2005年02月28日(月) |
宝物 |
一秒が惜しくて 十秒を無駄にする そんな日々を過ごしている 歩き出してすぐの今は まだ躓いてもいいんだよと 笑顔をくれる友達が 何よりも僕の宝物 強くなくてもいい 逆境を正面から見つめる それだけで生きていける |
2005年02月27日(日) |
言葉風船 |
日々繰り返す言葉のなかに どれだけの真実があるというのか なんとなく で発する言葉の多さよ もっと意味を持ってください なんとなく で済まされる世の中よ その曖昧さに居場所がないのです どうしても と言うのなら せめて重さを与えてください |
2005年02月26日(土) |
また来る |
痛いほど想った 想うほど痛かった そのすべてが、きっと恋だった もう忘れたと思っていた そんな気持ちが また 来る |
2005年02月25日(金) |
自分流で生きること |
失っていた感情が 再び僕の心に芽生え 笑顔が自然にこぼれるものだと思い出す 真面目な顔しながら 笑ったりもしながら 少しずつ近づけばいいんだろう 好きまでの距離は 歩いていくことにしたんだ 一歩進むたびに 何かを感じていけばいいから マイペース マイライフ さて 次の一歩はどうだ |
2005年02月24日(木) |
次へ行くため |
知っていることを 知らなかったことにする優しさを 僕のためだと勘違いした 君はまだ優しさを知らない 事実は一瞬ごとに生成されるから すべては過ぎ去ってからしか気づけない とはいえ何も求めない生き方なら 歩き疲れてもそこに残るものはない 見直すならこの場所にいて 優しさを探してください 君の知らないことを見つけて 新たな力に変えるために |
2005年02月23日(水) |
思惑 |
君が気づいたら 僕はどこへ行こうか 気づかれるまでの楽しみ 笑顔でいられる距離がある 喜びは いつもの道で拾った偶然の中にあった そんなもんだと笑ったけれど ゆっくりと迫ってくる一日に 君の傍にいる可能性を計算する |
2005年02月22日(火) |
守るもの |
なぜかはわからないけれど みんな何かに守られている ヒトなのかモノなのか 動物なのか植物なのか 柔らかい視線を感じたらそれが 貴方を守る何か 気づけないことほど 大切にしなくちゃいけないんだ どんな小さな幸せにも 神様は住んでるから おろそかにしたらすぐに 消えてしまうのだから |
2005年02月20日(日) |
虚実 |
足りない時間を埋めていく作業は ジグソーパズルを作り上げる感覚 迷いながらも ひとつひとつ探し当てるしかない ただ埋め尽くされたときの 喜びと幸せだけを求める ただ埋めてゆく作業に 没頭することに意味を求める どこまでが真実で どこからが虚偽なのか トンネルの先が見えないから 意味すらわからず 僕は無心を続ける |
2005年02月19日(土) |
取捨選択希望 |
過去を切り捨てながら 生きるしかない僕たちは 本当に大切な思い出すら ときに何処かへ置いてきてしまう 次へ進むということは 前を捨てることと同じ 一歩進んだら 何年も前の僕が一人消えた 気まずい過去を捨てきったあと 残った思い出を切り捨てるのに悩みたい いつもいつもいつも 悩むことなく自然消滅してゆく思い出に もどかしさだけが僕の 3歩後ろをヒタヒタとついて歩いてくる |
2005年02月18日(金) |
黒い部屋 |
言葉を失って 少しずつ蓄積されていく 黒い塊 それは言いそびれた物事 それは吐き出せなかった暴言 心の奥から黒くなっていく 自分に耐えられなくなる日が来て 壁に叩きつけたすべての感情よ どうか部屋を黒く染めないで 何かが渦巻いている気がして振り返っても そこにはただ 浮遊する柔らかい言葉があるだけ |
2005年02月17日(木) |
冷静沈着 |
