淡い栗色の
柔らかい毛が
そよ風に揺れて
そのコはじっと立ちつくす
見付けた花に
触れることが
怖くて
ただ
じっと
立ちつくす
ピンクのワンピースより
白いリボンの靴より
その花を先に見付けたかった と
ひたすら じっと
立ちつくす
あなたはどうして
そんなにも素敵なのか
それは
素敵な毎日を過ごしてるから
止め処なく 湧き出る 山水のように
限りなく 広がる 空のように
こけても
つまづいても
歩き続けることを
忘れないから
前進することを
やめないあなただから
いつだって 眩しいほど
輝いてる
ふと 立ち止まる。
慌しい日常に
一瞬の 休息
少しだけ
日常を忘れて
青と翠の
『こんとらすと』
もう 季節が一周巡ったんだね
また
キミを思い出す
季節が 来るよ。
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