ディーン・クーンツと吉田秋生@うおこ♪
by:うおこ♪
ウオッチャーズ/ディーン・クーンツ著/文春文庫
ある日トラヴィスは森の中で拾った一頭のレトリーバー犬にアインシュタインと名づけた。 その犬は、トラビスの言葉を理解し、コミュニケーションの能力があった。 何かにおびえていたアインシュタインは、アウトサイダーと呼ばれるヒヒを恐れていた。 軍の秘密研究所から「実験体」が二体脱走した事件があった。 遺伝子操作によって生み出され、人間並みの知性を持っている。 一体はレトリーバー犬をベースに開発され、もう一体はヒヒをベースに開発された。 誰にでも愛される存在の犬に比べて、ヒヒは狂暴さを増し、 アウトサイダーと呼ばれて恐れられていた。 ヒヒは人間を憎み、醜い自分自身を憎み、 人間に愛されていたもう一方の実験体を憎悪していた。
クーンツの小説はジェットコースターのように展開が速い。 一度その流れに乗ってしまうと、止められない面白さがある。 ウォッチャーズはレトリーバー犬アインシュタインがかわいくて、 どうなっちゃうんだろうと思いつつ、最後までハラハラしながら読んだ。
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イヴの眠り/吉田秋生
研究所・遺伝子操作というキーワードは漫画でも題材に使われる。 吉田秋生の「YASHA−夜叉」「イヴの眠り」とシンクロした。
遺伝子操作によって生まれた双子・静(せい)と凛(りん)。 超人的な能力を持った二人の運命は、時にはシンクロしながら破滅的な状況へ。 現在フラワーズで連載されている「イヴの眠り」は、 静とルー・メイの娘アリサが主人公。 ルー・メイはケン・クロサキと結婚してハワイで幸せに暮らしている。 娘のアリサは静に瓜二つ。彼の能力も受け継いでいた。 そこに「死鬼(スー・グイ)」という静のクローンが現れ、アリサは狙われる。 雨宮凛(実は入れ替わった有末静)が構築したシステムが、 大陸随一の闇組織・赤蠍(チーシェ)と死鬼(スー・グイ)に破られ、 襲撃された静は重傷を負う。 強い霊力(マナ)があるアリサを「龍(ドラゴン)の加護を受けた者」という意味で、 「龍の娘」と呼ぶ長老とママ・グラディス。 静に会うために日本に旅立つアリサを待っていたのは、信じられない姿の静だった。
連載中なので、これからの展開が楽しみ。 バナナ・フィッシュに出てくる人物が夜叉に出てきて、イブの眠りに繋がる。 吉田秋生の作品はどれもオススメ。
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クーンツのライトニングも次に好きな小説。 少女ローラが危機に見舞われると、空に走る閃光とともにやってくる男。 彼は過去から来たタイムトラベラーだったという設定が面白い。 (これはネタバレですな) ただし、SFファンには、タイムパラドックスの点で疑問が残ったりするかも。
萩尾望都の作品に「マリーン」というのがある。 少年が出会った、永遠の少女のマリーン。 大人になるまで何度も出会うマリーンはきれいな女性のまま。 気付いたときが始まりの日だったという、タイムトラベルもの。 せつないストーリーだったなぁ。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 Dear ぴこ
クーンツは突っ込みどころいっぱいの小説家さんです。 昔ポルノ小説を書いてたという話もあるらしいけど。 ホラーものやサスペンスものなども面白いです。 そのうち、萩尾望都さんや、竹宮惠子さんなどの レアな漫画話もしてみたいと思ったり。
安彦良和さんの機動戦士ガンダムが出ている画集を持ってるよ。 ポスターなどのレアものが載ってたりするんだ。 ガンダムはちゃんと最初から観てみたいですねぇ。 さすがにぴこちゃん詳しいなぁ。(≧∇≦)
図書館通い頑張ってますな。無理しないようにね。 私は先月半ばにひいた風邪をまだ引きずっているようで、 咳が止まりません。 (タバコやめればいいんだけどね(笑))
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