Why Can't I Be You?...なあぼ

 

 

LOVE LETTERS - 2003年12月25日(木)

今日は、ほんとは休みのはずが人手不足のため出勤することになった。
ただし本数少なくして早退しました。夜に用事があったので。
3時頃に会社を出て、ほんとはまっすぐ渋谷へ向かうつもりでしたが、いったん家に帰った。朝、慌てていて携帯もMDウォークマンも忘れてしまったので…
それと、実は昨日飲んだコーヒーのせいか分かりませんが、ほとんど一睡も出来ず(^ ^; 朝方ちょっとだけウトウトした程度。しかも金縛りみたいになりかけた。とんだクリスマスだ(笑)
それで、少し仮眠したくて。それで帰ってすぐ寝ようとしましたが、そう簡単には眠れず、そのまま5時前に家を出た。

渋谷のパルコ劇場にて、「LOVE LETTERS」というお芝居を観てきました。
このお芝居のことは知ってたけど、どんなものだか良く分かってなくて…
ラブレターを、2人の役者さんで交互に朗読するものってのは知ってたんですが、これまでパルコ劇場でずっとやってきたものは、全部同じストーリーなんですね。今調べて知りました(^ ^; ひとつのお話を、役者さんを変えて何百回も公演してるんだ。ある意味スゴイ。それだけ深いお話ってことかも知れない。演じる役者さんによって全然違うのかも知れないな…
クリスマスの今日は、私の好きな近藤公園君と、彼と「あかね空」という時代劇で共演した前田愛ちゃんという組み合わせ。

渋谷に着いてマックで急いで食事して、パルコ劇場へ。
大人計画のホームページには、メンバーみんなでパルコ劇場に来るみたいなことが書いてあり、ホントかね〜と思ったけど、もしかしているかも、と思ってちょっとドキドキ。
チケット切ってロビーへ入ると、これまでLOVE LETTERSを演じてきた方の写真がズラーっと…錚々たる面々です。大竹しのぶさんのなんて観てみたいなぁ。
で、ちょっと中に入ろうとしたら…いました!荒川良々さん見ーっけ!帽子被っててパッと見わかりづらかったけど。結構背が高い。帽子被ってるとほんっと普通の人。あの頭が特徴ありますからね。街ですれちがっても多分分からないな…

ほんとにいるんだ〜と思ったらもう、みんな芸能人に見えてくる(笑)
思わず人の顔を気にしながら、自分の席へ。9列目の9番。
座ってしばらくすると、通路をのぼってくる、大きな帽子を被った顔の小さい人が…あれ、クドカンに似てるな〜と思ったら。先に席に着いてた人に話しかけて笑ってる顔見たら、やっぱし本人だ!ひゃ〜…ほっそーい。後ろ姿、首がめっちゃ細い。思わずジーロジロ見ちゃいました。でもクドカンもすごい普通です。
そしてその後に、マンラブで赤いトレーナーの女を演じた池津祥子さんが。
背がすらっと高くて、キレイです。でも、あの赤い女と同一人物とは思えない!素敵な大人の女性って感じです。クドカンさんと同じ列に座った。
後ろの方を見ると、マンラブで黄色いデブADを演じた皆川猿時さんらしき人も。
分かったのはそんなところかな。ミーハーな私は開演前にもうそれだけで盛り上がっちゃって。でもこんなたくさんの先輩たちに見守られて、公園君やりにくくないのかな…(^ ^;

ステージ上には、2つの椅子と、真ん中に小さなテーブルと水。それだけ。
開演前のBGMにはクラシックが流れ。大人な雰囲気が漂います。

7時が過ぎ、いよいよ開演です。
公園君と愛ちゃんが登場。いいっすねぇなんか、初々しくて。
本を開いて朗読が始まった。最初は公園君の朗読から。
うわ〜、緊張するだろうなぁ。体を一切動かさず、声だけで演技するって、思った以上に難しいと思います。演技っていうか…手紙の言葉で心を表現する訳で。
最初のうちは、緊張のせいなのか演出なのか分かりませんが、すごく早口に感じました。内容がつかめないうちにどんどん進んでっちゃって。聴くことに集中することにこっちも結構必死。
でも、だんだん面白くなってきた。こちらも慣れるんでしょうね。

