後の紅茶でしたっけ。
パッケージが一新されましたね…
特にブルーローズがあるのがポイント高いんですけど!
箱買いしてきそうな勢いなんですけど!(苦笑)
レモンティーは見たことないんですが。
黄薔薇なんでしょうか…。
アールグレイとかミントティーで緑の薔薇とか出ないかなぁ。
…………うーん…。



2002年06月19日(水)



 にゃんこ探知機

肉眼で見える範囲に猫がいたら見逃しません。
声が聞こえたら身構えます。
目が合ったらとりあえず挨拶。
警戒されててもしゃがみ込みながらにじり寄ります。
人懐っこい子に会えた日は幸せです。

うちの猫に新しい首輪付けたのですが。
鈴が鳴ると所在がバレるのがまずかったらしく。
パンダ猫みみが帰ってこなくなってしまいました…。
最近激しく喧嘩していたのでどうかなーとは思ってたんですが。
二匹とも付けるんだから大丈夫かと、、思ったんですが。
………どこ行っちゃったんでしょう…。
どうも、赤い首輪を付けるとどいつもこいつもいなくなっているような気がしてきたんですが。
なーにがいけなかったんでしょう…。
はあ。


父の日がある月は母の誕生日がある月です。
母の日がある月は父の誕生日がある月です。
結構面倒なんですけど…。
祝いつつ感謝するのはどちらか1日ずつでいいですよね?(笑)

誕生日おめでとう。
いつもいつもありがとう。
これからも元気に仲良く頑張って下さいな。
私も頑張ります。多分。

2002年06月16日(日)



 



私はあなたの期待に完全に応えることはできない。

私はあなたじゃないから。


あなたも私の期待に完全に応えることはできないでしょう?

あなたは私じゃないから。


やり方も考え方も違う。

でもそんなことは当たり前のことでしょう?


私があなたの期待に応えられる範囲は

私があなたの期待に応えたいと思う範囲。

けれど私にあなたの期待している範囲は分からないし

応えたいと思った範囲のことができるかどうかは

やってみなければ分からない。


どんな結果になったとしても

それ自体は起こってしまったこととして受け止めるしかないでしょう?


感じ方も捉え方も違う。

でもそんなことは当たり前のことでしょう?


お互いは違う人どうしだから

似ているところがあると嬉しかったり嫌だったりするんでしょう?


あなたはもう私に何の期待もしていない

ただそれだけのことなんでしょう?


2002年06月11日(火)



 イニD埼玉ツアーvV

えー、まあ最終的には群馬でオンリーだったんですけど。
今回は前日を使って、埼玉の峠を回ることになり。
定峰、正丸、間瀬と周辺のポイントをほぼ押さえることができましたVv
案内してくれた人のおかげです…!うちらだけじゃ峠一つ回るのもやっとでしたヨきっと…
しかし色んなところが原作の状態から様変わりしてしまっていて(季節の違いとかもありますが…)残念でもあり。
「バーベキューガーデン」はただの「峠の茶屋」になってるし!
看板やら何やら壊れてなくなってたりもして…。
後は例のジョナサンに一度くらいは行ってみたいかも。
だいたいの場所は分かったのでまたの機会に…。ふふ。
埼玉は峠もその他の道も狭過ぎです。
群馬に行くとなおさらそう感じます…。
群馬と比べたら道幅平均しても半分くらいしかない気がします。
こんな峠を攻める奴の気が知れん……とかなり本気で友人と意見を合わせました(笑)特に正丸!!通行止で全部は走れなかったんですが。

イベントは、、相変わらず終わるの早かったですが(笑)
何とか二桁(ギリギリ…)本ゲット。
後抽選で、キーホルダーをゲットVv
私はゲーセンで取れることはほとんどないので(苦笑)嬉しいです…。
イベントの後榛名限定のイニD土産を買いに行きました〜。
一ケ所のみ取扱いなんて…辛過ぎです。
しかも7月にまた新商品が出るそうで…。
やっぱりそこでしか売ってないんですよね…。トホ。
バスツアー御一行様で行った人達もスゴイですが…(笑)

今回また、免許を取らねば!と焦りました。
今さら気付いたんですけど年令制限があるトコが多いのですよう!追加料金とか、とか。(汗)
それによると、今年中に貯金して年明けとともに通い、誕生日までに取らなければならない計算に…。
あわわ。
自分が車の運転できるようになるとはあまり、思えないのですが…(想像できん…)…………が、頑張ります。
誰か一緒に合宿とか行ってくれるような人がいたら良かったんですけどねぇ。いや、一人でもいいからどこか行きたいな…。やはり岡山の親戚のところから通うとかするのがいいかも!?
いっそ四国に手伝いに行くか…。
田舎。いいかも。



