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たったひとつの冴えないやりかた
飲まないアルコール中毒者のドライドランクな日常
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2009年06月06日(土) 無力 夜食/グレープフルーツジュース・バナナ
53.5Kg, 10.6%
ステップミーティングのテーマはステップ1でした。
アルコールに対して無力であることを認める。
「私は無力を認めた」と言いながら、同時に「もう少し自分なりに努力してみたい」と言うのであれば、それはステップ1をこなしたことにはならないのでしょう。
12ステップを「自分なりに解釈してやればいいと思う」という意見はもっともらしいのですが、実はそういう言葉を使う人はステップなんかやっちゃいないのです。
AAのビッグブックとか12&12という本に書かれていることを、「難しくてわからない」と言う人はたくさんいます。
中には頭が残念なことになっていて、本当に中身が理解できない人もいるでしょう。でもそういう人は少ないに違いなく、多くの人は本に書かれていることを納得したくない、その通りにやりたくない、自分はそんなことをしなくてもオッケーだと思いたいからこそ、「難しくてわからない」という言葉で回避するのでしょう。あるいは「こんなことは無意味だ」とかね。
それでも、ステップには関心がない、無関係で生きていきたいというのなら、それで構わないと思います。
ところが、そういう人がステップミーティングの司会をしていたりするので、頭が痛いわけです。「お前もそうじゃねえか」とか言われそうな気もしますけど。
少なくとも、振り返って自分もそうだった時期があるからこそ、そういうことが分かるわけです。ともかくどんなミーティングであれ、続けてもらうしかないか。
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