ふと思い出した。
お正月に帰省したとき、祖母と、従姉妹と、叔母と、あと数名で話をしていた。
祖母は、クリスマスに77歳(数え年)になったはずの大正14年生まれ。 叔母は、その祖母の娘で、私の母の妹。 従姉妹は、その叔母の娘。
従姉妹が、祖母の誕生日に、「おめでとう。何歳になったん?」と、私と同じコトを聞いたらしい。 すると祖母は、「56歳!」と即答したという。 叔母は、「あたしと2歳しか変わらんやんっ!」と激しくツッコミを入れたらしい。
祖母は、痴呆なワケでもなく、冗談のつもりでもなかったらしい。 何故だかわからないけど、ふと「56歳」と言ってしまったというのだ。 なんて恐ろしい。 私にもこの祖母の血が流れているのだ。
いつの日か、私も20歳もサバを読む日が来るのだろうか。 しかも、自分でも気づかぬうちに、20歳サバを読んで即答するようになるのだろうか。
今のところ、9歳くらいしか誤魔化していないのだけれど。
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