2002年02月01日(金) |
たまごカステラと恋〜人の波に流されて〜 |
いつものスーパーに買い物に行くと、入り口の屋台っていうの?露店っていうの?(理解してください)で、たまごカステラなんて物を売っていた。 丁度、私が入り口に入った時、目の前に4人程いて、その4人が動いてくれないと店に入れない状態で、何故か列を作っているような状況になっていた。
で、 その露店のおじさんが、そのたまごカステラなる物を試食として配っていた。
で、 私の目の前の4人に順番に一つずつたまごカステラを渡していく。
で、 私は、人の波に従順に流れた。
で、 とても従順に人の波に流された結果、 その露店のおじさんが、私にたまごカステラを差し出してくれた時、私はすでにおじさんから1メートルは離れていた。 1メートルの距離を、たまごカステラ欲しさに後戻りすることは、私の心が許しても、私の身体は許してはくれなかった。 私の身体は、露店のおじさんが差し出す試食のたまごカステラを欲する心とはうらはらに、立ち止まるどころか振り返ることすら許さず、足早に買い物カゴを手に取り、店の奥へと進んでいった。 露店のおじさんも、1メートルの距離を追いかけてきてくれることはなかった。
買い物を終えて、店を出ようとした時、またその露店の前を通ったが、すでに試食はしていなかった。
なんだかタイミングを逃して失恋してしまったような。 しかも、それは誰にも言っていない恋で。 相手の気持ちには薄々気付いてはいたんだけど、気付かないふりをして相手の出方を窺っているうちに相手は違う誰かに告白されて。OKしちゃって。
アレ? アレレ??
ってな感じで。 でも、誰にも言ってないので、その恋は動き出しておらず。 私も、「別にアイツのことなんか好きじゃなかったもん♪」なんて自分で自分に言い聞かせてみたりして。 で、なんでそんなこと言い聞かせてるんだ?ホントにアイツのことなんて好きでもなんでもなかったんだから別にいいじゃん。 なんてつぶやいてみたりして。
それで自分の気持ちに気付くのか? とか思ったら大間違いで、そのまま終わるのだ。
で、 なんの話だっけ?
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