2007年04月30日(月) |
絶望の巣窟 |
最後の最後に 一発逆転 なんて そんなの うまくいくわけないよ 成功例だけ取り上げられて 美談みたいに敬われて 落とし穴をカモフラージュ よくできているんだ 世界は 世界という名の 絶望の巣窟は |
2007年04月29日(日) |
考えて考えて |
止まれない 一方通行の時間は 容赦なく僕を 過去へと陥れる 一瞬ごとに 新しい僕が生まれてるんだ 気を抜いたら 何にもしてないゴミみたいな自分が 山積みになってしまうんだよ 自分を整理していこう 考えて考えて考えて 思い通りの自分へ 一方通行じゃなきゃ楽しくないって それくらいの気分がちょうどいいよ |
2007年04月28日(土) |
一本道 |
諦めたら 楽になるって 弱いほうの自分が 誘惑してる わかってる そんなことは 諦める その行為自体を 諦める そうしなきゃいけないほど 前にも後ろにも 進めないでいます |
2007年04月27日(金) |
仮面笑顔 |
意識した笑顔の 仮面をかぶっていることに 気付いてしまう その瞬間の切なさが 僕を押しつぶそうとしてるんだ 笑わなくなったことを 他人のせいにしてた 一番の問題は 僕の中にあったというのに |
2007年04月26日(木) |
愛の事実 |
愛した事実が 消えることはないのなら 愛された事実もまた 消えることはないのでしょう 生まれた瞬間から 一人で生きてきたわけじゃない 愛し愛された結晶が あなたなんだ 愛し方がわからないなんて 自分をいつわる 言い訳にすぎないよ |
2007年04月25日(水) |
世界の半分 |
ありがとうが言える それだけで十分だ わずかばかりのバカが 世界の話題の半分を さらっていく時代なんだから |
2007年04月24日(火) |
忙殺 |
心を亡くしたボクを 時間がじんわりと殺しにかかる 泣き出しそうな空模様は 浮上することもなく ふんわりふわり 漂ってしまいたいと愚痴を吐く 垣間見たアナタの裏側は 人知を超える神秘でした 惚けてしまったその隙に 時間の罠へと堕ちたのでしょう |
2007年04月23日(月) |
迷宮 |
抱きしめた感触が この手に残っているかぎり 僕はあなたの迷宮から 出ることはできないようです と うそをつく 抱きしめたことも その感触も 残っているかどうかも 何一つ関係なく ただ僕は あなたの迷宮で 彷徨っていたいんだ |
2007年04月22日(日) |
不自由な自由の中で |
離れていることが 何かの重荷になるのなら いますぐ あなたのそばへ そう言えたなら 僕らはずっと 笑いあえる ただ 僕らには僕らの リアルがあって 不自由な自由の中で 笑顔を探している それが不可能じゃないと わかっているから それでもどうにか わらっていられる |
2007年04月21日(土) |
ぼくは |
つむぎだす 言葉に意味はない ただ 心の思うままに 心の思うままに 緩やかに 穏やかに 大それたコトを 言えるほど僕は 偉くなんかないんだから |
2007年04月20日(金) |
波 |
人生は 広大な海を旅する 波のようなものだ ひいてはかえす その繰り返しの中で 何を見つけ出すか 単調を嘆くのではなく 単調のなかに変化を 求めようとするかどうか それだけが未来を 光あふれる世界にできる |
2007年04月19日(木) |
人間くさい |
さんざん泣いて 気がついた 泣きたいから 泣いているんじゃなくて ただ 誰かに気付いてほしい だけだったんだと 生まれた瞬間から なにひとつ変わっていない そんなところが 嬉しいほどに人間くさい |
2007年04月18日(水) |
空に叫ぶ |
泣く泣く切り捨てた 守りたかったものたちの亡骸を 抱きかかえて空に叫ぶ こんなくだらない世界なら 生きることに これっぽっちの意義も ありやしない なのに やけくそになって ボロボロになって それでもまだ この世界を捨てられないでいる それくらい世界は 憎らしくていとおしい |
2007年04月17日(火) |
タイムリミット |
求めたのは 死なないことじゃない 生きて 生きた証を 激しく刻み付けることだ ぬるま湯に放蕩えば 腐心がうずきだした そろそろ タイムリミットかもしれない |
2007年04月16日(月) |
たびにでる |
たびにでる ドキドキするワードが 心にストンと落ちてきて たびにでる 立ち止まってた毎日が 顔をあげて遠くを見つめた やみくもに 世界を変えてみよう 停滞にメスを入れてみよう 痛くなんかない アドレナリンが僕を 優しく包んでくれるはずだ |
2007年04月15日(日) |
オワリ |
日常が 矢のように過ぎて 突き刺さる いのちの行き止まり ゴツンと 短く鈍い音がした 突然だった なんて屁理屈を葬れば わずかな自尊心が残った こんなもんだ 誰よりも脆く 何よりも儚い 自尊心ですら 簡単に握りつぶせてしまう |
