迷路の入り口は
いつだって迷彩柄
気がつけば深い森の中
逃げ出すこともできない
新緑の海で溺れている
迷路の入り口は
いつだって迷彩柄
奥深くまで踏み込んで
逃げ出すこともできない
紺碧の空で溺れている
せめて理由があったなら
僕は僕でいられたのに
残された道はただ
貴女を全うすること
駆け抜ける覚悟で
さらなる深みへ足を踏み出す
春だからって
君は無責任に
僕の心に引っ越してきた
もう傷つかないようにって
鍵をかけたはずのドアも
君は笑顔でピッキングして
土足で踏み荒らす
陽だまりのよいところに
寝っころがる
そして大きなあくびをひとつ
春の嵐が外からふわり
花びら舞い込む春の午後に
なぜだかすごく心地よい
悔しいけれど心地よい
おかえり
もうずっと君の不在の
悲しさまでも忘れていたから
おかえり
浅い眠りにつく君の
寝顔を見守るように
恋をしようと思ってるんだ
すべてはもう
終わったことだと思っていた
なにもかも忘れて
新しい自分を手に入れた
はずなのに
君はふらりと帰ってきた
僕の心に 僕の隣に
何も変わらない笑顔で
空白の時を５秒で埋めた
物語は
最終章のその先へ
加速するように
動き始める
朝も夜もない毎日に
ただ君だけが不足している
たとえばさっき飲みほした
栄養ドリンクに君が
入っていたならば僕は
まだまだまだまだ
ガンバれるのに
なんて
つまらない妄想１分
僕の未来に君がいて
本当によかったと思っています
最近はmixiでも公開中。←mixi直リン注意。
こんなこともしています。『ぼくのせかい』