2002年06月09日(日)



 シガレット、コンタクト、サプリメント。

サプリメント飲んだりしています。
初めは鉄のみだったのですが。
父がビタミンEを勧めるのでマルチビタミン買ってみたり。
ダイエットに間接的に効くとかでDHA買ってみたり。
精神安定のため?にカルシウム買ってみたり。
最近マルチミネラルというのを発見したので亜鉛は買わずにすみました。
今回買ってみたのはセントジョーンズワートというのですが。
効くのかどうかは謎。
母はそういう栄養摂取には渋い顔ですが。
自分で作った食事だけではまず間違いなく栄養不足だからさ…。
黒酢とか野菜ジュースとか粉末青汁も飲んでみたりしてるしいいじゃん。
…………ってそれじゃ何がどう効いてるのか分からないっつの。
……うーん………。


カラーコンタクトデビュー果たしました。
長年の夢だったのです(笑)
とりあえず、二週間使い捨てのソフトレンズで。
三色セットもあったのですがとにかく青で(笑)
初めてなのでやはり、入れる時が一苦労で…
自分で入れるのよりも、店員さんが入れようとしてくれるのが逆に恐くてなかなか入りませんでした。
何とか入れてしまえば、ズレたのを指突っ込んで直したり、外したりは楽にできるんですが…。
りんりんと、バトルフィールド、まだ慣れてなくて視界がぼやけたりして結構大変でした。
シカトされた!とか思われた方もしいたらすみません、あまりよく見えてなかったので(汗)
後半は目が痛くなってきて、頭痛も始まり妙なことを口走ったりしました…。
細いですねと言われて喜びつつ否定しようとしたのに(おい)「着痩せするんで」と言うつもりで「着痩せの逆なんで脱いだらもう目も当てられない」とか訳分からんことを…(苦汗)。
というか、細く見えるとしたらホントにただの着痩せなんで…騙されないようにですね…はい。
最近胸が元のサイズに戻ってしまい困惑中です…。
また下着買い直さないといけないではないですか…。
女性ホルモンの変化に従って毎月かなり増減はするんですけど。
揉まれると成長するって本当なんですねぇ。
冗談でホントにちょっとだけだったのに…
…………だったらそれのせいじゃないだろう…。
……ええ。


シガレット。………前回の影響でカッコ付けてみましたが煙草。
ちょっと前から一度くらいは吸ってみたいなぁとか思っていたのですが(笑)
煙は、やっぱり苦手なんですよね…。
妹や父(昔)や祖父がヘビースモーカーなので我慢はできるんですが。
駅の喫煙所以外のところで平気で吸っている人を許し難く思うくらいには苦手というか(全然分かりませんどの程度か…)
でも、吸っている本人は煙たくないって言うし、吸ったこともないくせに頭ごなしに否定するのもどうよと思い(笑)
今さらですが吸ってみました。
平気でした(苦笑)。
といっても一番軽いものなんですけどね。
「プレミア」ピアニッシモ。
名前がレアなフリしてそうで(笑)あと白と青と銀のパッケージが非常に気に入りまして…(笑)。
きっとこれは深呼吸するのと同じ原理で落ち着くという人がいるんですかね。
しかもニコチンで興奮して調子が良くなったように感じるのなら一石二鳥と言えなくもないですが…
血管は収縮してしまう訳で…
健康には間違いなく良くない訳で…
単なる中毒症状なんですよね。
まあ、女性は妊娠する前に禁煙しておけば子供に影響はほとんど出ないそうですが。
十歳以下の子供がいる家の中では禁煙とか、して欲しいですね…。
結局私が苦手なのは副流煙であることが分かりました。
最も有害物質を多く含むというアレです。
自分で吸っていても目に滲みます(苦笑)
煙草は否定しませんが、副流煙は撲滅したいです(笑)
……………だから無理だって。
………。

2002年06月03日(月)



 シガレットの秘密


……北園克衛という人の詩に出会いました。
以下引用。



聡明な緑の壁にそって



の縞のある夢

の肖像がならんでいる



の流行



水のなかの孤独

の直線

を引く

菫的の

星的のガラス

の破れ


憂鬱



黄いろい影ら

のなか

の夢

の口髭ら

のため



非常に平面的

な砂

の手袋

あるいはパピエ


または

菫的

の星的

のため

のガラスを揺る

白鳥







リボン

の円錐


孤独な夢

のガラス

の上



消えてゆく砂漠

の真昼

菫的



星的



雨の花束


わずかに純白のテラス

に坐っていて

永遠



ベゴニア

の海のため

に眼鏡をかけて

いる

ぼく



無限に割れていく





風景



2002年06月01日(土)
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