Why Can't I Be You?...なあぼ

 

 

Wild Sketch Show - 2002年12月03日(火)

今日はいよいよスケッチショウのライブ@SHIBUYA-AX!!
スケッチショウ、細野晴臣と高橋幸宏のユニット…ではなく「バンド」です。
小学生の頃からYMOが好きで、その後もそれぞれのソロを聴いてきた私ですが、彼らの出るライブってのは、YMOの再生コンサートしか観た事ないのです、実は。細野さんのティンパンはね…私はどっちかというと、テクノっぽい方が好きなんですよ。細野さんのものでは。だからティンパンは、細野さんがベースを弾きまくってるのですが、かなり渋い印象でなんとなく手が出ずいまだCD買ってないという…でもこないだライブをテレビでやっていて、観たら「東京ラッシュ」やってるじゃないの(T_T) っかーこりゃもう一生の不覚じゃ〜。生東京ラッシュなんてもう、聴けないんじゃ…いや、まだ細野さんが生きてる限りはチャンスあるよね、ね?(T_T) てわけでティンパンのライブも行かず。でYMOの再生も、東京ドームで音は最悪だし、全然見えないしライブの構成も納得いかなくて全然満足出来なかったので、なんか今日初めてちゃんとライブで2人を観るんだ、という気持ちでした。あわよくば教授も…と思ったけどあまり期待はしてなかった。それがあんなことになろうとは…ってもう皆さんご存知よね(^ ^;

という訳で当日。そう、今日のは追加公演なんですよ。
私が、大馬鹿なんですが、本公演の8日、9日の先行発売でちゃんとチケット当たって9日に行けることになってたのに、お金を振り込むのをすっかり忘れてて(^ ^; 当然無効になってしまい、追加公演があるのを知って慌ててチケットとったんです。で追加公演がなぜか前に来ちゃってるという。ラッキー、なのか?

どうせ整理番号はB−654番だし、なかなか中には入れないだろうと思って開場時間ちょうどぐらいにAXに到着。すでに人がたくさん。
ロッカーがあって、荷物を預けるのに悩みました…だって、上着預けて外で待つのは寒い、風邪っぴきだし。それと物販は会場の中にあるから、財布を持って入りたい、けどどう考えてもカバンは邪魔だし…やっぱ、スタンディングの時には小さなカバンが必要ですね。ショルダーみたいな。もしくは、財布は小さい小銭入れみたいなものにお金をうつしておくとか。ま、ロッカーに財布置くのは危険かも知れないんだけど…会場の中で持ってても結構怖いよね。
不慣れなんでよく分からなかった。結局、上着のポケットに財布だけ入れてあとは預けました。中は熱いから後で上着を脱いで持ってよう、ということで。

しばらく待って、入場。意外にスムーズでした。どんどん人を入れてて。
そしてさっそくパンフ購入。なんと3000円…高い。でも、中身が濃かったんです、2人の2万字インタビューが載ってたりして。ま、記念だからね、買いました。
中に入ると、後ろのちょっと高くなってるとこに人が結構いて、会場の真ん中あたりがあいていました。私は多分、会場のちょうど真ん中あたりにいたと思います。
なるべく背の高い人とかぶらないように…ただでさえ背が小さくてこういう時は苦労しますからね。かといって高い靴は履けないし。足がすぐ痛くなるから。
ステージは、2段構え?下の段に楽器がいろいろセッティングされてて、奥の高くなったところにマイクが2本。そしてスクリーンがいくつか。
開演前の待ってる時間にスクリーンでちょっとしたアニメーション(パラパラ漫画程度のものだけど)が流れてるんだけど、2パターンしかないんだよね(^ ^; もっと用意しといてよ、退屈なんだから…
まわりを見回すと、やっぱり年齢層高いです。私の目の前にオバチャンがいました。スタンディングで大丈夫なのか?(^ ^; あとは男性のサラリーマンが多いね。きっと私と同年代かちょっと上ぐらいでしょう。

