Why Can't I Be You?...なあぼ

 

 

MO'SOME TONEBENDER/54-71 Live - 2002年08月29日(木)

今日は、モーサムvs54-71のライブの日です。
どっちのバンドも、CDは聴いたことあったけどライブ観るのは初めて。
こういう、ロックバンドのライブってほとんど初めてみたいなもので、ドキドキしてました。ファンってどのくらい暴れるんだろう、、、とか。
でも今回、このライブのことを教えてくれた友人と、そのまたお友達と観ることになり、心強かったです。一人じゃ怖い・・・ビビリな私。

会場は渋谷クアトロ。18時開場で、15分前ぐらいに到着。
もっと早く来りゃよかったんですが、実は昼間にテレビ観てまして。
フジテレビの「爆笑ネタバトル」。テレビの視聴者が携帯のメールで投票出来るシステムで、1回やりたかったんです(^ ^; この日しかリアルタイムで観れなくて。
私は劇団ひとりに投票。前も観たネタでしたがとても面白いネタなんで、入れたのですが、惜しくも2位。川島さんは自分のメールを公開しちゃったりして、はじけてました(笑)

さて、開場入り。友達がとても早い整理番号だったので、ステージほぼ正面のカウンターのところを取ってもらってしまった。ありがたやぁ〜。ここは、椅子があることもありますが(先日のLitaの時にはあった)今日は撤去されてた。
入る人数などにもよるのでしょうか。

そこで1時間ちょっと待ち・・・立って待ってるのも大変ですな。
そして会場が暗くなり歓声があがる。楽器の位置から、どっちのバンドか推測してたんですが、最初は54-71でした。

ドラムがかなり左側にいます。真ん中奥がベース。右にギター。
そしてボーカルが前。そーそー、ボーカルの佐藤さん、ライブ開始前にクアトロの外で誰かとしゃべってたのを見かけました。格好が、上がグレーのTシャツ、下が赤いジャージ。そして坊主頭。言われなきゃ気が付かないぐらい、見た目はふっつーの人です。どっちかと言うと影が薄いぐらいの。
でもステージに立つとねぇ。服はそのままでしたが、異様な動きで観る者を惑わせます(笑)なんか、太極拳のようだったり、パントマイムのようだったり、ちょっとトーキングヘッズのデビッド・バーンみたいな動きとか。とても存在感あります。
それから、ベース!噂には聴いてたけど、ホントにずーっと、最初から最後まで後ろ向き!!つまりお客にお尻向けたまま。あれでよく、他のメンバーと息が合いますね。ドラムの方は見てるようだったけど。でもねーそんなだけど4人の息はピッタリでしたよ。特に、ベースとドラムは素晴らしいです。どっしりカッチリとして一切乱れない。めちゃくちゃカッコイイです。
そこにギターがいろいろな色をつけ、そして怪しいボーカルが乗っかる、と。

1曲目は知らない曲(professorというらしい)でしたが、2曲目の「humpty empty mellow blues」!!これ、先日出た新譜に入ってて、一番好きな曲です。は〜シビれる!!それから「ceiling」!これはインディーズ時代のアルバムから。このアルバム、先日買ったばかりでしたが、予習しといて良かったぁ。イイわぁ。
それから、新譜に「what color」って曲があって、54にしては明るいというかポジティブな響きの曲です。これ、ライブで盛り上がれる曲ですね。54って暗いというか内向的な曲が多いですが、この曲にはひとすじの光というか希望が見えて、ちょっとグッときます。そして終盤の「life」、これは名曲です!!代表曲と言っていいかも。全部で、12曲演奏しました。
全体的に、ぐっと締まった、緊張感のあるライブでした。間にMCは一切なし。一気にたたみかけた。圧倒されたというか、かたずを飲んで見守ったって感じかな。
全部終わってから佐藤さんが次回ライブの告知をちょっとしてました。普通にありがとうございました、とか言ってて好感持てました(笑)ああいう少し危なっかしい人って応援したくなっちゃいます。ちょっとしたはずみで、どっかヘンな方向へ行っちゃいそう。このバンドにはそういう少し病的なものも感じます。ほんとに、暗闇の中にいるみたいな曲もあるし。強迫神経症っぽさとかあるような・・・内に内に追求しすぎて自分を破壊しちゃうような雰囲気。あんまりエネルギーが外に弾けないんですね。抑圧的でストイック。でもそこが魅力。

