堕天使のつぶやき
堕天使でも人生楽しめる

2001年05月29日(火) 初体験(*^^*)

ク・クセになったらどうしよう・・・

痛いコトはわかってる。それがイヤで、なかなか彼の元に行けなかったのだから。。。
私は、恐怖と緊張で全身カチンコチン。
彼は、優しい言葉をかけながら、私の口に指を入れて探り始めた。
「うぅっ・・・」
苦しくて、反射的に唾を飲み込もうとした時、彼の指を噛んでしまいそうになる。
「苦しかったり痛かったりしたら言ってね」
彼は少しドキッとした様子だったが、優しい。
この人なら任せてもいいかも・・・・
なんて少し安心したけど、やっぱり痛いモンは痛い。
「ココかな?ココだね?一番奥だよ・・・どう?痛い?」
「あぐあぐ・・・うぅ・・」
痛いよぉっ(><。)
と叫びたいくらいだったけど、彼の優しさに答えなきゃという思いと、今日こそはと決断して来たのだ。もう痛かろうがなんだろうがヤッちゃってもらわなきゃ困る。と言う気持ちで、痛みをグッとこらえる。
2、3回痛みでビクンッとしてしまったが、その度に彼は動きを止めて「痛かった?ごめんごめん」と優しい言葉をかけてくれる。
初めに「今日は時間かかるよ。覚悟してね」と言っていたが、思ったより早く終わった・・・
かと思ったが、思わぬ事件が起こってしまった。

前から、自分でも少し怪しいとは思っていたのだけど、友達の経験も聞いてはいたのだけれど、それが現実に自分に降りかかるコトになろうとは・・・

彼が、私の口から指を抜く。
私は口を閉じて、乾いた唇を潤そうとした・・・
がっ!
「あぅあぅあぅぅ・・・・」
言葉にならない。と言うより、言葉が発せられない。すがるような目で彼に訴えかける。
彼は慣れているのか、少しびっくりしているようだったが、冷静だ。
再び私の口に指を二本突っ込み、「こんなことは前にもあったの?」と聞く。
「あぅあぅ・・・」言葉が出ない上に、彼の指が口に入っていてしゃべれない。首を横に振る。
もしかして、ずっとこのまま?このまま病院行き?そんなの恥ずかしいよぉ(><)助けてぇぇ!!
そんな不安が頭を巡る。
3回目のチャレンジでなんとか治った。
ほっ。

「顎関節症ですね」

あぅぅ・・・(;;)
そう。顎が外れたのだ。

しかし、まだ終わってはいないのだ。こんな中途半端で止めるワケにはいかない。
彼は優しかった。
「あんまり無理して大きな口開けなくていいから。無理しない程度でなんとかやりましょう」
うぅ・・・先生・・・あなたに全てを預けます。
今まで、こんな素敵な先生に出逢ったことなかった。
痛みの恐怖も大きかったのだが、「もっと!もっと大きく開けてっ!!」と怒られるばかりだったので、ついつい足が遠ざかってたのよね。その間に、どんどんと症状は悪化していく一方。
とうとう奥歯の詰め物が取れて、激痛に耐えられずに歯医者に行くしかなくなったのだ。
仕方ない。素敵な先生に出逢ったことだし、しばらく通うことにしよう。

嗚呼、顎が外れるだなんて・・・
初体験だわ。
とほほ。

あ、なんか変な想像しながら読んでませんでした?( ̄ー ̄)にやり


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