うっすらと開いた瞼に 最初に僕が写るように 懸命に居場所を探して 何やってんだろうと笑う 常に最初が1番だとは限らない あとから挽回する手段だって 銀河系の星ほどもある 自分らしさを探しても 見つからないのと同じように 何かを意識して動く僕には すでに成功の糸口は見えていない 見えないからあがく よく考えたら簡単なこと |
2005年02月16日(水) |
希望の芽 |
光も射さない絶望の谷の奥深く 突き落とされた貴方は 真っ暗な地面の中 小さな芽を見つけることでしょう 僕はそれを希望と呼びます 落ちている最中には気付けない 空中に芽を出す希望はないから 落ちついてから気付けばいい 芽は逃げない いま貴方のいる場所が 次の出発点になるのだから |
2005年02月15日(火) |
罪の意識 |
次の島へと渡る前に 託した手紙を覚えているか そこに書いた言葉に 何一つ嘘などない ただ 言葉に出来なかったこと 伝え切れなかったこと それだけで 嘘をついた 許されないだろう 許されないだろう 罪は過ぎ去っても 罪の意識が消えることはない |
2005年02月14日(月) |
面倒クサガリアン |
恋に落ちたという君の発言は 一種の幻想みたいなものだ 落ちてしまった恋の淵辺から 本当はまだ落ちていない 自分が見えるでしょう あらゆる感情が白ける瞬間の 自暴自棄な精神状態が好き この恋が白ける瞬間もきっと 絡まった糸に嫌気がさして ハサミを手にした 自分が見えるのでしょう この面倒くさがりの生活に 飽きるときは来るのでしょうか |
2005年02月13日(日) |
終わりの続き |
腕の中で僕たちは 泣きながら笑ってた 痛みを感じる間もなく 過ぎてしまった悲しみを思って もう 振り返ることは無いのですね 置き去りにして行くのですね 僕は笑います 泣いてるけれど笑います それで貴方の涙が止まるのでしたら 終わりの続きがあるとしたら それはたぶん 幸せな物語だと思います |
2005年02月12日(土) |
非完璧主義 |
もう一度見直せば 違う結果が出ることを知っている できたと思っていても 5分後に見れば不満足なことを知っている それでいいじゃないかと思う 生きているのは今だから 今 できることをすればいい 未来には未来にできることがあるんだ 過去の偉人たちが はじめから偉人だったわけじゃないと 気づいたときから人生観は変わる 完璧主義を捨てて 次の世界を覗きみた |
2005年02月11日(金) |
忘己利他 |
自分で滅していくことと 意図して自分を滅することは 似てるようで違う 君のために 自分を滅する覚悟を決めて 君に幸多からんことを願う その感情を愛と呼びたい 愛するものへ 伝えたい感情 |
2005年02月10日(木) |
最期の日まで |
最後に行き着く場所は はじめから決まっていて 僕らはそこに向かうための努力を 無意識のうちに日々重ねている 運命を変えてやる、なんて 叫んでいたときもあった 人生を作ってみせる、なんて 豪語したときもあった けど なるようにしかならない人生だと 開き直ることにした 流れを俯瞰する 流れに逆らわない 緩やかな曲線を描き 未来へと降りていく |
2005年02月09日(水) |
再考 |
周りの人が幸せそうに見えたら 自分のことをもう一度考えよう これがダメとか あれがダメとかじゃなく これなら大丈夫とか あれなら負けてないとか 強くなきゃいけないって 誰が決めた? 人の価値観に従ってちゃ 灰色の人生にしかならないよ 色をつけるための再考 さて 立ち止まる準備はできたか |
2005年02月08日(火) |
落ちてくる幸せ |
写真の中には たしかに笑っていた自分がいて でもどうしてそのとき笑っていたのかは どうしても思い出せない 幸せって 落ちてくるものなのか 掴み取るものなのか どっちかって言うと 落ちてくるほうだと思う 掴み取ったものならきっと 忘れたりしないでしょう 絶対に放さないって気持ちで 強く強くしがみつくもんでしょう あるいは一握りの幸せだけが 掴み取るものなのかもしれない だとしたら僕はまだ 落ちてくる幸せしか手に入れたことがない |
