コップを手にして水を飲む時ふと思うコップを使うことを知ってその存在を知って次第に私は掌で水をすくうことを忘れるいつかこの身体はそれが出来ることすら忘れていってしまうのかな私の手はいつか水もすくえなくなってきっと びっくりするのだろう日常と言うのはそれくらい危険なもんだ知らずに自分を侵食している便利なものを得るたびに失くすものを考えるそして時々思い返すよこの手について出来る事を