さて、終わってしばらく放心状態でしたが、まだ次があります!お次はモーサム。
お友達大推薦のモーサムです。ライブが凄いらしいので期待してました。
こちらはスリーピース。3人が登場。百々さん素敵☆
演奏が始まると、オーディエンスが跳ねる跳ねる(笑)モーサムファンが大半だったようですね。でもね、ファンじゃなくてもノリノリになっちゃいますよ。
こちらは54と対照的で、エネルギー爆発型。でもただの爆発じゃなくてとても鋭いというか。繊細さもあるんですね。そしてとても3人とは思えない音の厚さ!
これにはビックリです。映像でも観たことはあって、その時も思ったんですが。
54は、緊張しつつじっくり観てたけど、モーサムはとにかく自然と体が動いて楽しい!イヤなことをスカーっと忘れられるライブです。頭からっぽに出来る。

1曲目は「LAKE SIDE」。モーサムはアルバム1枚しか聴いていないので、知らない曲の方が多かったかな。でもどれも良かった。「未来は今」はシングルで知ってたので嬉しかったな。次の「HigH」は私が聴いたアルバムの「HELLO」の中の曲。テンション高くてクラクラします。同じアルバムからの「カリフォルニア・ガール」もハイスピードでカッコイイ!ちょっとヘンな曲で大好きです。
そして「冷たいコード」!!もー最高!!個人的には今回のライブで1番良かったです。CDでもイイけど、ライブで聴いたら数倍カッコイイ曲でした。
ラストの「echo」。左隣の友達も、そして右隣の知らない人も、思わず感激の声をもらしておりました(笑)いや、みんなそうだったな。「へー」とか思ってるのは私ぐらいだったかも(笑)この曲はよく知らなかったので・・・
最初は静かでしみじみした曲なんだけどだんだん高揚して、どこまで行っちゃうんだーってぐらいに百々さんはギターを狂ったようにかき鳴らしまくり、とうとう最後にはギターを放り投げました・・・スゲー。そのままメンバーは退場、投げられたギターからノイズが鳴り続けていました。もうみんな呆然。誰かがその音をやっと止めて、一瞬沈黙があってから拍手が。しばらく拍手は鳴り止まなかったけど、アンコールはなし。

という、凄いライブだったのです。これ、組み合わせの妙も絶対あったと思う。
重くて渋い雰囲気の54の後で、ガーっと弾けるモーサム。一粒で二度おいしい。
違うタイプの、素晴らしいバンドを同じ日に聴けて、しかもそれが3000円だなんて!!お徳すぎます。これ観れてほんと、ラッキーだったな。
来て良かった、と心から思えるライブでした。
この先、この2つのバンドはどうなっていくのかな。楽しみですね。
どちらも、あまり商業的なバンドじゃないから、大きくブレイクすることはないかも知れませんが、独自のスタイルをすでに持ってるので、ヘンに妥協することなく、このままいい音楽作って、いいライブやっててもらいたいです。
いや、きっと誰かに迎合したり出来ない人たちでしょう・・・彼らは。
そうじゃなきゃこんな音楽はやれないよね。


はー。またまた超長い文になりました。
8月はライブに2回しか行ってなくて、この音楽日記も夏休み状態でした。
9月も実はあんまり予定がありません(^ ^;
10月以降はクラシック関係が増えると思います。つまり藤森亮一関係ってことですが(^ ^; 2ヶ月近く、生藤森さんが観られません(T_T) テレビでN響コンサート観るけど。藤森さんの新譜はいつ出るんだろうか。待ち切れない・・・
でもその前にASA-CHANG&巡礼や、SKETCH SHOWのCDが出るので、そっちを聴いて待つことにしましょう。



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