野獣刑事 - 2008年11月30日(日) 8時起床。 今日は、黄金町の映画館ジャック&ベティで映画を観て来ました。 「追悼・緒形拳」という企画で、泉谷しげる出演作品『野獣刑事』を上映、そして今日は泉谷さんのトークショーもあるということで。 すでに「野獣刑事」はCSでやったので録画してあった。 でも実は泉谷さんのシーンだけ観て、他はちゃんと観てなかった(^ ^; だからまあ、初めて観るようなものでした。 17時前に黄金町に到着。 大岡川の夕暮れ、きれいでした。 映画は2本立てでしたが、2本続けて観ると疲れそうだな、と思い「野獣刑事」だけ観ることにした。 着いた時にはまだ「火宅の人」をやっていました。最後だけちらっと観た。 さて、「野獣刑事」。監督工藤栄一。 連続殺人犯を追う刑事大滝が緒形拳、その恋人、子持ちのホステスの恵子がいしだあゆみ、そしてその女のヒモ、シャブ中の阪上が泉谷しげる。 刑事モノではあるんですが、それと平行してこの三人の三角関係のストーリーが進んでいきます。そこの部分が結構、泥臭い。人間臭いというか。 そういう、人情モノっぽいのは本来あまり好きじゃないんですが、この映画のは役者の魅力と演出のうまさなのか、あまりいやらしくないですね。子供も出てるし下手するとあざとくなるところですが、ギリギリ、そうならない。 かなり悲劇的で救いのない話ではあるんですけどね……重いです。 人間の弱さや愚かさを真っ向から描いています。とてもリアル。 泉谷さんの演技は味があるし、緒形さんも野獣っぽい荒々しさとその反面の優しさが素敵でしたが、なんと言ってもいしだあゆみさん! こういう水商売で幸薄いというか、でも情に厚くて流されやすいっていう役柄が似合いすぎる。 カッコよかったです。 映画の後、泉谷さんのトークショー! いろんな話をして下さいました……かなりヤバイ話も。ここには書けない(笑) 緒形拳さんは、ケンカのシーンも本気で殴ってくるとか。 監督の工藤栄一氏は、何言ってるかわかんなかったとか(笑) でもカワイイ親父だったそうですよ。名監督で、泉谷さんや緒形さんにとっても憧れの存在だったらしいです。 そして、「野獣刑事」の中に、火事のシーンがあるんですが。それを見てるうちにシャブ中の阪上が禁断症状で暴れ出すんですけどね。 その火事、撮影現場近くで本当に起こった火事を勝手に撮影したものらしいです!(笑) そうだったんだ、確かにリアルだったけども。だから元の設定にはなかったことなので、監督が泉谷さんにセリフを考えさせたそうで。火事を眺めながらなんか言え、ということですね。それで「シャブには火事が一番やな」というセリフを言ったそうですが、何の根拠もないそうです(笑) そういうもんなのかな、と思っちゃったよ私は。 他にも、お客さんの質問に答えてくれたり、結構たっぷりしゃべってくれました。 最後に、泉谷さんはこの映画館を応援してる、また来年もよろしくと言っていた。また何か、企画して欲しいですね。ぜひぜひ! 帰り道、近所の家のイルミネーションがまたスゴイことになってました。 帰宅後、録画していた「上田ちゃんネル」を観てみた。 16時から録ったら、ちょうど16時5分ぐらいから泉谷さん登場! 結局30分近くもいてしゃべってた。公式でほんの少しと言ってたから10分ぐらいかと思ったのに。 泉谷さんの達観ぶりに仙人みたい、なんて言われてました(笑) 生放送のトーク、結構貴重だったかも。 で、その後も流れで観てたら上田の相方、有田が登場。 泉谷さんが来てたので待たされたらしいです(笑) そしてその後の演芸コーナーに、BOOMERとプリンプリンが出て来てコラボライブを披露。"ブーマープリン"というユニットで最近はやってるらしい。 これが、面白かったんですよ。ドリフみたいで。 懐かしいよな〜、このへんは皆、ボキャ天の常連だったんだよね、くりぃむしちゅーが海砂利水魚だった頃ですね。古坂大魔王も底ぬけエアラインってグループでした。私はボキャ天を一時期観てたので……彼らのトークは同窓会観てるようでした。今でも仲いいんだなぁ。 古坂の芸もスゴイですね。この人こんなに面白かったんだ。 一応20時まで録画してたんですけどね。思わぬ収穫でした。 -
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