血の大地 - 2009年03月23日(月) いまさらながら「ブラッド・ダイアモンド」を見た イギリス連邦の一員として独立しているアフリカの小国シエラレオネの話。 ダイアモンドの採掘現場を押さえた反政府軍が、ダイヤの密輸で金を作り武器を買い、政府軍を圧倒していく。 拉致された息子を捜す父。特大ダイヤを追うアフリカ育ちの白人。イギリスに密輸する業者(なんとか大佐だったりする)。全てを白日の下にさらそうとするジャーナリスト。 それぞれの立場で交錯する思い。無駄に流れる血。 ダイヤモンドを購入する事が、非公式な軍を支援している事になりかねない 現在では「キンバリープロセス認証制度 」というのが導入されて 抗争を長引かせるダイアモンド他の鉱石は市場に出回らないとされている。 実際の購入の際に確認してみたい。購入する日がいつ来るかは別にして。 戦争のなんぎなのは、勝てば官軍ってのは、今でも通ってしまう事。 どっちが正義か、なんて、戦争が終わらなければ、いや、終わっても、わからない。 正義とは主観だからだ。 また別の見方では 「アフリカ人同志を戦わせて、ヨーロッパ人が搾取」しているという見方もある http://cliche.cocolog-nifty.com/cinecliche/2007/05/post_e18e.html 納得できてしまう事がまた怖い。 まとめてwikiのページを紹介しておく http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B4%9B%E4%BA%89%E3%83%80%E3%82%A4%E3%83%A4%E3%83%A2%E3%83%B3%E3%83%89 いい、悪いは個々人の判断にお任せしたい。 たくさんのアフリカ人の血が、アフリカの土を赤土にした、という表現があった。 奴隷解放の後、次々とカリブ、アフリカで小国が独立していった1960年代。 彼らはほんとに独立してよかったのか。大国の思惑どおり、独立させられたのではないか。 答えはどこにもないのかもしれない。 教科書だって、国によって同じ史実が違った事実として書いてある。 大事なのは知る事。 疑うのが怖いから、と知る事を拒否する事こそ、もっともおそれる行為だと思うのです。 -
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