子供時代から、思春期、青年時代、成人して中年になるまでの手紙のやりとりをたどっていくんですけどね。アンディはマジメなエリート、メリッサはちょっと悪いことしたりして自由人で芸術家肌。そういうキャラはありますが、聴いてるととても普遍的っていうんですかね。ああ、そうそう、あるあるみたいな。
男と女のすれ違いが上手に表現されてる。手紙って、出しても返事が来ない場合もありますよね。ところどころそういうとこがあって。ひとつの手紙を朗読して、間があってから「こないだの手紙は届きましたか?」っていう次の手紙を朗読して、それでもまだ返事がなくて… この間の取り方が、公園君はすごく上手だった。
愛ちゃんの方は、ちょっと短めだったな。
返事が来ないってすごい切ないな〜って。その、沈黙の間にいろんな感情がこもってる…というかこちらが想像出来るのかも知れない。そんなとこが妙に泣けました。別に泣くとこでもないのに。

休憩があって、後半は2人はすっかり大人に。公園君はスーツの上着を羽織ってきました。愛ちゃんもドレスが変わってて。
前半のヤマ場は、2人が恋人の関係まで発展するんだけど、上手く行かなかった…というところだった。メリッサは、手紙で何でも語りすぎたのが良くなかったと言い、アンディは手紙の中の僕が本当の自分だ、書いてる時に一番自分らしくいられる、と言います。この部分は、私はアンディの気持ちになってしまった。
前半はどちらかというと、アンディがメリッサを強く求めるのですが、後半になってくると、メリッサの方が弱くなってきてアンディに助けを求めます。
アンディはあくまでエリート、結婚生活も幸せそのもので、メリッサは結婚がうまくいかず画家として孤独に世界を放浪しだんだん精神的におかしくなっていくんですが…
後半の方が感動したかな。この2人は、一般的に言うような幸せな関係で結ばれることはないのですが、精神的には誰よりも強くつながっているというか。そういう関係もあるのかな…と思います。つながり方にも、いろいろあるよな〜と。

手紙っていうのも、今のメール時代にはかなり共感出来るものがあります。
手紙はさらにタイムラグがある訳ですけど…手書きで、メールよりさらにその人自身が表れるだろうし。
私も、文通してた時期がありました。中学生の頃、ただし女の子とですが。
同じ学校にいる子なのに、なぜか手紙を書いて交換していたんです。
ま、くっだらない手紙ですけどね。私と同じで洋楽が好きな子だったので音楽の話とか。そして学校の先生のネタ(笑) それを、いつも4、5枚ぐらい書いて…もっと多い時もありました。書きながら、自分で笑ってたんですよ(爆)今考えたらバカみたいでした…そういう自己満足な手紙で、やりとりを続けてくれた友達にはすごく感謝してますが。卒業してからも、郵送してしばらく続けてました。
手紙じゃないけど交換日記もやってた。それも女の子と。その後は、自分で日記を書いてたので、私の日記歴も長いですね…もともと好きなんです。その日あったことを、どんどん忘れてしまうのがイヤだし。それと書いて気持ちをスッキリさせるということも出来るので。そっちのが大きいかな。

脱線したけど。公園君と愛ちゃんの朗読、目をつぶって聴いているとスーッと心の中に入ってきました。見た目の演技は特にないので、聴くことに集中するお芝居なんです。役者さんの声が好き!という人には、多分たまらないですよ。ぜひオススメします。この2人のカップルは、ちょっと若かったかな。それでも、最後の公園君なんて素晴らしかったですけどね。愛ちゃんは泣いてたし。
もう少し上の年齢で、でも子供っぽさも上手に表わせるような役者さんがベストかも知れません。メリッサの方は、もうちょっとワルな感じの人(笑) 線が細くて壊れそうで、気が強そうだけど、守ってあげたくなるような人…誰だろう。思い浮かばないですけど。男性は、見るからに優等生タイプがいいですね。
ああ、今ふいにチラシが目にとまったけど、白井晃さんなんてイイなぁ。かなり大人になっちゃうけど、きっと子供時代もハマりそう。
女性は、その白井さんのお芝居に出た、浅野温子さんなんてどうでしょう。でもそれぞれはいいけど、白井さんと浅野さんの組み合わせはどうなんだろ(^ ^;
ちょっと違うかも。そんなこと、考えるのもなかなか楽しいですね。
誰か、好きな俳優さんが出る時は、また観に行ってみたいです。

おっと、忘れてた。お芝居終わってロビーでアンケート書いてたら、猫背椿さんも通りました。うわ〜再現ドラマの女! オシャレしてて可愛らしかったですよ。
マンラブ出演者勢揃い!嬉しかったなぁ〜、しかも木曜日だし。意外なところにすごいオマケがあったって感じでした。なんか公園君そっちのけだけど。。。ゴメンね。クドカンドラマに公園君出ないかなぁ。


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