一橋的雑記所
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2003年11月04日(火) |
逃げ切れると思ってはいけない。 |
だから、『いばらの森』とか『ロサ・カニーナ』とか読み返してないで、 さっさと続きの読了雑記にいかんかい己!(泣笑)
それにしても、惜しいキャラです蟹名静さま(をい)。 てな感じで。『マリみて』強化月間(いつの間に)も愈々山場で御座いますです。
『マリア様がみてる―レイニーブルー』今野緒雪(コバルト文庫/集英社) 山場、と言うなら巻末の表題作がそれなのですが。 己的にはやはり「ロザリオの滴」でメロメロなのです(泣笑)。 ええ、『ロサ・カニーナ』読み返した後に読み進むと、もうなんつーか…。 「私は一人でも苦にならないから」とかさらりと話していた志摩子が、 「でも、世界は二人だけで構成されているわけじゃないよ」なんて言葉を きっぱりと言える乃梨子の強さにハッカ飴の寂しさを感じてる訳ですよ! ゆっくりとこの作品と付き合って来られた方には感無量なお話だったのでは、と 思わないではいられない新参者の己。ロザリオの授受も 「片手だけつないで」と違って、しっかり首に掛けてたのも、 二人の在り様が良く分かって、ジンときましたっす…。 蔦子さんもごっつーカッコ良かった。 流石に、ただのパパラッチではなかったのです…(をいこら)。 で。「黄薔薇注意報」なのですが。 どうも黄薔薇含有率の低い事が明らかな己的雑記ですが。それは恐らく、 令と由乃のあり方が己的には余りにも危な気なく見えるからかな…と。 薄々思ってたのですが。このお話読んでそれが確信に変わりましたです(笑)。 何があっても壊れない強さが、眩しいっつか羨ましいっつか…。なので、 令と由乃のお話よりも、彼女らが他の皆さんと絡む時の役割がとても 大切になったりする訳ですけれどもね。 さてさて。いよいよ遂に来てしまった、「雨なんて大嫌い」もとい(大笑)、 「レイニーブルー」。なんつーか…痛い…痛いお話でした…(涙目)。 大切な人と擦れ違う時って、こういうものですよな、なエピソードてんこ盛りで。 つーか、佐藤聖。あんたタイミング良過ぎるのか悪すぎるのか分かりませんがな。 永遠のライバル(え?)を前にしても闘魂燃え上がらない時点で祥子さまが どっかおかしい事に、気づけよ祐巳。妹ならば(無理です)。 それから。前巻以来「私女優なのよ!」路線をひた走る(走ってません)、 縦ロール・瞳子ちゃんですが、己は結構好きなのです。 まあ、『パラソルをさして』を続けて読んだ新参者だからかもしれませんが、 あのわざとらしいほど分かり易い言動が全て演技だとしたらそれはそれで、 天晴れっつーか、いっそ健気とか思っちゃった訳で。 (そんな瞳子ちゃんのお陰で、可南子ちゃんもかなりなキャラではあるものの、 初登場から先入観なしに、良いかも…と思えたのですが、 それはまだまだ先のお話/笑)
『パラソルをさして』今野緒雪(同上) やっぱここは、加東景でしょう!!!(マテい) ……ええと。展開を無視して盛り上がって申し訳御座いませぬ…(平伏)。 いやあ、あんたとことん美味しい人だわ加藤聖。羨ましいを通り越して、 またもやだんだん腹立ってきたぞこのヤロー(ヤローはおかど違いだっつの)。 捨てる姉あれば拾うセクハラヲヤヂあり(マテ)な感じで。 濡れ子狸の祐巳ちゃんは、絶望の底を潜り抜けてきた経験を持つ二人の先達に、 身ぐるみ剥がされあっためられ乾かされてしまったのでした…いえその、 何も獲って食われた訳ではありませぬが(当たり前だっつの)。 後、一見、ちょっと謎キャラな加東景さんですが。 なんつーか、ちょっと懐かしい感じも致しましたです。 学生時代、こういう空気を持った人っていたよなあ…確かに。 それにしても祐巳ちゃん。「レイニーブルー事件」を経験して、ホントに 無敵の紅薔薇さま道へ確実に前進してしまわれましたのですね…。 つーか、祐巳ちゃんの、自分でも気づいていない魅力とか良さとかが。 まさに開花し始めたっつーか。そんな感じで。 消えてなくなりたい位絶望してても、椎茸傘&木耳傘で笑っちゃうくだりとか。 あれで落ち込んだり自己嫌悪に陥らないで、「脳が退屈している」なんで、 妙に冷静に考えていたりするのが、すっごく健全だなあ…と。そんな 祐巳ちゃんの眩しさに。心に闇や孤独や後悔や後ろめたさや複雑な感情を抱えた 皆がそれぞれに惹かれる気持ちがこのお話でようやっと分かった気が(遅)。 つーか、瞳子ちゃん、早くもメロメロぢゃないっすか〜♪(笑) 祥子さまの意地っ張り加減も、雨降って地固まるなラストも。 本当にお見事!としか言いようのない物語なのでした。 ををっと、忘れちゃいけません。己的には、祥子さまの一生お姉さま(素敵) 蓉子さまの、以心伝心な言動も激壷でしたです。此処、大変重要。 ザマミロ柏木、と。己もうっかり思ってしまいましたですから…(笑)。 嗚呼、堪能堪能。 ところで、今回の佐藤聖。弓子さんにとてもとても親切だったのには、 下心はなかったので御座いましょうか? 店子を欲すれば、先ず大家を…のココロ…?(マテや)。
さすがは、今の『マリみて』ブームに火をつけたエピソード2冊。 何を書いたらいいのやらっつーくらい、美味しいお話てんこ盛り…(汗)。 書いても書いても終わらないっつーか、ネタが尽きないっつーか…(滝汗)。 取敢えず、己的最壷は、“のりしま”と美味しい佐藤聖の再確認(え?)…… ぢゃなくて、祐巳ちゃんセクハラ薔薇さまへの第一歩踏み出し〜な。 展開で御座いましょうかねえ……(笑)。 カトーさんとさとーさんの今度も相当気掛かりですけども(爆笑)。
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ところで私信(笑)。
某友人や。どこまで読んでくれたかね。 先はまだまだ長い獣道(をい)なので、早く追いついてくれたまい。 つーか、『黄薔薇革命』だけどこ探しても切れてるのはなんでやねんろな…。
そして昨日は有難うな友よ。 『ひみつの階段』どうで御座いましたですか? こんなハートウォーミングなお話を読んで“たけみし”だの“まりたけ”だの のたまっている己たち(巻き添え約一名/笑)をどうかお赦しを…。 てーか、友だちやめないで下さいね〜♪(大笑)
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