誰かを好きになる気持ちは、半永久的な気持ちだと思う。 けれど、誰かと心が通じてしまったら、そこからサヨナラまで、一体 どのくらいかかるんだろう。
結婚式の時、二人は神にまで契約を確認してもらうけれど、その契約ですら ほんの少しの気まぐれや、長い長い時間の経過によって分かたれることもある。 永遠に続くものなど、この世に何ひとつ無いのに、なぜひとは恋や愛を 忘れることなく追いかけるのだろう。それも、止める事も出来ずに。
私も恋をするし、彼も恋をするだろう。冷める速度と戦う事が愛なのかな。 いや、それもまた違うんだろうけれど。
一番切なくて楽しいのは、恋の始まる予感。
一番やるせなくて悲しいのは、恋の終わる予感。
二人の間に漂う空気の色が変わる瞬間が怖くて、私は平気なふりをする。
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