なべってなに? - 2001年04月22日(日) SteelPanって楽器をご存じでしょうか。南米、カリブ海の方のもので、ドラム缶から作った楽器だといえば、わかる人もいるでしょうか。僕のいうなべはこのスティールパンという楽器の事です。 とってもきれいな音がするんですよ。テレビでもラジオでも、ここ5年ほどは特にほんとによく使われるようになりました。ドラム缶の底を鍋状に叩きのばして、区切り目をいくつも作り、その一つ一つに正確に音程をつけたものです。 メッキをしてあることが多いので、銀色ぴかぴかなビジュアルです。 「ドラム缶」は英語で「Steel Drum」。で、その楽器も10年ほど前までスティールドラムと呼ばれていました。でも日本で「スティールドラム」で仕事しているとなかなか不具合が。 「鉄のドラム、あー、太鼓ですか、ガンガンゴンゴン、うるさそうな感じですね」なんて思われてしまう。ストンプのようなのを想像されてるのでしょう。こいつの音はどっちかというと、ピロピロした感じなんですが。 で、私は現地の方達が使っているスティールパンという名前を使っています。これにしても、「鉄鍋」という意味しかないのですが、とりあえずこの楽器の名前として浸透させてしまえばこちらの勝ちです。 そんなことをいいながらもう丸8年も鍋を叩いています。最近では日本のCDやらTVでは、スティールパンと紹介される事が多いようです。よかったよかった。僕一人で始めたわけではありません。僕より東京のH氏やS氏やY氏の影響力の方がもちろん大きかったのだとは思います。それでもなんだかうれしくもあります。 ながいことやってると、大きいスパンでものが見れてよかですね。 -
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