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たったひとつの冴えないやりかた
飲まないアルコール中毒者のドライドランクな日常
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2011年03月14日(月) 地震の週明け 朝早くから起きて、開店しているガソリンスタンドを探し、ようやく20リットルを補充しました。石油元売り各社によって状況は異なりますが、すくなくとも僕のいる県内では燃料の供給状況が悪くなってきています。テレビ画面に映されたように、いくつかの精油所や政府の備蓄基地が被害を受けて、供給能力が落ちている上に、供給が災害救援関係に優先的に回されているため、一般の需要末端まで届きにくくなってきているのだとか。
多くのガソリンスタンドでは在庫払底で閉店を余儀なくされており、ようやく見つけたところでも20リットルの制限をしていました。それほど逼迫していないのかも知れませんが、ガソリンは買いだめができないだけに、自分の車がガス欠寸前になったときに営業しているスタンドが見つからなければアウトです。皆が不安に陥った結果の騒ぎですが、いざ自分が必要な時に必要なぶんを確保するためには、その不安行動と同じ選択をせねばならないのが心苦しいところです。ついでに灯油も買っておきました。
24時間営業のスーパーではミネラルウォーターが売り切れており、カップラーメンや缶詰も安価なものを中心に品切れになっていました。首都圏では東北方面から商品の供給を受けているところが多く、食料品を中心に品薄になってきているとか。
月曜になって東電では予定通り計画停電を開始したようですが、この雑記を書いている現時点ではまだ実際の停電には至っていません。JRが運行路線を限定したため、多くの人が通勤・通学に支障を来し、経済活動が抑制された結果電力需要が押し下げられ、停電が回避されているのは皮肉な話です。
東北には多くの企業の工場が集中しており、直接被災しなかった地域でも、電力不足で工場の稼働が止まっています。(東北電力でも明日から計画停電開始)。部品不足で東北以外の自動車組み立て工場も止まっています。事情は電機大手でも同様か。東電では計画停電実施期間を当初1〜2週間としていたのを、4月末までに訂正。今後需要が高まる夏や冬にも実施するとか。
テレビ画面で見れば、東北新幹線の架線柱が大量に倒れています。高速道路も通行止めが続いています。経済活動の沈滞は避けられないところ。かくいう僕の会社でも、神奈川の本社は社員が出てこれないのでほぼ機能停止状態です。
週明けの東証は急落し、1万円を割り込んでいます。税収減と復興による支出増で、震災増税の可能性もあるとか。直接的被害の大きさは言うに及ばず、日本全体に与える影響は阪神大震災をはるかに越えています。
とはいえ、一般市民が騒いでみても仕方ありません。目の前に積み上がった日常の様々なことを片づけていく以外にすることは何も無いとも言えます。
今のところまだ関東の停電は回避されているものの、需要が高まる夕方からは停電が実施される可能性大です。AAではミーティング会場に公共施設を使っているところも多く、停電が予測されるところでは会場が使えない可能性が言われています。計画停電が続けば、運の悪い会場は代替会場を探すことになるのかも。
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