心の家路 たったひとつの冴えないやりかた

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飲まないアルコール中毒者のドライドランクな日常
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2009年12月12日(土) 微妙な話題(その1)

2007年のアメリカ・カナダのAAメンバーシップ調査がここにあります。
http://www.aa.org/pdf/products/p-48_07survey.pdf
この中の「人種」の分布を見ます。

白人 85.1%
黒人 5.7%
ヒスパニック 4.8%
インディアン 1.6%
アジア系他 2.8%

ではアメリカとカナダの全体の人種人口比はどうなっているのか?
ちょっと古いのですが、2000年のアメリカの国勢調査と、2001年のカナダの人口調査の結果を使います。アメリカの人口調査では、白人・黒人・先住民・アジア系という分類と、ヒスパニックか否かという分類は別になっています。なので、ヒスパニック系の中の各人種の数を勘案し、さらにそこにカナダの人口を足します。するとこんな感じ。

白人 72%
黒人 11%
ヒスパニック 12%
インディアン 1%
アジア系他 3.6%

この二つを比較するために、AAでの%を人口の%で割ります。

白人 1.18
黒人 0.50
ヒスパニック 0.41
インディアン 1.60
アジア系他 0.79

この数字から何を読み取るか・・1.0以上の数字は「その人種がAAで助かりやすい」ことを示します。逆に1.0未満の数字は「AAで助かりにくい人種」です。

AAで白人は助かりやすく、アジア系は助かりにくく、ヒスパニックや黒人は最悪です(原住民系は数が少ないのでおいとくとして)。

AAでなぜ白人は助かり、黒人は助かりにくいのか? AAで人種差別が行われているわけではありません。実はこれは教育レベルの問題なのです。

(続きます)


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by アル中のひいらぎ |MAILHomePage


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