Onry Me
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今日の夜、帰宅した母の顔がとんでもない事に なっていて、その顔を見た私は飛び上がるほど 驚いてしまいました。
帰宅した母は目深に帽子をかぶり、 大きなサングラスとマスクをかけ、 一切顔の表情がわからない異様な 格好をして帰ってきたんです。
その姿はさながら、 指名手配中の犯人のようでした。
ギョッとした私が 「・・・ど、どうしたのその顔?(汗)」 と聞くと母は一言、
「・・・目のシワ取ってきた」 っとボソッと言ったのです。
「目、目のシワ取ってきたって・・・」 愕然とする私をよそに母は身に付けていた 帽子とマスクを取り、その手術した顔を 私の前にさらけ出しました。
・・・すると、 母の目の下には、とても大きな ばんそうこうが貼られており、 見てるだけでも痛々しい感じでした。
母曰く、目の下のたるみが前々から 気になってたんで正月休を利用して、 その部分の脂肪を吸引してもらって シワを取り除く手術をして来たとの ことでした。
「やっぱり営業職は顔が命だからねぇ」
などと、涼しげに言う母に私が手術費がいくら かかったのかを聞くと、これまた涼しげに 27万ぐらい!と軽く言い放ちました。
「・・・に、27万って(汗)」 そんだけのお金があれば余裕で古くなった 居間のテレビ買い換えれるじゃん!」
驚愕する私に母は、 「・・・自分のお金をどう使おうと お母さんの勝手でしょ? 自分が綺麗になる為なら、いくらでも お金をかけたって良いのよ!! それに死ぬ時は綺麗な顔で死にたいし」 っと言い放ったのです。
・・・恐るべしマイマザー。
って言うかさぁ。 普通、家族に何の相談もせずに そういうことやるかね? 失敗して取り返しのつかない事に なったらどうするんだよホントに!!
それどころか、心配する私に対して母は 「あんたも絶対、二重にした方がいいわよ。」 などと、私にも美容整形を勧めてきたのだ。
ちょっと、ちょっと(汗) 自分の息子にそういうこと勧めるかね普通?
「今は若い男の子も皆、プチ整形とかしてる らしいから、あんたもやってきなよ。」 などと言い放ったんですよ。
・・・な〜に言ってんだろうね? この親は!?
はっきし言って、
余計なお世話です!
確かに私は別にかっこいいわけでは ありませんが、だからと言って、 親から貰った体に手を加える ようなことはいたしません!!
・・・あきれる私の目の前のテーブルには 大●美容形成外科 と書かれた痛み止めの薬が 入った袋が無造作に置かれてました。
・・・ちなみに、この出来事を祖母に 報告しようと、祖母の部屋に行くと、 祖母は祖母でパックの最中だったらしく 顔が真っ白の妖怪ババアになっておりました。
こ、怖いっちゅうねん!!!
・・・一体何なの? うちの家族は???
言っときますけどねぇ・・・、 いくら綺麗にしたって吉永小百合に なれる訳、ないんだからね!!
まったくもって、 女心は分からんです。
あ〜ぁ、 27万もあったら良いテレビ 買えたのになぁ・・・。 勿体無い。
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