うがーっ!

辞めたいぞーぉっ!



回診を中断して、
「きゃさりんくんチョット・・・」
と呼びつけるインチョーセンセー。


「まぁ、サービス業といえばサービス業なんだけど、全然関係ない話してるから。話し好きな患者さんだけど、目立ってるよ。無駄話は、ねぇ。」

と。


「あのー、無駄話の中に、重要な情報がてんこもり詰まってるんですが。」
と言いたい気持ちをグッと堪えて、無言でウロウロすることに。

スタッフ同士の無駄話を注意されるのは分かるが、透析中の患者さんと話しているのを無駄話とな。
それに、あんたぁ私と患者さんの会話をキチンと聞いてたかぁ?
最後は、「話変わるけど、スキーする?」と聞いてくる患者さんに、「一回だけしたことあるけどねー。○○さんはスキーするの?」と、患者さんの得意げなスキー自慢話を聞いてたけどさぁ。
患者さんの趣味や特技なんかも、重要な情報じゃーないんですかねぇ?
食事の管理が全く出来ていない患者さんですよ。
いつもお惣菜やら外食ばかりの患者さんです。
サウナが好きで脱水状態、電解質バランスぐちゃぐちゃの患者さんです。
この前、センセーが、「サウナは控えるようにしてください。」と言った患者さんです。
「サウナ禁止されたら、楽しみ何にも無くなるわぁ〜。」
と嘆いている患者さんです。

「借金が嫁の方に行ったらアカンし、離婚してしもうて、食事を作ってくれる人もいないし、外食かお惣菜ばっかりなんだ〜。」
「子供さんは?」
「高校生の娘やけどなー、今、父親を嫌がる時期なんかなぁ?ほとんど会ってないわ〜。看護婦さんもそんな時期あった?」
「あー、ウチは小学生ん時に父親亡くしてるから、それは無かったけど、女の子はそんな時期があるわなー。社会人になってきたら、また関係も変わってくるかもねー。自分で料理はしないの?」
「うーん・・・面倒でなぁ。」
「まぁねー。確かに仕事もしてるし、大変だよねー。」
「で、透析患者と便秘っちゅーのはツキモンなんか?」
「そーやねー。どうしても、水分制限あるし、食物繊維の多い野菜やイモ類なんかはカリウムやリンが高くなっちゃうしねー。下剤で調節する人がほとんどやねー。」
「そーやなー。牛乳もアカンのやろ?」
「うんうん。牛乳もリンが高いからねー。便秘解消する程は飲めないねー。」
「もう、アカンもんばっかりやー。ししゃもも禁止されたしー。」
「骨ごと食べる魚はリンが上がるもんねー。魚が好きなん?身だけ食べる魚は好きじゃないん?」
「んー、そうやなー。でも、肉や魚のたんぱく質もアカンのやろー?」
「確かにたんぱく質にはリンも多く含まれるから、食べすぎはアカンけど、普通に食べるくらいはいいよー。そんな事言ってたら、食べる物無くなっちゃうでしょー?」
「そーやなー。でも、我慢出来ない性分だから糖尿から透析せなアカンようにまでなったんやでなぁー。」
「あはは。自覚しとるんかー。まあ、あんまり我慢我慢は辛いけど、上手に付き合ってかないとねー。目が見えなくなったり、足が腐ってくるようになったら辛いでしょー?」
「そやなー。話は変わるけど、看護婦さん、スキーする?」
「スキーかぁー。一回だけしたことあるけどなー。○○さん、スキー得意なん?」
「おお、どんな山でも滑って降りるぞー。もう、こんな身体になってからは出来なくなったけどなー。」
「そかー。身体動かすのが好きなん?」
「そやなー。自己流やけどなー。スキーは上手いぞー。」
「そーなんやー。凄いなー。私は南国で育ったし、スキー出来るところが遠かったしねー。スキーはどの辺りに行ってたん?」
「えっとなー・・・・・」

「きゃさりんくん、チョット・・・」
と、インチョーセンセーに呼ばれる。

これが無駄話っちゅーなら、アンタの回診こそ無駄なんですけど・・・

転院してきて、初めてウチで透析をする患者さんに、「お仕事はいつも遅くなるんですか?どの辺りで仕事してるんですか?大変ですねー。どんなお仕事なんですか?」
そんな話をし、透析中に食事をするその患者さんについて、ナースが「食事量は500gで計算して除水すればいいですか?」
と問うと、「そーねー。うちの病院では、皆透析後に食事をして帰るからねー。透析中に食事をする人はいないんですよ。だから、透析後に食事をして帰るのと同じ考えで、ドライウエイト(基礎体重ともいう)を500g上げましょう。」
「えっ・・・・・?ドライウエイト上げるんですか?」
胸のレントゲンも何も見ないで、単純にドライウエイトを上げるセンセーに、不思議そうに何度も問うナースに対し、「そう。とにかくドライウエイトを上げるの。この話、これでおしまいっ!　で、仕事の方はどうですか?道が混んでますかー。そうですねー。」
と、また患者に話しかけるセンセー。
カルテに何と書いてあるのか思いきや・・・

　大渋滞で遅くなった

の一言。

エッ?
新規の患者さんですが・・・
ドライウエイト上げることにたいしては何も書かないんですか?
透析において、何故ドライウエイトを上げたのか、とてつもなく重要な事だと思いますが。
他に、症状とか、一般状態とか、問題ないなら問題ないとでも・・・・医学的所見は何も無しですか・・・・?
っていうか、「大渋滞で遅くなった」って・・・・子供でも書けるっつーのっ!




そんでもって、話は戻って、本日のお話。

患者さんと無駄話をするなと注意された後、本日、他の病院に入院することになって、透析日変更になった患者さんの食事が出ていたのだが、食事をせずに帰ってしまったらしく、私を指名して電話がかかってきて、「厨房に、食事必要と届けがあったんだよねー。コストが発生するから・・・」と嫌味げに口ごもるので、「はい。すみません。」と謝った。
すかさず主任さんが、「どうしたの?」と聞いてきたので、「○○さんなんですけど、今日、食事が出てたそうで、コストが発生するから・・・・。って。」と説明すると、「あー、それ変更したの私よ。○○さん、食事するって言ったから。私からセンセーに電話するわ。」と、怒り気味に電話していた。

もう、スタッフ全員が・・・いや、患者さんも結構センセーに不審を抱いている人は多くて。
スタッフの全員が勤続1年未満。
皆、ついて行けないって辞めてったんだそーだ。

そりゃそーだ。




あー、だらだらと憂さ晴らししてしまいました。
何の事だかサッパリ分からない方も多いと思いますが、どうぞご勘弁下さいませ。
これで何とか、また明日から頑張ります。
ぁぅ。


まあ、いつか訴えられる羽目になるんじゃなかろーか(ォィ

っていうか、既に、主任さんを筆頭に、労働基準局に訴えてやろーか。
とか、色々と話はあるのですがね。
あは。
次の就職先探しとかなきゃ。