Why Can't I Be You?...なあぼ

 

 

栗コーダーカルテット ワールドツアー2011 - 2011年04月21日(木)


今日は、吉祥寺スターパインズカフェでの栗コーダーカルテットのライブに行ってまいりました。

いや〜、久々の栗コーダー、そして久々のスタパ。
この日記の検索機能で調べてみましたら、栗コーダーのライブは、2005年9月の谷山浩子さんとの共演を観た以来。
ワンマンライブで言ったら、10年ぶり! あちゃーそんなにか。
スタパは、これも10年前、こまっちゃクレズマのライブ以来。
こまっちゃは関島さんつながり。スタパはその前にも来たことあったかなぁ、もしかしたら、たまのライブとかで。この日記には記録がない。

なんで栗Q観たい、となったかと言うと、ほぼ日の「羊どろぼう。」発売記念のライブのUst中継を観たから。
ほぼ日の会社で、栗コーダーがライブをやって、それを生中継しました。
これが良くてねぇ。こりゃあ、久しぶりにライブ行かないと、と思った。

忘れてたわけではないんだけど、他にもいろいろ行きたいライブがあると、栗Qはついつい、あとまわしになってしまうんだよね。割とたくさんライブやってるせいもあるのか。
でも、ここんとこよく観ている朝のNHK教育の番組でも、ピタゴラスイッチ他、栗コーダーの曲やら、栗原さんの歌やら、よく耳にしていて、親しんではいたんですよ。

そもそも栗コーダーを知ったのは、斎藤ネコカルテットのライブを栗原さんが観に来ていて、ネコさんに呼ばれて飛び入り参加し、バイオリンを弾かれたんですよ、栗原さんが。けっこう上手かった。キャラもおもしろくて、栗Qに興味を持ち、さっそくライブを観に行った、ロンサム・ストリングスとの対バンでしたが。音を聴いてすっかり気に入り、何度かワンマンや対バンを観に行ったり、CDを聴いたり。それが10年前ぐらい。

さて、そんなわけで久々の生の栗コーダー、生栗!(笑)
今日は仕事を夕方早退し、吉祥寺へ。
スタパの場所を一応確認してから、マックで食事し、再びスタパへ。
ヨドバシの横ってわかりやすいですね。ていうかこんなでっかいヨドバシ、あったっけ? トイレもヨドバシで済まさせていただきました(笑)

開場時間に並んでみたけど、チケットとったのが遅かったんで、入場はだいぶあとのほうだった。これなら仕事早退する必要もなかったかもな……

んで、スタパの中の様子もうろ覚えで、席の確保にうろうろ。
やっぱり、4人とも見える場所に行きたい。しかし前のほうはすでに埋まってる。ということで、うしろのほう、段になってるところの一番前がひとつ空いていたのを確保した。
それはよかったんだけど、座ってしばらくしてから、上着がないことに気がついた。うろうろして席をキープしていたときに、上着を椅子に置いたまま、忘れてしまったらしい。
探しに行きたいと思ったけど、すでにお客さんがいっぱいだったし、私のまわりも人に囲まれていて動きがとれない。
ほとんど満席だったから、無駄に1席確保してる状態になっていて申し訳ないと思ったり……気になりつつ、どうにもできなかった。
うーん、スタパは席がちょっと窮屈だよね。構造もちょっと変わってるし。
スタパで観るなら、早めにチケットをとって、いい席を確保するべきだな、と思いました。

上着のことが気になってたので、早く始まってほしかったけどなかなか始まらず。まあライブハウスってこんな感じだよね。食事のオーダーとかたくさん入るから押しがち。

開演時間15分過ぎぐらいで暗転し、メンバー登場!
そしていきなり栗原さんのMC。ご挨拶もありましたが、注意事項があったんですね、地震に関して。もしも大きな地震が来た場合、ライブを中止し、係の人の誘導に従って外に出てください、というご連絡。でも、私は地震はそんなに心配していなかった。地下だし。って関係ないか?(笑)

さて、演奏は1曲目「ペジエ」から。いきなりペジエか〜。中盤のイメージありますけど。
散々迷って席を探した甲斐あって、少し遠いけど観やすくてよかったです。
生栗コーダー。癒されるよね〜。気持ちいい。風が吹いてくる感じ。
マイク通してはいますが、アコースティックな楽器だからでしょうか。
緑とか風とか、聴いてるとそういうものがイメージされますね。

2曲目は「遠くの友達」、だったと思う。
これが入ってるアルバムは、持ってない。「鉄道ワルツ」以来、買ってないんだよねぇ。買いたいけどお金が……いつかは欲しい。

今日は、MC多めでした。いや、最近の栗Qを観てないので、比較ができないけど、自分たちで言ってたからそうなんでしょう(笑)
震災のことが、やっぱりね。どうしてもその話になりますよね。
今日のライブ、震災後に東京でやるワンマンとしては初めてだそうで。
いろいろ、中止になったり延期になったりしたものもあったそうです。
そして地震のとき、どうしていたとか。
あとは川口さんの引越しの話……(笑) これは栗Qのブログを見てる人はわかることなんですけどね。やけに時間がかかってる、と。引越しの作業と打ち上げの時間の割合がおかしい、と栗原さんにも言われていた(笑)

ま、そんな感じで重い話もありながら、ほとんどは楽しくおしゃべりしてましたけど、10年前と比べると、栗原さんの話がうまくなってる気がしました(笑)
まあ川口さんとの会話になってたせいもあるのか。昔は、他のメンバーはあまりしゃべらず栗原さんがひとりで話してた印象がある。そしてすごくたどたどしかった(笑) そこがおもしろかったですけどね。
今は内容がちゃんとあるっていうか、伝わってる感じがします(笑)
それでもいいキャラです、栗原さん。ていうか全員いいキャラですけどね。