さて、いよいよ開演ですっ!
いきなり、なんでしょう、アメリカのTVでやるショー番組のオープニングみたいなご陽気な曲が流れてきた。やっぱり、「スケッチショウ」だから…
すると、黒いタキシードを着てキメた2人が歩いてきました!ちょっとしたセットと一緒に入場。これがうまく説明出来ないんだけど、それこそアメリカのショー番組に登場しそうな、上の方に「WILD SKETCH SHOW」って看板が掲げられてて、その下に赤い幕が下がってるという。わかんない?ま、いいです(^ ^;
で、そこでコントが始まった(笑)幸宏さんがおもむろに紙を取り出して堅苦しい挨拶を読み始める。で細野さんがそれを制して紙を取り上げビリビリ破いて捨てて、じゃあ細野さんやってよ、と言われて今度は自分が懐から紙を取り出して全く同じ文を読み上げる、という…こう書くとくだらないけど、あの2人がやると妙なんだよね(笑)笑っちゃうんです。
で、そのコントの最中、後ろのセットの幕の間から、ちらちら顔を出してる人がいて…もうすぐに気付かれてました、「教授〜!!」って(笑)ほとんど、目ぐらいしか出てないのにね。ま、そんなこと出来るのは教授ぐらいしかいませんよね。
もうその時点でみんな興奮状態で。実はコントをちゃんと見てた人はあんまりいないんじゃないかと思います(笑)その幕の方が気になってね。
でも素晴らしい瞬間でしたよ…幸せでした、ハイ。

またまた前置きだけでこんなに。あはは。誰も読んでないよねどうせ。
でそのコント的なものが終わって3人はセットと一緒に下がった。
舞台上にはすでに、バックバンドの皆さんがスタンバイしていた。
メンバーを紹介すると、ギター徳武弘文、キーボード堀江博久、ユーフォニウム権藤知彦、アコーディオン田中純子、ゲストが小山田圭吾。ゲストとは言っても小山田さんはずっと出ずっぱりで、音響やらギターなど活躍してましたよ。
それと映像担当は高木正勝さんでした。

まずこのメンバーだけで演奏が始まった。よく聴くとYMOの曲!「コズミック・サーフィン」、「ソリッド・ステイト・サバイバー」、「体操」。3人の曲を1曲ずつ演奏したってことかな。静かな感じで、なんか昔を懐かしむようなレトロな響きだった。

そしていよいよ、2人が登場!それぞれ、ドラムセットに座り、ベースを持ちました。いやあホントにバンドじゃん。嬉しいねぇ。
まず「Reform」。CDでは純粋にテクノって感じですが、ライブではうまく生楽器も絡んでてイイ感じ。
次、いきなり新曲!新曲、何曲かやったんですが、あんまり細かくは覚えてないけど、ポップな印象を持ちました。さらに歌に力を入れてるような。ポジティブな明るい感じがしたな。
軽くMCはさみ…細野さんが寝たふりしたりして。幸宏さんに起こされて、次はなんだっけ?ライディーン?とか寝ぼけたりしてました(笑)
次は「Do you want to marry me?」これは、幸宏さんは生歌じゃなかったみたい。ちょっと残念。
そして「supreme secret」、これはもともとバンドっぽいノリの曲なので、ライブでもカッコよかった〜!盛り上がりましたよ。シビれました!
これも教授が作曲に参加した曲なのよね。一緒に演奏して欲しかったなぁ。

ここでメンバー紹介、だっけな。ひとりずつみっちりと。
もしかしたらもっと後だったかも。間違ってたらすいません。
でね、若い世代とコミュニケーションとらないと、という話題になり、いきなり細野さんが小山田さんの携帯に電話するという、これもミニコント?(笑)
普段もこんな風に、携帯でしゃべったりしてるんだろうか、この似た者同志みたいな2人は(笑)まるで親子…
この後、新曲を2曲やりました。春に出るというマキシシングルに入るのかな。

