誰から見ても彼に大事にされてない女の子が誰かにそれを忠告されたとしても、 真実の言葉は、果たして彼女に届かない。
恋をする女の子には、どんなに明らかな事実も、「希望」という 愚かな恋心に邪魔をされる。…事実は明らかにならない。
誰かを好きになると、自分に都合の良い事実しか見えない。 「好き」だという気持ちが、冷静な判断力を失わせてしまう。
だけど、彼の為ならどれだけ傷ついても構わない、という勇敢なお嬢さんは、 無防備に「信頼」をまとって旅に出る。
彼女は果たして、その旅路で何に出会うだろう。
…彼女は果たして、気付くだろうか。
人は、傷つかなければ気付かない事がたくさんあるという事に。
…「信頼」のベールで彼を甘やかす彼女には、一生気付かない真実がある。 本当に手にしたい愛は、傷つけることを避けていては手に入らない。
求める真実の愛には、守るだけでは得られないものがある。
|