わたしという個体が存在する。けれど、分るのはその外側の私だけ。
私の中身は、誰にも分らない。
けれど、私の中身は、私自身にも、分る事は無い。 独りで居たら永遠に知らないまま死んで行くのでしょう。
人は、他人と触れ合う事でしか自分を確認できない。
一人の人がひとつの角度で、私を探って、それを重ねて「わたし」は 「わたし」になる。…かたちになる。 そこまでしないと、「自分の中身」は見えてこない。
あなたの中身も同じように、あなたが独りで居る限り、 もやもやした具象のもの。…かたちは無い。 だから、もっと触れ合って。たくさんの人の中で、あなたを見つけて。 埋もれてる自分を。沈んでる自分を。独りの自分を。
手助けはできず、私も私で手一杯。呼吸すらなすがままで。 いつまでも見えないあなたのかたち。
私だけじゃ足りない。はやく、それに気付いて。 あなたが死ぬ前に。
私が、死ぬ前に。
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