次は「Theme from a summer place」。細野さんのボーカル、ここはどうやら生歌だったみたいです。これ口パク難しいからな、タイミングが。
のほほんとしてますね、なんとも。
そして「Wilson」。こっちは幸宏さんボーカル、こっちも生歌だったかも…なんとなく。夏っぽい曲が続きました。
そして次が、なんと「gradated grey」!おお〜って感じ。これをやるかぁ。
これはYMOの「テクノデリック」というアルバムに入ってる曲。細野さんの曲です。子供の頃聴いてなんとなく怖いと思ってました…細野さんの曲はだいたい怖かったです。不気味っていうか。でもそこにハマるというか、そこが気持ちイイんだよね。生で聴けるなんて…ほんとに嬉しい。もちろんアレンジは全然違うけどね。
夏っぽい曲の後に真冬っぽい曲でした(笑)

さて、ここでなにやらステージにセッティングが。右手前にキーボード…おお、これは!そう、ここで坂本龍一登場!かっこいい〜という声が飛んでました。ほんと、いい男です!モテるわな〜そりゃ。かなりもう白髪ですけどね。細野さんも白髪で、なんか年月を感じますねぇ…でも素敵に年を重ねてますね、皆さん。
そして、「wonderful to me」を演奏!は〜、素晴らしいです。3人が揃ってこの曲を…感動。
次、また新曲。教授がまた参加したのかな?ライブで一緒にやったということは。
だとすると、もう3人のバンドってことでいいじゃん、と思っちゃうけどね(笑)
でもそうなるとまた面倒なのかな。イニシアチブの問題が。複雑な3人…

ここでバンドメンバーはほとんど下がり、スケッチの2人が奥の壇上へ。
ここからは、テクノのライブのスタイルですね。WIRE02でもこんな感じだったのかな。2人が機材の前でちょこちょこ何かやってるという。何をしてるのかいまいち分かりませんが(笑)
「Turn Turn」、大音量で聴くとまたカッコイイですね。音に包まれてる感じです。次が「Microtalk」そして「Return」。このReturn、ラスト部分はCDで聴いてもおお〜〜〜っ結構過激(笑)とか思うのですが、ライブで聴いたらさらに刺激的で鳥肌たちました!!今回のライブで一番感覚的にキたのはこの部分だったな。ヤバい、と思った(笑)全く、このオヤジたちは。
次が「Flying George」、そしてラストはなんと「Pure Jam」!
これね、途中で「Cue」が出て来たり「ライディーン」がちょこっと出て来たり、他にもあったのかなぁ。YMOメドレーっぽかったかも。そういや再生コンサートの時もラスト曲はそんな感じだったな。
これで2人がそのまま下がるかとおもったらマイクを持たされて前へ出て来てちょっとお礼言ったりしてました。そんな予定はなかったんだけど、だって(笑)

当然、拍手はなりやまずアンコール。
もう最初から教授出てきました。
まずは、「Cue」!いや〜、これはまあ、らしい選曲かも知れないけどね。
今回、古めの曲はなかったよね…と思ったら最後は「中国女」!!
ひゃーこれが聴けるとは。最初わかんなかったです。小山田さんのギターソロなんかもあったような。カッコよかったですよ。
最後は、YMOの3人が教授を真ん中に肩を組んでねぇ…(T_T)
美しい光景でしたよ。ほんとに、夢のようで。子供の頃から憧れてきた3人が同じ舞台に…泣くほどじゃなかったけど、嬉しくて嬉しくてはしゃいじゃったよ。
会場もすごい興奮に包まれてました。
しばらくそのままみんな拍手してたけど、やがて解散。その場を去りたくない気持ち、分かります…

歩き出してみると、それまでは気付かなかったけど足腰が痛い(^ ^;
やっぱ年がいもなくど真ん中で観たりしたから…
そのうえ中で汗をかいて寒い外へ出たためか、風邪が悪化してしまった。
でも、生きててよかったな〜と思いました!
もう次のライブが待ち遠しいよ。次も絶対に行きます!!!


-




My追加

 

 

 

 

INDEX
past  will