2007年04月14日(土) |
キレイになるから |
もやもやしている 心の奥の 奥のほうに 僕のTシャツの裾を ちょこんとつまんで もう何年も あなたが立っています 微笑んだり 悲しんだり 霞んでいく記憶の中で あなたはどんどん キレイになるから 僕はますます 走り出せなくなってしまうのです |
2007年04月13日(金) |
代償 |
目を合わせることが どうしてこんなに 怖くなってしまったのだろう 夜が来るまで よく笑いあっていたね じゃあねって 目を見て言えたのにね 言葉を紡ぐたびに 臆病になってゆく 後遺症でも 副作用でもない 大人になることの代償が これだとしたら それはあまりに あまりすぎる |
2007年04月12日(木) |
不可変 |
かたまりにすらなれない それを孤高と呼んで 自らを慰める ほんとうは 行かないでほしい ほんとうは 独りはイヤなのに 心の裏側を 誰かが見つけてくれるって 甘い言葉を信じてる どうしようもないね どうしようもないけれど いまさら変わることもできないんだ |
2007年04月11日(水) |
光色 |
言葉は 風景を超える ひとつひとつ 紡ぎだされては 世界を描き出していく 青い空も 若緑色の芝生も 明るいオレンジの笑顔も 世界は光で満ちている たとえ僕が 透明になろうとも 世界が僕を 生かそうとする |
2007年04月10日(火) |
さよならアタシ |
どうしてアタシは アタシらしさを置き去りにして アナタというやどり木に 抱かれてしまったのでしょうか アタシはアタシでなくなりながら 最後の最後に夢を見ました アタシはアナタとひとつになって 知らない世界へ旅立つのです さよならアタシ さよならアタシ お迎えなんていらないわ アタシがアタシでなくなるときも アナタは痛いくらいに 笑顔なんですもの |
2007年04月09日(月) |
ゆりかご |
気持ちは 心から飛出せない そのもどかしさを 涙に変える あふれ出した 一粒一粒が もう一度 世界へと戻っていきます 大きなゆりかごの上で ちょうどいま 夢を見ているところで |
2007年04月08日(日) |
風化する |
気が付いたら なんて言ったけど ほんとはずっとわかってた 見えているものを 受け入れるのが怖かっただけのこと 君がいない 僕の世界 君がいないから 少しずつ 風化しはじめたみたいだ |
2007年04月07日(土) |
言葉反応 |
言葉と言葉がつながって 新しい世界が生まれる そんな連鎖が このさきずっと ずっとずっとずっと 続いていけば 僕らにお別れなんて 悲しい結末は やってこないと思うんだ |
2007年04月06日(金) |
ほんとうのこと |
さようならにも ちょっとは慣れてきたみたいだ すぐに過去を追いかけたがる心が 泣きながらまた彷徨い始めた 優しいだけの嘘ならば 別になくてもよかったんだ そんなことよりもきっと ほんとうのことを ほんとうのことを聞きたかったんだ |
2007年04月05日(木) |
目の前にあるもの |
あのとき もう少し 自然な笑顔で 出会えていたら そんな仮定はもう やめることにする いま 僕の目の前にあるもの それがすべてだ 現実を受け止める 一番大切で 一番難しいこと |
2007年04月04日(水) |
存在証明 |
誰かに認められることで はじめてそこに立っていられる 存在なんて とても不安定なもんだ たとえばこの世界が 何もない どこまでも続く白だとして そこに一人 僕が立っていたとしても 僕はいないのと同じだ 誰一人として 僕の存在を知る人がいないんだから 誰もがその存在を 証明するものを探している 友達も恋人も家族も 自分が存在するために 欠かせない世界の一部なんだ |
2007年04月03日(火) |
本質 |
大切なことに 気付けないでいる人ばかりだ くだらないことに怒り 笑うべきときに笑えない 身体中にウソを塗り固めて 必死に背伸びしようとしてる あなたが悪いのか 世界が悪いのか それはまた 別の問題だけれど |
2007年04月02日(月) |
副作用 |
1日1日 順調に過ぎていく日々が あまりにも順調すぎて 怖くなる 波乱な日々の副作用 たぶんもう 楽園では暮らせない |
2007年04月01日(日) |
ウソのつきかた |
視線には気をつける 鼻の広がりに神経をつかう 口元をゆがませない まっすぐに 堂々と 平然と 自然体で わずかばかりの良心なら ないほうがマシだと思いこむ そうして放たれたウソが 最終的には自分に戻ってくることを 受け入れる準備を始めておく |
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