モルゴーア・クァルテット 第16回定期演奏会 - 2002年01月19日(土) 年2回あるモルゴーアQの定期、今年の1回目です。 場所は上野の東京文化会館小ホール。 今回のプログラムは、マリピエロ2番、ヴィラ・ロボス6番「ブラジル」、ベートーヴェン15番。 友人と前から2列目の真ん中の席に陣取りました。だんだん前になってきてます・・・ さて開演。4人が登場。 最近藤森さんはちょっと前髪をセットしてるように見えるんですが気のせいでしょうか・・・出てくる時いつも前髪が浮いてるのです。でも弾いてるうちに元に戻っちゃうんだけど(笑)な〜んてそんなとこばっかり見ています。 まずマリピエロ。あんまり名前知られてないような。私は知りませんでした。 前回の定期で予告編としてアンコールでマリピエロの第1番から弾きましたけどね。 これ、斎藤ネコカルテットのライブの時に、「この曲をモルゴーアでやるのぉ??」なんてネコさんが言っていて。でも私は意味が分かってなかった。 どういう意味だったんだろ、と思いながらモルゴーアの演奏を聞いてました。 そんなヘンな曲じゃなくて・・・いや、ユニークではありましたが、マジメな曲じゃないか、と思っていたら、最後の最後で、、、こ、これは!! ネコかるで、曲がエンドレスになって終わらなくなると必ず出てくる曲がありまして、それを弾くと終わるよ〜という合図なのですが・・・何の曲か知らなかったんですが、これがなんとこのマリピエロの2番のラストだったのですねぇ。 もう、笑いたくなってしまいました。ネコかるではあまりにもおなじみのフレーズなもので。テンポとか微妙に違ったけど、ていうかこっちが正統の演奏ですね。 この曲がまた聴きたい方は、ネコかるライブへどうぞ。ほぼ毎回やってます(笑) ただし最後の部分だけ。 という笑っちゃいそうなマリピエロの後はヴィラ・ロボス。こっちはまた違った意味で笑いそうになりました。リズムなんかも思い切りラテンな感じで・・・ メンバーの方も楽しそうに見えてしまいました。 第3楽章がとてもキレイで、今回のコンサートで一番感動したかな。 また聴きたいな、と思いました。 休憩の時に、N響の団員さんのHさんの姿を見かけました。 モルゴーアは結構N響の方見えます。今回はHさんしか分からなかったけど・・・ それと今日は藤森さんの奥様向山佳絵子さんのお誕生日なはずなので、ご家族でもしかして見えるかも、と期待してたのですがいらっしゃらなかったですね。 なんて常にミーハーな私。思わずキョロキョロしちゃいました。 さてベートーヴェンです。前回モルゴーアで初めてベートーヴェンの弦楽四重奏曲を聴いて、正直言ってあんまり印象に残らなかったのですが、今回は違いました。 素晴らしかったです。生きる喜びとか希望といった言葉が浮かんできました。 曲の雰囲気のせいかも知れませんが、最近のモルゴーアはとても楽しそうに弾いている気がしますね。ショスタコがメインだった頃は、もっとピリピリした感じがしました。 こっちまで緊張して手に汗握って聴いてました。そういう部分も好きでしたけど、今のモルゴーアもいいな。 藤森さんは快調な演奏だったみたいです。ノッて弾いてました。音も良かったです。小野さんとの低音のコンビがバッチリ。 アンコールは、2人の作曲家の曲を弾きましたが、う〜んなじみのない作曲家で名前が覚えられませんでした。どちらも面白い曲でしたよ。2曲目はおかしなワルツ、だったかな。 なんか、モルゴーアはヘンな曲をやるというのが普通になっていて(笑)今回もかなりヘンでしたね全体に。まともなのはベートーヴェンぐらい??でもそういうモルゴーアが大好き。 アンケートにもまたヘンな曲をやって下さいとリクエストしておきました。 終演後、楽屋口を遠巻きから眺めてから、ホール向かいの居酒屋へ移動。 友人と一杯飲んでから帰ったら家に着いたのが1時前・・・寒かったです。 モルゴーアは次の演奏会は2月。これは私はパスします。。。 でも6月・11月のショスタコシリーズと、7月の定期には行く予定。 なかなか大変・・・でもがんばります。行きまっせ〜。 そうそう、スケジュールの書かれたチラシの最後に、「これからも、いろいろな会場で会ってください。よろしくお願い致します」。。。なんでしょう、会ってくださいって。なんか笑ってしまいました。カワイイんだから。 -
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