panの種類 番外 Ping-pong - 2007年02月08日(木) 1.パート(音程)によるわけ方 2.シングルテナーパンにおける配列(デザイン)の違いによるわけ方 3.楽器の作りによるわけ方 の3つのわけ方で、パンの種類を説明してきています。まだ途中ですが、少し番外編。 今回、番外編にしているのは、もうなくなってしまった楽器だから。 シングルテナーパンの原型とも言える、ピンポンです。 番外 ・Ping - pong ------------------------ (ping, pong, pang というのもまだ書いていませんね。これは、pingという楽器、pangという別の音域の楽器、という話し。90年以降のスイスの楽器。(pan とガムランの製作方法を掛け合わせたもの。Hangの元になったもの) 今日のPing-pongは「ピンポン」という一つの楽器。トリニダードの昔の話し。まったく別の楽器の話し。) その昔「ピンポン」と呼ばれるパンがあったのだ。そのかわいらしい音色がそのまま音になったもの。 Guitar pan セコンドパン とくれば おのずとピンポンパンという事になる。 きゃー。ずんずんどっこ、っずんずんどっこ、ピーンポーン、パンポーン (確かこんなんだったよね。) いまのTenorの原型で まだへこみも浅く、(ほんと浅いよね)鉄板が分厚いまま鳴らしてたから、音質もモコモコ、音数も少なかった。ほんとにテナーに近い音域だったのね。20数音くぎりがあっても、ちゃんと鳴ったのはいくつだったんだろうねー。 むかーしの録音のん聞くと、そういう音入ってるよね。 ここからハンマーやらグルービングやらスムーシングの技術の改良がたくさんあって、深くへこませられるようになってきた。 打面積が増えれば当然、音数を増やしたいところで、高音域が増えて今のS.Tenor panができたと思って頂いて間違いないでしょう。 オテロが日本に来始めた頃、まだジャコが元気だった頃、日本でのスティールパン(オテロにならって言うならスティールドラム)に関する資料は、それは乏しくて、「マニアックな欧米人が出版していた物を翻訳したもの」ぐらいしかなかったんだろうね。著者、翻訳者、編集者のうちの誰かが音楽に精通してない人がいてもしょうがない。誰かが少し誤解したり手を抜くと、変な文章が出来てしまう。だから出版物だからって簡単に信用しちゃいけないよ。 私はトリニダード人が「ピンポンという名前のパンが昔あった」というのは聞いた事がありますが、 「ピンポンパン」と呼んでるのは聞いた事がありません。ん〜、残念。 英語のお勉強として言うと、Ping-pongというので一つの単語のイメージなのだと思います。 Tenor Pan Solist, Ping-pong Solist というような使い方になるんでしょうね。 かと言ってまちがいでもない。言ってもおかしくはないと思う。 「ピンポンパンって... まぁ、別にええけど。。」 その程度の話しで置いておいて下さい。 ちなみに[Pan around de neck]は首からかけるスタイルとシングルパンという楽器がオールドスタイルなのであって、調律はびしびしです。 コンベンショナルよりいい音出してるシングルパンバンドはありますよ。 今皆さんがお使いのテナーも、「Tenor と呼ぶには音域が高いよなー」という疑問も解けたかな。 ご意見ご感想は bbsにばんばん書き込んで下さいね。 鍋をたたく FAQ パンの種類初回 鍋をたたく FAQ パンの種類2 鍋をたたく panの種類 3-1 bore pan 鍋をたたく panの種類 3-2 no groove 鍋をたたく panの種類 3-3 toy pan 鍋をたたく panの種類 3-4 mid sized pan 鍋をたたく panの種類 3-5 expanded pan 鍋をたたく panの種類 番外編 Ping-pong -
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