2005年02月07日(月) |
宇宙遊泳 |
僕らはいつも 何かに触れながら 生活している たとえば大地 支えられているという安心感は ナニモノにも変えがたい強み たとえばヒト 誰かと繋がっているという安心感は かけがえのない大切な絆 となれば 宇宙遊泳ほど 不安を伴うものは ないのかもしれない となれば 落ちてくる雨ほど 不安を感じているものは ないのかもしれない これもまた 自分を救うための言葉 満たされていると思うことで どうにか今日を乗り越えていく |
2005年02月06日(日) |
自分の生きる道 |
つまらないことで ひとつひとつ誓いをたてた だから 約束は自由度を失って 僕らは何かに怯えるようになった あの日 道端で出逢ったノラ猫みたいに 自由になりたいと思った そして飛び出す 着地する 飛び出して振り返ると殻が見えた そして周りには意外と何もなかった 新しい世界と定義された これまでと同じ世界の中にいる 新しくなるかどうかは 自分次第だから とにかく考える 自分の生きる道を 自分の足で決めるために |
2005年02月05日(土) |
鬼とならん |
胸の奥にある何かが どろどろと渦を巻く 傷つけることを恐れて 溜め込んでしまった憂鬱 ときに涙し ときに笑い そうして過ごしていく毎日に 平凡という要素が増えていく 悪循環 無進歩 渦巻くだけの感情 そこから生まれてくる言葉への失望 誰かを傷つけても守りたいものが 常に「人」だとは限らないことに気づき いま 重い腰をあげようとしている |
2005年02月04日(金) |
呵責 |
良心に問いかけるには 時間が必要なものなんだ でも良心とは 時間とともに揺れるもの 乱れては戻り 戻っては乱れ 自問自答の日々に意味を探して その無意味さに虚しさを覚えた 「結局」を探してる 振り切れないとしても 振り切らないといけない |
2005年02月03日(木) |
空き缶はいらない |
世界は空き缶で 上っ面ばかり気にして 中身のない議論を繰り返す 興味のないモノたちを ろくに理解しようともせず 鼻で笑うその居心地の悪い口元に 拳をめり込ませたい衝動を覚える カラカラと鳴ったよ 頭ん中からっぽだって証拠 自分は強いだなんて思ってるから 中身のない大人になっちゃったんだ 一本の筋があればいい とても簡単なことなのに 中身のない空き缶たちは やっぱりカラカラと音を立てる |
2005年02月02日(水) |
不可切 |
どうして気持ちは 包丁で切った電線のように ぷっつりと切れてくれないのか 切ったと思っていた 切れたと思っていた のにもかかわらず やはり繋がり続ける心 繋がりたいと思っているわけではない 繋がらなきゃと思っているわけでもない けれど 心には何ものも触れられない 一本の糸のようなものがあって それは切ることのできる性質のものではないから 何度トライしても結果は同じ そうだ 切らないままでいいんだ と思ってみたけどそれも違った 切るための包丁を探してる 値段なんかじゃない 決定的な言葉を |
2005年02月01日(火) |
雪の降る午後 |
終わりはいつも呆気なく 滝壺へと堕ちていく水のように いま居た場所から消える 好きだった君のしぐさも声も 全部 雪の降る午後 もうどんな感情も残らない 続きを夢見ることもない さよならをしました 残像が僕を苦しめるのです 泣き顔や笑い顔 そしてそこから奏でられる 音声という雰囲気 残像は僕の心を締め付けるのです 甘えなどもう許されない ただ頑なに 目を背け自分の道を眺望するだけ |
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