♀つきなみ♀日記
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2004年08月14日(土) |
二次資料や書籍の、出典・原典を読んでみよう! |
終戦祈念日に際し、太平洋戦争及び第二次世界大戦、そしてそれ以降、それ以前の国家間の戦争・内乱・騒乱・テロリズムで失われたすべての魂に黙祷を捧げます。
色々言いたいことはあります。 ただ、今、私が一番危惧することは、出典も明らかにしない歴史書や思想書が世にあふれ、それを更に又引きした文章がネットにあふれていることです。
歴史や思想や社会を語るとき、思考の基になる物、論拠が誤っているとある意味、せっかく時間をかけた事が無駄になってしまいます。
書籍も商品なので、センセーショナルなキャッチコピーが必要となりますし、一般書籍は論文ではありません。ある意味、書きっぱなしでも売れればいいと言うものも決して少なくありません。
インターネットは非常に便利なツールではありますが、間違った情報も、過去の数倍の速さと広さに伝播され、あたかもそれが正しいものであるように認知されていきます。
Googleに代表される検索サイトには、残念ながら真贋を問う機能は現在ありませんし、ディレクトリー検索は、急速に有料広告化していて、特にJエントリーを採用している各ポータルのディレクトリーは、一見見栄えだけが良い、書籍からの無断転載、はっきり言えば、「パクリサイト」が中心になってしまっています。
ネットには有意義な情報は数多くあるのですが、そこに辿り着く事が、逆に困難になりつつある気がしています。
まず、様々な二次資料や書籍も内容を信じ込むのでは無くて、その本の索引に付いている、出典・原典を読んでみませんか?
以前と違い、原典が明記されていれば、殆どの書籍や資料は、実際に手にすることができます。
何を根拠に何を論じているのか? その根拠に誤読はないのか? 原典に資料としての信憑性はあるのか?
そこから始めてみませんか?
ご存知の方も多いかと思いますが、現在ネットから調べられる主なリンクを掲示してみました。もし、少しでもご利用頂ければ幸いです。
僭越、失礼致しました。
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国立公文書館 http://www.archives.go.jp/
国立公文書館アジア歴史資料センター http://www.jacar.go.jp/
沖縄県公文書館 http://www.archives.pref.okinawa.jp/
外務省外交史料館 http://www.mofa.go.jp/mofaj/annai/honsho/shiryo/
防衛庁防衛研究所図書館(史料閲覧室) http://www.nids.go.jp/military_history/military_archives/
宮内省書陵部(一般公開規定*PDF) http://www.kunaicho.go.jp/15/shoryoburiyoukisoku-2.pdf
国立国会図書館 http://www.ndl.go.jp/index.html
国立国会図書館憲政資料室 http://www.ndl.go.jp/jp/service/tokyo/constitutional/index.html
東京大学史料編纂所 http://www.hi.u-tokyo.ac.jp/index-j.html
国学院大学・神社資料データベース・古代 http://21coe.kokugakuin.ac.jp/modules/dbindex/
東京国立博物館・図書検索 http://www.tnm.jp/jp/gallery/material/books/index.html
東京国立博物館・古文献検索(帝室本和書検索) http://www.tnm.jp/jp/gallery/material/oldbooks/index.html
国立民族学博物館資料検索 http://www.minpaku.ac.jp/menu/resources.html
法政大学大原社会問題研究所デジタルライブラリー(社会労働関係文献) http://oohara.mt.tama.hosei.ac.jp/dglb/index.html
テキスト庵
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2004年08月09日(月) |
原爆許すまじ 長崎・広島から59年@国連憲章作成後に原爆は投下された |
まず、59年前の長崎、そして59年と3日前の広島で犠牲になった皆様、またその日に被爆の惨に会われ、原爆症によって命を亡くされた皆様のご冥福をお祈りし、今も治療をされている皆様、胎内被爆、そしてご両親が被爆されて生まれ原爆症の治療にあたられている皆様にお見舞いを申し上げます。
最近、本当に怒った事がある。
民主党の岡田党首の、「国連決議による派兵の容認」だ。
岡田さんは正直言えば、ぼんぼんで、理想主義者で、決して頭が悪い訳でも性格が悪い訳でもないと思う。
だけど、天才肌で、努力の必要なしに今に至っていて、様々な人々の悲しみに想いを及ぼそうとは、きっと思ったことも無いし、その視点で何かを調べたことも「けんきう」したこともないんだなぁ、って真剣に思った。
ちょっと長いけど国連憲章を掲げてみる。
■国際連合憲章(前文) われら連合国の人民は、 われらの一生のうちに二度まで言語に絶する悲哀を人類に与えた戦争の惨害から 将来の世代を救い基本的人権と人間の尊厳及び価値と男女及び大小各国の同権と に関する信念をあらためて確認し、正義と条約その他の国際法の源泉から生ずる 義務の尊重とを維持することができる条件を確立し、一層大きな自由の中で、社 会的進歩と生活水準の向上とを促進すること、並びに、このために、寛容を実行 し、且つ、善良な隣人として互いに平和に生活し、国際の平和及び安全を維持す るためにわれらの力を合わせ、共同の利益の場合を除く外は武力を用いないこと を原則の受諾と方法の設定によって確保し、すべての人民の経済的及び社会的発 達を促進するために国際機構を用いることを決意して、これらの目的を達成する ために、われらの努力を結集することに決定した。 よって、われらの各国の政府は、サン・フランシスコ市に会合し、全権委任状を 示してそれが良好妥当であると認められた代表者を通じて、この国際連合憲章に 同意したので、ここに国際連合という国際機構を設ける。
この憲章は1945年(昭和20年)6月26日作成に作成され、そして、その年の8月戦闘員でも無く、戦争を継続する施設を破壊する目的でも無く、原爆は投下され、広島と長崎は、炎に包まれた。
現在、国会に議席を持つ議員の何人が、広島、そして長崎の惨状を、そしてそこで何が起こり、それがその後も人々に何を強いてきたかを、調査し、真剣に学び、それについて考えたのだろうか?
