古い魔法
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2003年10月25日(土) |
やつらの足音のバラード |
幸運は忍び忍びやつて来てわが屋根にとまつた― 音無くつむ雪や、夜置く霧のやうに。 それは不意打ちではなく、丁度日差しが立木に当るとき おもむろに光のくすぐりが枝々にひろがつてゆくのに似てゐる。
大江健三郎・ゆかり著「恢復する家族」中 十七世紀イギリス詩人ヘリック・森亮氏訳より
シカゴの友達が小旅行中のボストンから葉書をくれた。 旅先からの便りはいつもうれしいね。 チャールズ・リヴァー沿いに落葉を踏む音が聞こえるやもしれぬ趣。
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