心の家路 たったひとつの冴えないやりかた

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たったひとつの冴えないやりかた
飲まないアルコール中毒者のドライドランクな日常
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2009年07月10日(金) 子供をAAに?(その2)

子供をAAの会場に連れて行くのは是か非か? の続き。

AAのイベント会場に奥さんと子供を連れてきたメンバーに、「ご家族の理解があってうらやましいですな」という話をしたら、家族と一緒に来ると、どうしてもそちらの相手で時間を取られてしまい、仲間との分かち合いの時間が減ってしまうのが難点だ、とおっしゃっていました。

前妻は僕がAAに関わることに不満たらたらでしたし、子供たちも幼かったのでAAとは無縁に育ちました。

ある時、泊まりがけのAAイベントに行ったところ、大人達がバーベキューに興じる脇で、連れてこられた子供たち十人ほどがきゃーきゃー遊んでいるのを見て、和やかな気分になりました。おそらくあの子達はお互いに面識もないか、ほぼ初対面なのでしょうが、それでも一緒に遊べるところが子供の素直さでしょう。
それは、バーベキューというリクレーションのイベントだったからうまくいったのでしょう。

別のある時、日曜の朝、隣県のステップセミナーに出かけようと準備していると、子供たちが起きてきて「パパだけお出かけするのはずるい」と言うのでした。パパは遊びに行くのではないのだが、それでも一緒に来たければどうぞ、と連れて行くことにしました。しかし、真面目なセミナーに連れて行くのは失敗でしたね。

会場の中に連れ込んでも、子供たちは長くおとなしくはしていてくれません。スピーチ一人分もまともに聞けませんでした。しかたなく、会場の外で仲間とおしゃべりしたのですが、それも1時間が限界でした。
しつけが悪いと言われれば反論の余地はありません。ただまあ、仲間の姿を見ると、子連れで会場に来てゆっくりスピーチを聞いている余裕はなかなか無いようです。会場の外で雑談をするのは楽しいけれど、何のためにセミナーに来たのかわかりゃしない。とはいえ、僕も「遊びに行くわけじゃない」と言いながら、事実上遊びにいったに等しい時もあるわけなので、本人の中で遊びに行っているという意識があるなら、それはそれということなのかも。

まあ、中には1〜2時間は子供をおとなしくさせることに成功している親もいて、うらやましい限りです。僕はダメですね。結局あの時もセミナーは諦めて、近くの公園で夕方まで遊び倒んだっけな。

(まだ続く)


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by アル中のひいらぎ |MAILHomePage


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