わすれてた - 2002年03月11日(月) わすれてた 今日誕生日だった。 Macに言われて気がついた。立ち上がるときにHappy Birthdayって表示が出るのよ。そんな機能があることもわすれてた。 鍋男、33になりました。この年で祝うつもりもないけど、とりあえず五体満足でよく30年あまりも生きてきたと思う。ありがたいことです。昔からどんくさいのは直らなくて、何年かに一回は大けがしてる。なんにもしてないんだけどねぇ。右目と左手の親指は、ほんの少し今でも不自由がある。死にそうになったことも何回かある。でもなんとなく怖くなかった。いつ死んでもいいと思うことがある。今日が楽しくて明日がある、そういう状態で死ねれば幸せだと思う。 ビリークリスタルが主演してた映画で、アメリカ・インディアンのおじいちゃんが言うせりふがある。 「人生にとって大事な事は一つだけだ」 ビリークリスタルが訊ねる「それは何ですか」 おじいちゃん、ビリーの顔を見て一言「それは、、」 ビリー聞き耳をたてる 「自分で見つけるんだな」 ビリーの顔がみものだ 外人さんと話してると、私たちが考えている英語と、彼等が考えている英語の間に微妙にずれがあることに時々気付く。そういうのは自分で発見した方が印象が濃くて忘れない。ある時、happy の意味がどうも気持ち悪くて辞書を引いてみた。「うれしい、幸福な、満足した、適切な」すごい言葉だ。中庸の心が一つの言葉に入っている。多くもなく少なくもなく、その場に合う量に満足できることこそ幸福かもしれない。 その人は「満足してる」と言いたかったようだった。 例文「ご飯、足りてる?」「I'm happy.」こういう使い方はかわいいね。 二つも三つも幸せを求めない。人生の中で、がんばるのは一つだけ。何か一つの事を見つけて、それだけに集中する。他の事が少々うまく行かなくても気にしない。それも「満足」するためのいい方法かも知れない。 僕には鍋がある。トリニダード人達は、この楽器を武器に無血革命をやってのけた。 僕もこの楽器で戦い続けるだろう。本当の武器で戦っている人たちと。 僕には鍋だけ。これを見つけられたことこそ、happy だ。 そんなわたしは、happy な birthday でした。 .........重い内容のわりに、オチ軽かった。 -
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