そのあと、「カントリーロード」や「鉄腕アトム」、「アイネ・クライネ・ナハトムジーク〜冷たくしないで〜夢の人」のメドレー、などをやり。

そしてある曲の前に、ヨーロッパツアーに関してのお話が。
イギリスやオランダでライブをする予定があるそうですが、そうなったいきさつの話。なんか、世界一周する豪華客船、ありますよね。飛鳥でしたっけ。
あれで、演奏をすることになったという。それで外国に立ち寄るので、ライブもやっちゃおうということらしいですよ。すごーい。

その流れで、日本の曲「海」を演奏。「海は広いな〜」のほうじゃなくて、「松原遠く〜」のほうの海です。これが素敵でした。

ヨーロッパではMCはどうするの、みたいな話もおもしろかったなー。
ここで練習すれば、とか言われてたけど、やっぱり日本人の前で英語MCは相当恥ずかしいらしく、Next Song……で限界だと言ってました(笑)
曲名の紹介とかねぇ。英訳はしといたほうがいいでしょうね。

第1部の最後は、イギリスの曲ってことで「川口くんのおすすめトラッド」。
原題はあるんだろうけど、これを、日本では川口くんのおすすめトラッドと呼んでます、と英語で説明するだけでも相当大変だよね(笑)
これはもう、英語できる人に頼んで前もって英訳してもらうのがいいのでは……まぁ、大事なのは音楽ですけどね。そちらはたぶん、あちらでもバッチリだと思います。音楽性は素晴らしいですからね。

ここで20分ぐらいの休憩が入りました。
トイレに行こうと思ったら、長蛇の列。そしたら、スタパの人が、半券あれば再入場できるので……ということだったので、また隣のヨドバシのトイレを使わせていただきました、感謝感謝(笑)
とにかく、今日は話が長くて長丁場になりそうだったのでね。トイレには行っておきたかった。

9時過ぎから第2部。
まず笛だけの曲ということで、「今こそ別れ」と「カム・アゲイン」。

リコーダーカルテットですけど、笛以外の楽器を使う曲のほうが多いんだよね。今回も、川口さんはサックス、ハーモニカ、ウクレレ、打楽器を使い、近藤さんはギターやウクレレ、関島さんはチューバを使用。
栗原さんはさすがに笛が多いですがピアニカや、アンデスという、鍵盤で笛の音が出せるという変わった楽器も使います。
4人ですけど多彩な楽器が使えて、4人とも作曲や編曲ができるという、実はすごいバンドなんですよね。そのうえあのキャラだもんな〜。まいっちゃう。

そしてこれ聴きたかった、「ピタゴラスイッチ」オープニングテーマ!
あっという間に終わるけど、うれしかったな〜。でも今日は子供のお客さんは少なかった。年齢層は意外に高めな気がしました。女性が多いですね。

続けて、渋さ知らズオーケストラという、川口さんが参加してるグループの曲「火男」。これでひょっとこと読むらしい。コラボした「渋栗」ってアルバムに入ってるようです。この曲、よかった。栗コーダーの曲にはあまりない、激しさ、力強さがあって、かっこよかった。

そして、紹介はさらっとでしたが、ほぼ日のために作った「羊どろぼう。」、やってくれました! いや〜、やっぱりいい曲だよ。あれ、「ポルカ」と続けてやったけどどちらが先か忘れました。
実は、休憩時間に、客席にほぼ日のかたが数名いたのを発見しちゃった。
この日は、ほぼ日ではクレモンティーヌのライブのUst中継をやってたんだよね。だから誰も来ないのかなーと思ったら来てた。わー、生乗組員(笑)

次に、関島さんの紹介で、「平和に生きる権利」という曲をやりました。
チリのアーティストの曲らしいんだけどね。これがまたよかった。
珍しく関島さんのソロがあり、これが素晴らしかった。うーん、やっぱり栗Qってみんなスゴイ。

最後に、キョロちゃんのサントラから、「生きているだけで楽しい」。
この最後の2曲は、なんだか特別な選曲なのかな、と思ってみたりして。
私も、このライブ、チケットとったけどちゃんと来れるのかな、と思ってましたよ、ちょっと前には。先月は計画停電やってたしねぇ。
栗原さんも、お客さんの前で演奏できるって幸せなことだ、と言ってました。
私も、ライブは1月のHURTS以来で、この間ずっと具合悪かったし、なんとか最後までライブを楽しめて、よかった。ほんとに来てよかった、と思いました。

近藤さんが、Thank You! と言ってシメました(笑) これも練習の一環ですかね。

もちろんアンコール。まず、トイドールズというイギリスのバンドの「ネリー・ジ・エレファント」。これだったかなぁ、イギリスで演奏してウケるのかどうなのか、という話をしてたのは。すいませんうろ覚えです。
私は全然知らなかったなぁ、このバンド。

そして最近ではアンコールとして恒例なのかな、「おじいさんの11ヶ月」。
近藤さんが立ち上がりギターをかきならす。お客さんもみんな手拍子。
楽しい楽しい。こういう終わり方も、いいですね。終わりにふさわしいです。

これですべて終了〜。はぁー、楽しかった。音楽も、おしゃべりも。
気になっていた上着も、無事見つかりました。
6月10日に、吉祥寺マンダラ2でライブがあるんですよね。
ヨーロッパツアー後なので、そんな話が聞けそうだし、この日も行きたいなぁという気持ちになってます。すでにチケットも売ってるし。行くなら早く買わないとな……どうしましょ。




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