一橋的雑記所
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お囃子。 ランプの灯り。 帯に指した団扇。 浴衣の裾。 足元の砂を噛む下駄や草履の音。 日に焼けた子どもの金魚掬い。 焼トウモロコシ。リンゴ飴。綿菓子。 キラキラと輝く飴細工。 射的のコルク弾に打ち落とされた陶器の砕ける音。 皆みんな、今はとてもとても、遠い。
そんな感じで。 今年はもしかして一度もお祭りらしいお祭りに行ってないんぢゃあと気付いて鬱な。 一橋にて御座いますです。皆さま、ごきげんやう……(平伏)。
田舎暮らしな幼少期を過ごした己にとっての夏祭りは。 灯り一つ無い田んぼの畦道を、遠くの民家の灯りを頼りに子どもたちだけで歩いて。 普段はラジオ体操なんかで皆が集まる小さな山のお寺の境内に辿り着いて。 小さく組まれた櫓の上で生で歌われる河内音頭のお囃子にのって。 老若男女よってたかってゆったりと踊り続ける輪から出たり入ったりを繰り返しつつ。 両手に足りない数の露店の間を行き来しながら。 一回か二回、買い物か金魚掬いを楽しんだらお仕舞いなお小遣いを握り締め。 どれに使おう、どれを楽しもう、と果てしの無い逡巡を繰り返す内に。 行きて過ぎる不思議な真夏の夜の夢のやうな出来事でありました。
今は何処へ行っても、テープから流れる。 お子様向けの音頭の類とかきよしのズンドコ節(笑)とかで踊るのが。 割合に一般的みたいですが。 あの、朗々と流れる河内音頭の生歌とその節回しは。 時々、この時期になるとふと、夢の中の声のやうに蘇る時がありますです。 内容は「四十七士」とか「太閤記」とかだったのかなあ……。 多分、今でも河内音頭が流れたら自然と足が動いてしまうかもです。 ♪えんやこらせぇ〜ぇどっこいせ〜
テンション低……(苦笑)。
つか。 こっから先は久々の鬱雑記。 半纏…もとい、反転仕様にするほどのものでもないのでそのまま晒し上げ。 全然愉快でも何でもない只の愚痴垂れ流しなので。 華麗にスール願いますです。
ぢゃなんでそんなもの、公衆の面前に晒すのかって?
晒さずにはいられない気分だからです。 要は単なる憂さはらしです。うわははははは(半壊)。
そうそう。 気晴らしに、『マリみて−春−』の主題歌CD買ってみました♪(笑)。 祐巳ちゃんによる朗読付き?一体何を朗読するっての?
まあ、楽しみですが。 流石に職場のCDデッキ使って再生する勇気は御座いませんので。 帰宅後の楽しみにしておきますです…ふふふふふ。
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で。こっからは鬱々と独り言。
体調が悪いとマジ精神の調子も狂いがち。
実は。 昨日一昨日と、何が悪かったのか激烈にお腹を壊しておりまして。 一昨日は仕事のピーク時間と腹痛が重なってすげ辛かったんですが。 てか、実質己以外誰も居ないやうな部署で働いてますもんで。 離席もままならないまま30分置きに来るトイレに駆け込みたい状況をやり過ごしたり。 全て放り出して駆け出したりを終業まで繰り返しておりました。
昨日は仕事がピークも何もなくだらだらみっしり詰まってまして(泣笑)。 お腹はそんなに痛んでなかったのですが、座ってるのがとても辛かった……。 そんな時に限って、デスクワークがみっしりで……(涙目)。 気晴らしに某所チャットに居坐り続けて居たのですが。 ログとか後で見たらめっさ周り見えてない状態に陥ってた事が己的に分かって。 海より深く反省……てか、その状態は今なお微妙に続いておりますもので。 阿呆の様にテンション上げるか、 素潜り状態で模様を眺める内に取り残されるかしか為す術も無く。 だもんで、マジ反省中……。
てか。
今は。 何を口にしても、言葉にしても。 己の思っていることや考えていることが。 上手く話せそうにないし上手く伝えられないやうな気がして。 ちょっちしんどいんです。 言葉で繰り広げられる事どもと。 己の内面とか実像とか着ぐるみ(笑)とかの間に厳然と。 でも当然当たりまえに存在するギャップが。ズレが。隙間が。断絶が。 己自身の身の置き所をドンドンと狭めていく感じ。 何を語っても嘘で。何を語っても欺きで。 でもそれもその時の自分自身のホントの気持ちで。 取り返しのつかない齟齬を其処でどんどんを積み上げて行くやうな。 それがいつか己自身を押しつぶしてしまいそうな。 そんな気分です。
そう語る己のこの言葉ですら。 書く片端から、ドンドンと嘘くさくなっていって。 違うんだ、本当に言いたいことはそうぢゃないんだと。 更に更に。迷走は続く気がして。
誰かの確かな声が聞きたくて。 また某所の扉を叩いては。 身の置き所を求めて右往左往する訳ですが。
ふと。 気付けば7月どころが8月も後僅かで終り。
己も、かなり終ってます。 誰も居ない世界からの呼び声が。 旅に誘う何者かの声がうっすらとどこかから。 聞こえ始めるくらいには。
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