堕天使のつぶやき
堕天使でも人生楽しめる

2002年02月07日(木) ふと思い出した同級生の男の子

本当にふと思い出した何のこっちゃないコト。


看護学校に入学した時、当然のように一人一人自己紹介が行われた。
一人ずつ前に出て、大抵の人が一言二言自己紹介をしていく。

「小さい頃から看護婦になるのが夢で・・・」
とか
「昔、入院したときに看護婦さんが優しくて感動して・・・」
とか
そんな極々普通の自己紹介が続く。

私も、なんのこっちゃない誰の記憶にも残らないような極々普通の自己紹介をしたと思う。
自分の記憶にも残っちゃいやしない。
もう、ホントにこれっぽっちも。

中には、突然、黒板消しを手に取り、マイク代わりにして「挨拶代わりに一曲歌います!」と、『兄弟船』を踊りながら熱唱する愉快な級友もいた。

♪波の〜谷間に〜命の花がぁぁぁ〜〜〜




そして、私の記憶にしがみついている一人の男の子の自己紹介。

「僕の夢は、レーサーになることです!」



ん?

此処は看護学校ですけどよろしいですか?
アナタ、このまま行けば、確実に将来は“看護士”になる予定になっておりますがよろしいですか?

と問いたかったけれど、まあ人それぞれ“夢”はあっていいのであって、他人がとやかく言うことでもないですし、人それぞれに考えるトコロもありましょうし・・・
別に、看護士の資格をとったからといって、看護士を続けなければいけないわけでもありませぬし。

と、気にせずに生きてはきたけれど、
ふと思う。

彼は今、何をしているんだろう・・・


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