人は生きる限り 坂を登る
生きて行くのは辛いから
人と触れるのは疲れるから
だけど一人では居られないから、
みんな自分の居場所を探しながら時の崖を登る
それを諦めてしまった人は、ひたすら坂を下る
高いところまで登りかけた人ほど
崖を上から落下していく
落下するのは快感
堕ちて行く途中は、まるで宙に浮かんでいるような
空を飛ぶような快楽
最後に下に落ちる時の衝撃を想像しない それが快楽
最後にくたばる直前、地表が眼前に迫った時、彼女は何を思うだろう?
空を飛ぶような感覚 堕落の結果はどこへ行くだろう
自分で歩く事を諦めた人間の終着点は 薔薇色の 真っ赤な楽園
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