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たったひとつの冴えないやりかた
飲まないアルコール中毒者のドライドランクな日常
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2010年01月18日(月) 発達障害について(その11) 繰り返しになりますが、ADHDとアスペルガーの鑑別のポイントはここにあるのかもしれません。
「ADHDは人なつこく、人にからかわれることも基本的に好みますが、アスペルガーの場合には孤立を好み、からかわれることを嫌います」
さて、図書館に返してしまったアスペルガーの本のメモの続き。どのように対応するのがよいかという話。
・人間性を直そうとせず受け入れる
「発達障害への対応で大事なことは、がんばればできると思わないこと。がんばってもできないことがあるのを理解し、受け入れましょう」
二次障害の問題は(アスペの上にアルコールの問題が乗っているとしたらその問題も)修正可能であるにしても、元々抱えているアスペルガーゆえの問題は直しようがないわけです。例えば人の話を聞けなかったり、集団行動ができないことを、性格のせいにして非難することは、本人に不可能を要求するだけであり、それが続けば彼らの行き場を奪うことにしかなりません。
アスペルガーゆえの欠点は直そうとしてはいけないわけです。
・二次障害
詳しくは次回書きますが、アスペルガーは家庭内では虐待、学校などではイジメの原因になりがちです。周りと自分が違っていることに対して、自分を責める方向へ向かうと、劣等感やストレスから心身症を起こしたり、攻撃的な対人関係を作ります。
こうした二次的な問題が、元々のアスペルガーの問題に加わって、本人を大変生きづらくさせてしまいます。
・家族に愛着を持ちにくい
アスペルガーに限らず自閉症圏の人は一人を好みます。また感情表現が得意ではありません。過敏性があるので、家族の言葉も雑音に感じられることがあります。見つめ合って笑うというような感情の交流を家族が求めても難しいわけです。→心の中にある様子をくみ取り、理解しようと努める。
・友達づきあい
集団行動は苦手で一人を好みますが、友達と仲良くなりたい気持ちはあります。場の雰囲気が読めず、行動の加減ができないため、いたずらや悪ふざけに誘われると、加減ができずにやりすぎてしまうことがある。→しばしば非行につながる。
・言いたいことをいってしまう
「そのヘアスタイルは変だ」とか「ダサい服」と思っても、ふつう対面で言わない(言えない)ものですが、アスペルガーの人はそれを言ってしまう。それも特性の一つとして受け入れるほかはありません。
(いったいどこまで続くやら)
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