新宿区民オペラ「ある母親の物語」 - 2001年03月25日(日) 友人が参加するオケのオペラを見に行く。 場所は新宿文化センター小ホール。 オケは、小編成でステージ左側にいた。横長の客席。 私はオケに近い場所で、ステージを左から観る感じでした。 あまり、期待してなかったのだけど・・・すごく良かったのです。 お話は、アンデルセンの原作だそうです。 母親が、病気の子供を面倒見てるのだが、少しうたたねした隙に死神に子供を連れ去られてしまう。母親は、子供を連れ帰そうと旅をし、森にいるいろいろな精霊たちと取り引きをしながら(自分の目を奪われたり、髪を白髪にさせられたり・・・)、やっと死神にたどりつくのだが、やはり子供を連れ帰すのは無理で、泣く泣くあきらめる。 すると場面は、最初の母親が眠っているところに戻って、幕を下ろす。(幕はなかったが) 母親の、何をしてでも子供を生き返らせたいという思いが切なくて、感動した。 母親役や、その他重要な役はプロの方たちが歌っていて、特にこの母親役の鈴木桂子さんという人がうまかった。情感たっぷりに歌っていて。 声というのは、楽器以上に、直接心に訴えかけてくる。 オペラっていうのはそういうものでしょうね。 特に今回のは、日本人が好きなオペラじゃないかな。ウェットというか。 これを作曲した人が、とても若い女の方だったのも印象的だった。 白樫栄子さんという方が、学生の時に作られたものだそうです。 -
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