それは作為的な視線わずかに粘着質で鋭い視線が 私のラブメーターの針を揺らす一瞬で私の妄想を見透かしたように 少しだけ上がった唇の端それでいて あくまでも他人行儀を貫いて お行儀良く並ぶ言葉たちがやけに胸に直接響いて 悲しみと切なさと諦めを 私はそれでぐちゃぐちゃになるきっと、あの人に触れられたら私は止まらないんだろうなぁ、なんて、再び私は妄想にふけって、欲望を夜に流す