一昨日の十五夜も 昨日の十六夜の満月も厚い雲に覆われて 見る事が出来ずにいて今晩 ようやく その姿を望む事が出来てうれしかった。天空高く位置する 月は 周りの星の明かりを吸い込んで輝いているというのに青白くて 寂しそうで足元から冷気が上がってくるのを 放って置いて息が少しだけ白く見えるのを確認しながらいつまでも 眺めていました。寒くなければ ずっとずっと眺めていたかった。月に 話し掛けながらもう会えないであろう 彼の人の元気で過ごしているだろうかと思いを馳せながら。