広島大学原爆放射線医科学研究所附属国際放射線情報センター http://home.hiroshima-u.ac.jp/kohosha/
長崎大学医学部附属原爆後障害医療研究施設『資料収集保存部』 http://www.hibakusha.nagasaki-u.ac.jp/abcenter/intro-sjis.htm
Atomic Bomb Disease Institute http://abomb.med.nagasaki-u.ac.jp/index-sjis.html"
もし、本気で、日本という国、そこに暮らす人々、そして暮らした人々を思うのなら、この資料全部には目を通しているはずだと思う。
残念ながら、ほとんど居ないだろうって、確信もあるんだけどね。
もし、お時間に余裕があるときに、みなさんもちょっとずつでいいから、目を通してみて頂ければ、幸いです。
では、また。
テキスト庵
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2004年08月08日(日) |
社会保険料と税金は職員のためにある!! |
はぁ。
さすがに脱力して、前振りを書く元気もないよ、まったく。
監修料還流…“おいしい関係” 社保庁元幹部職員ら12人、拠出先に天下り http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040807-00000020-san-soci (Yahoo!news(産経新聞))
なんだけど、 今回の記事は、A日新聞の方が判り易い。
社保庁職員に原稿料名目で現金 NTTデータの子会社 http://www.asahi.com/national/update/0808/005.html (asahi.com)
前日にも 社保庁、また年金過払いミス 「加給年金」で9億円 http://www.asahi.com/money/pension/news/TKY200408060277.html
って事件があったんだけど、びっくりしてしまうのは、そのシステムを受託しているNTTデータに対して、支払われている金額が一年間700億円って、いったい何事?
もし民間の会社同士で、仕様書や定義書をきっちり提出した上で、検証を重ねて本稼動したデータシステムが、システム開発上の問題でスタックしたり抽出データが誤るような状態が起ったら、基本的には全額返済だと思うんだけどどうよ?
少なくても、それが原因で起ったトラブルについては、掛かる人件費や広報費、そして諸々は全額保障だろうし、別途「信頼を失墜させた」賠償も発生するよね、普通は。でも、そのへんまったく無いみたい。700億も取っておいて。
それ以前に、私のサーチ力では見つけられなかったんだけど、プログラムの開発費や初期設定費はいったいいくらなんだ、まったく。
そんで、そのシステムは、銀行支店コードも手入力するようなシステムなのかい、ほんとに?ホントだったら歌舞伎町の裏通り風俗よりボッタクリだし<=おい! 嘘なのなら、購入していた冊子は、まったく意味の無いものだったって事になるよね。つうか、お金を動かすための、ダミーだよね、間違いなく。
もちろん、現職の職員が職務上で蓄積していた知識で監修した本から監修料をもらって、当たり前だと思っていたって感覚も凄いけど、その本を、社会保険庁がまた購入していたって、いったいどうなってるんだよ。
職場のマニュアルを、従業員が職務中に執筆し報酬を得て、それを外部の業者に印刷させて、まだ「印刷代に正規のマージンを添付」ってのならまだしも、出版物として、その会社が購入していた、って、喜劇?冗談?
そして、今回のその行為は、法には触れない訳なんだけど、そんな法律自体もどうよ?
そして、TVも新聞も、これだけの構造的な大問題なのに、ヘッドラインを前から指摘されている「天下り」の問題のほうにシフトして、本来的部分を、意識的にカットしているとしか思えないんだよね、って、NTTグループは、金融を除くと、今や日本一の広告主様だ。泣く子とクライアント様には勝てないよね、新聞の販売ではなくて広告代金だけでなりたってる新聞社様!そして、CMすべてのTV各局様!
そして、仮に今天下っている幹部様が責任を取って辞職したとしても、膨大な退職金を手にして、今度は別の会社か、特殊法人へ「経験を買われて」転職するだけで実質的にはペナルティーにはならないんだよね。つうか、何も損はしない。退職金が早期に貰えて、底値の不動産でも買うんだろうなぁ、きっと。
ふぅ。
ごめん。ちょっと血圧上がりました。久しぶりに。ちょうど生理だし<=こらこら!
もっと書きたいことはあるんだけど、週末も休み無くてへろへろなんでこのへんで。
じゃ、またね
****************************** 今日の日記の内容に関連して ぐて〜様の 日々是口実8月9日付けで触れて頂いています。貴重な御経験談も記述頂いていますので、ご覧くださいね!
テキスト庵
日記才人の投票ボタンです。
今週中に、やらなければならない事が山積みになっている。
まだ木曜日だけど、もう、木曜日だ。
諦める訳にはまだ行かないし、でも、間に合う自信も無い。
誰も居なくなったフロアで、徹夜なら間に合うのかと思い 徹夜をすれば、許されるかも、と、甘えてみる。
中途半端な、木曜日の夜はふけていく。
テキスト庵
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