幸せになりたいときっと誰もがいつも思っていて 毎日バスに運ばれてたり、漫画読んでゲラゲラ笑ったり、 上司の小言を聞かされたりしてんだろう。
じゃあ、どうしたら幸せなの?ってその人達に聞いてみても、 多分誰も『これが幸せだ』って言い切れる人は居ない。
『幸せって何?』って自分に問い掛けてみると、いつもくだらない 妄想ばかり膨らむんだ。
「寒い夜にこたつに足を突っ込んだ時」 「暖房で喉がカラカラになったそこに、コップの水が流れ込んだ時」 「会社から出てバス停に着いたら、ちょうどよくバスがやって来た時」 「お腹が空いてる時のひと口目の食事」 「冬休みで好きな子に会えないと思ってたら、偶然、街で出会った時」 「性欲で妄想ばかり膨らましてた時に、肉棒を与えられた時」 「愛が欲しいと飢えてた時に愛をくれる人に出会った時」 「立ってても眠れるくらい眠い状態で、眠って良い環境を与えられた時」
人が思いつくすべての強欲を、一度に、全部満たしても、人は幸せにはなれない。 最も大切なのは、欲に対して、現状がタイムリーに叶えられる事だ。
幸せとは、量じゃなくて、この幸運が何回その人に訪れるかだと僕は思う。
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